塩とコショウが自分にとって優しい味だとわかってしまったら、それ以上に求めなくなってしまった。いや、いつからか気づいたんだと思う。愛と辛さを原動力に書いてた文章は自分の中で溢れそうになる言葉を注ぐ場所であったと同時に、自分の血と肉をほんの少しずつ捧げてしまったんだと思う。