【339】肉巻きおにぎり

祭りに行きたい。
昨今様々な規制の緩和で
各地でお祭りという
楽しいイベントが
復活しつつある。

私はそんな
祭りに行きたくて
たまらない。

あの祭り独特の
楽しそうな雰囲気には
とても魅了される性分であるため
脱コロナ時代となれば
またあの活気のある
イベントに参加したい。

だがしかし
そのイベントに
一緒に行ってくれる
人間が存在せず
1人で行くには
なかなかの勇気がいるため
最近では祭りに
参加することが
難しくなっている。

誰が祭りに
共に行ってほしいものだ。

そんな祭りの名物といえば
出店である。

祭りならではの
軽食たちが
ズラリと並んでおり
とても食欲をそそる。

そんな中
過去の祭りで目にした
出店に本テーマである
「肉巻きおにぎり」を
売っているものがあった。

肉の香ばしい匂いに誘われ
私は肉巻きおにぎりを
購入し食べることにした。

もちろん
肉巻きおにぎりに
マズイパターンは
ほぼほぼないため
この肉巻きおにぎりを
堪能することができたが
完食後私は１つの
疑問が浮上した。

それは
箸で食べるのに
おにぎりと言って
よいのだろうか？
という問題だ。

おにぎりというのは
片手で手軽に
食べることができるが
肉巻きおにぎりには
その行為ができなくなっている。

肉巻きおにぎりの
側には肉に対して
ソース的な液体が添付されており
肉巻きおにぎりを
素手で食べようとすると
手がベタベタに
なってしまう。

そのため
肉巻きおにぎりは
箸で食べるのが
定番の食材だが
それはおにぎりと
言って良いのだろうか？

よくよく考えれば
米を肉で巻いているだけで
おにぎり感はあまりない。

ロールキャベツの
肉→米
キャベツ→肉
のような形状にすぎない。

よって肉巻きおにぎりを
おにぎりという
歴史のあるジャンルに組み込むのは
間違っているのだ。

箸で食べる時点で
おにぎり感がない
肉巻きおにぎりを
今すぐ別名にアレンジし
肉巻きおにぎりという名前に
終止符を打ってほしい。

肉巻きおにぎりについて
正当化し
論破できる方は
かかってきてほしい。