土佐へ落ち延びていらした伯耆(ほうき)の国のお殿様の隠れ家
鳥取県伯耆の国 川村群(かわむらごおり)城主 川村主水の守
やんごとなき方のお家が、ここ高知県吾川郡いの町上八川(かみやがわ)にひっそりとございました。
手積みの石垣の上に佇んでいます。
お家を知らしめる目印は三本の檜
室町時代文明十八年(1486年)にこの地へ
ここまでお家を存続させるにはそれなりの所以がおありだったのでしょう。
厨子二階(つしにかい)の母屋
中二階とも呼び、物置などに利用していました。現在はサッシ窓になっていますが、当時は京町家のような虫籠窓(むしこまど)だったはずです。
質実剛健な漆喰壁のお家の側面
派手さを見せつける商人の家とは異なる質実剛健なお武家様のお家です。
玄関を見て見ましょう。
では、お家の中へ入ってみましょう。
なんと!豪華な神棚の装飾でしょう!
めちゃめちゃ広うございますね(`・ω・´)ゞ
洋間もございます上にユニットバスとトイレも完備してありました。
横には三枚扉がありました。
実はこの扉の向こうには中二階へ通じる階段がありました。
屋根裏を拝見!
さすが太くて立派な梁が確認できました。
おっと、スズメバチの巣がありました(;゚Д゚)。
さて、この物件はお片付けさえ済ませれば、すぐにでもご入居頂けそうです。
母屋の横には倉庫をお部屋に改造しており、かつては小学校の先生を下宿させていらしたそうな。
敷地内には二階建ての別宅と元牛小屋があり、二階建てのお家はお母様の作業部屋として使用していたそうです。
敷地は約800坪ございます。
少し離れた場所には、貸家として建てた平屋もございます。現在居住中ですが、オーナーチェンジの折には退去されます。
何せ敷地面積約800坪。
家庭菜園どころの話じゃないくらいの広い畑と果樹園があります。
高知市中心部から車で約1時間の場所です。
上八川川に沿って走る国道194号線は県内外からのツーリング客が多く、道の駅むささびの里はいつも賑わっています。そこから物件まで車で3分。近くにはJA支所と郵便局とサニーマートという食料品を扱うショップもあります。
今から540年前にこの地に降り立ったかつての鳥取伯耆国の城主のご一族は、どんなお気持ちで暮らし繋いで来られたのか、静かに思いをはせてみたいものです。
帰り道、名越屋沈下橋を渡ってみました。
Presented by どんぐり不動産
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