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アイドル短歌

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#短歌

ふにゃふにゃになって溶けた綿あめの子

ある夜にコンパスが描く円を見て ひとはこうして跳ぶのだと知る 指先のすべてがまるいきみの手は きみの心がまあるい証拠 ささくれにいらいらしてはちぎる癖 ハタチになってやめたダサくて シャンパンのプールあったら一日中沈む  傷んだ髪染まるまで 誕生日には とびっきりちいさいのください 夜空に浮かぶ星を 適当に選んだ服が褒められた 僕テキトーに服は買わない すみません、パインジュースひとつ、 あといちごジュースもひとつください 7月のひまわり畑の真ん中 きみを見つけ

京本大我くんの短歌を詠む

化粧をした少し背の高い子は 色白い肩するりと撫でた 見惚れてた 深海に住むほととぎすみたいなシャツ 着こなしたきみ 紅茶の王子 よめない地図片手 シャツのボタン全部閉めない 沈丁花 その白い指触れたなら、僕は負けだと言うしかないね 僕だってもう大人です 馬鹿ねって笑ってください じゃないと俺は いつからか針が止まったあの時計 夜にしまった場所も忘れた 心臓の音を聴くためにうつ伏せで寝る日があるしひとりで泣くし 底のないブラックコーヒーの黒さに勝てる