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ありのままの観察がまず第1歩

 孫の担任の先生は、いかにも文系な人です。そういう先生にとって、STEAM教育という言葉は知っていても、本質には届いていないような気がします。
 9月に、理科で、月の観察の宿題が出ました。
 9月1日、19日、21日でした。
 9月1日は、ほぼ満月でしたが、雲が多くてかすんだ月が少しの間見えただけで、雲に隠れてしまいました。19日は、地面に近いあたりに雲が多くて、月は見えませんでした。(19日は、月が沈むのが夜7時半すぎ)
 20、21日は、天気が悪くて全く見えませんでした。

 なのに、孫によると、みんなちゃんと「スケッチした月の絵」を持ってきたそうです。
 何月何日の月の形 というのは、ネットで見ればすぐにわかります。そういう知識を提出すればいいというのが〇✖教育的考え方で、大人になって、◎✖感覚では、エンジニアにはなれません。

 先生は、どうすればよかったのかというと、提出された宿題にダメ出しするのではなくて、あらかじめ、天気が悪ければ宿題は中止 と伝えること。観察日の翌日には、前の晩の天気を教室に張り出すこと。それによって、いんちきの絵を提出することを未然に防げます。そして、先生には、ありのままを観察することこそが大事と教えて欲しかったです。

 ちなみに、9月は天気がくずれやすい(秋の長雨とか)、10月は、昼間は晴れていても夜になると雲が出てくるというパターンがけっこう多いです。名月は9月ということで9月に月の勉強をもってきているのかもしれませんが、夜空を見るなら、11月からがおすすめです。(首都圏では)

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