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非公式エッセイ 私が井﨑敦子さんを応援する理由 vol.1 政治は暮らし


高野川の桜

私は左京で生まれ左京で育ち地元の小中高を卒業しました。

大学で大阪進出、途中ソウル留学を挟み、東京で就職してトータル13年地元を離れて暮らしましたが、ちょうど4年前の統一地方選挙が終わってすぐの5月に左京区に戻ってきました。


前回の選挙は東京に住民票があった私

恥ずかしながら当時、誰に投票したのかそれどころか選挙に行ったかどうかさえ記憶が朧げです。

政治にも選挙にもそれほど関心がなかったんです。息するだけでもお金がかかる東京砂漠で生きるのに必死でした。

現在、毎日のように選挙についてSNS投稿してますが、4年前は投票したかさえ覚えてないんです。本当すみません。

もともと政治への関心が高くて草の根プロジェクトに参加した訳じゃなくて、直接的な選挙活動以前の、普段の井﨑さんの市民としての取組に超共感していたからお手伝いするに至りました。

そして参加しているうちに徐々にその普段の取り組みこそが、実は暮らしにまつわる政治そのものだったんだと理解する様になります。


ポスター貼りのお手伝いした時



縁あってここにいる、そんなレベルの自分なので、若い世代が投票に行かない理由めっちゃ理解できます。

前回の京都市議選の投票率は全体で40%を余裕で切ってます。

その時の選挙でのアンケートではないですが、若者が選挙に行かない理由の代表がこんな感じらしいです。

○選挙にあまり関心がなかったから
○仕事があったから
○適当な候補者も政党もなかったから
○政党の政策や候補者の人物像など,違いがよくわからなかったから

縦にめっちゃ首振りたくなる、シンプルやけどほんまわかるっていう回答。

まずもって学校で選挙や政治にまつわるリアルな学びってものがなかったし、どう関わればいいのか誰からも教わらなかったです。

有権者になってからも関心を持てるような情報は自分から取りにいかないと回ってこない


テレビやネット、ニュースで流れてくるのは汚職やスキャンダルや不適切発言
それか何か決まったあとの事後報告


ヨーロッパ在住の友人は、日本て政治の番組やニュースとか話題が少なすぎるよな

予算をどう使うか、外交や、政策の詳細な説明&議論とか、そういう情報が少ないよな〜と外に出てみて思ったそうです。

外に出なかったら他国との違いなんてわからないですよね。そういうもんなんかなと思ってしまうのが自然です。


仕事で行けないという理由があがるのも頷ける。そりゃ、ほんまは投票に行くぐらいの時間はあります。でも時間割いて候補者の違い自分で調べて、わざわざ投票にいくほどの価値がないと感じているんです。

胡散くさい香りの漂う政治は優先順位がめちゃひくなんです。


自分の暮らしと政治が繋がってるって、正直1ミリも思えないんです。


4年前に左京に戻ってすぐは、私もこの状態でした。何度も言います。やから選挙に関心ない人の気持ち、めっちゃわかるんです。

左京区に帰ってきて一番最初に強く印象に残っているのが町のあちこちで見かけたピースフラッグ

店前のピースフラッグ

お店だけじゃなく、民家にもかかってたり、カバンに縫い付けて歩いている人、缶バッジを帽子につけている人

誰でも自由に、さりげなく平和への願いを掲げられるなんて超かっこいいそう思った記憶があります。


わたし達は思い込まされてきたんやと思います。政治って専門知識が必要で、黒いスーツ着て、ちょっと厳しめの顔してやるもんなんやと思い込んできたのか、思わされてきたのか、、、


町を盛り上げるお祭りをする、日々の中であらゆる背景をもった市民たち同士で会話をする、
世界の平和を無理のない形で願う、小さな作り手と消費者を信頼の輪で繋げる、
時にはその大型開発入りますか?とちゃちゃ入れたり、署名集めたりする。そういう市民としてできることを仕事や家事の合間を縫って積み重ねてきた井﨑さんの活動の中に、市民による市民の政治を垣間見てきました。

ファーマーズマーケットの様子


こんな町にしていきたいな〜

こんな場所があったらいいな〜

子供にこんな経験をさせてあげたいな〜

歳をとっても友達と笑ってたいな〜

観光シーズンの東大路通りどうにかならんかな〜

路駐の取り締まりもうちょい公平にならんかな〜

この町で暮らし働く普通の市民が、市民のありのままの言葉を京都市政に届けてくれたらどんなに素敵だろう。


政治は暮らし。そんな衝撃的な、でも実は当たり前すぎる事実を言葉だけではなく日々の活動で示して教えてくれた井﨑敦子さん。

本当にそれに気がついた時は眼から鱗でした。大切なことが〝政治は暮らし〟という言葉に詰まっていると思っています。

小さな農家や作り手と消費者を信頼の輪で繋ぐ

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