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卒業に向かう

昨日は3年間続けた図書館のアルバイト最終日、今日はゼミのメンバーでの最後の食事会であった。

卒業式に出るつもりはないから、これがお別れだった。


高校の時、何かしらのお別れのたびに泣いていた私だが、昨日も今日も恐ろしいくらいケロッとしている。
バイト先にも、ゼミの人にも、嫌な人は一人もいなかったのに。

自分でも意外に思ったが、大学に入ってから他人に依存しないようになるべく線を引いてきたからかな、という納得感もある。

私の短所は、人に依存するところで、
私の長所は依存する相手を見る目があるところ
といっても過言ではないくらい、元来私は依存気質である。

依存気質だという自覚があるので、アイドルを推しているし、V系を推しているし、オリックスを推している。

依存先を分散させる&私が影響を与えてしまえる人間以外に入れ込むことが、私なりの自衛であり人を傷つけないための方法。

私は世にも珍しいリスクマネジメントができるタイプのメンヘラなのだ。


傷つけることも傷つけられることもものすごく苦手だから、私は推しを作っている。
双方向のコミュニケーションじゃないから。
与えられるまばゆいものを享受するだけで良いから。

コメントを読み上げる(視聴者と交流する系)配信が極めて苦手なのは、双方向のやりとりだからだと思う。

どんなに好きな人がやっていても、あんまり見れない。


ジャニーズが個人SNSをさせたがらなかった理由がわかる。ブランドイメージももちろんあるだろうけど。

推し、永遠にSNSをやるな。

想像力のない人や悪意の声の方がずっとずっと力を持ってしまう時代、好きな人が傷つけられているのを見るのはだいぶきつい。(推し、どう考えてもエゴサしてるっぽいけど)



すごい話が飛んでいる。閑話休題。卒業が近いという話。大学に行くことももう恐らくない。
モラトリアムも終わって社会人になる。ほんとに?やばすぎる。


私もそれなりに就活をして内定を頂戴したわけだが、正直なところ、私の就活にそんなに軸はなかった。

昔お医者さんに、「あなたは今日一日を生き延びることにいっぱいいっぱいだったから、長期的な目標を立てるのが苦手なのね」と言われたことがあるが、まさにそんな感じ。


二択を選ぶことはできても、無数にある選択肢を選んでつかみ取ることが苦手。だから高校も親に言われたところに入った。


大学は、「とにかく自立しないと私は何も始まらないんです」と高3の時の担任に言って、親の出した条件の範囲内で、無理やり一人暮らしをつかみ取った。

別にその大学に行きたかったわけでも、行きたい場所のために努力したわけでもないけれど。入れるところに入った。それだけだ。

(担任は生徒に入れ込むようなタイプでは一切なかったが、上記の発言の際に何も聞かず「貴方がそう言うならそうなんでしょう」と言ってくれた。それがすごくうれしくて、今もずっと覚えている。)


そして実際、なるべく自立した暮らしを心がけて、視野はずっと広がった。何も始まらない、といったあの時の私は正しかった。
ずっとずっと持ち合わせていた不安定さも、だいぶなりを潜めた。
死んでやる!みたいな衝動、加齢とともに減る。これはマジ。



それでも、就活の時。小さいころからあの業種は良いよと言われていて、なんとなく刷り込まれていた業種を受けた。
それ以外が何も思いつかなかったから。


これを呪いと呼ぶことは本当にたやすい。


悪意のない呪いに、まだうっすら縛られているんだろうと思う。ヤな話してすいません。


それでも、以前までとは違うのは。
「優しい人たち・子供たちに逃げ道を与えられる人間でいたい」という明確な理想像ができたこと。

優しくて賢い人たち・弱い立場の子供たちが割を食ってばかりの世界に対してめちゃめちゃ怒っているのだ私は。


そういう義憤を力に、誰かの世界を少しでもマシにするため、置かれた場所で咲こうと思える。これは成長。


依存気質のメンヘラだからこそわかることも絶対にある。


このモラトリアムが終わったら、そういうことをしたいなーと思っている。それが仕事なのか子育てなのかはわかんないけど!!





優しい人が優しいままでいられる世界にしたいよね!!!頑張る!!!(決意表明)


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