日本ダービーいったったーらったったー

5年振り?にダービーを観に行った。まだTOKIOが1人欠ける前。TOKIO欠ける。
定休日を定休して、なんなら有給くっつけて月末休むなんて絶対に有り得ないみたいな環境から、それらが全てオッケーの職場に転職できてよかったっすよ。うい。

なんだろう、昨日今日と、ある意味清々しい気分。
我らが92世代の星、山田哲人のヒット、ホームラン、盗塁未遂(92世代スターといえば他にも霜降り明星、きゃりーぱみゅぱみゅ)を観れたものの、フーチャンレンこと風張蓮が爆発炎上してヤクルトのボロ負け、そしてダービーはロジャーバローズの乾坤一擲っていう。ただ今回の僕には色々と澱みたいな、想いが乗っていなかったというか。客観的というか。つまらんオトナになっちまった。ヤクルト戦も競馬も。

クールというか、みんなの言うホビーほど、周りのみんなほどハマることなく、そう何事も、どこか自分は醒めていて、堂々とそう言えないような気がして、いわゆるのめり込めなくて"好き"って言っていいのか分からなくなっていて。けれど、間違いなくあの時の僕は競馬に夢中だったんだなって思ったんすよね。あれほど夢中にやっていて全然負けてたんだから、そらホイホイ来てさ、社会人的な金銭感覚でホイホイ買ってさ。そら負けるよな〜。好きも嫌いもなくて、ただあっちが待ってるってか在るだけなんすから、好きだとか嫌いだとかは知ったこっちゃないことなんす。何事も。やりたいorやりたくないだよなあと。

国家斉唱は木村カエラったったーこと瑛太の嫁こと山崎真実その他竿姉妹。いや、歌上手い。毎年桐谷健太にしよう。国家斉唱。

それにしても大一番、オッズ1倍台の大本命が居ての、1枠の穴馬の圧勝劇、勝った後の会場が水を打ったように静かに静まり返ってしまう、いっそ諦めに近いのか、絶望またはある種の快感、脳みその付いて行かなさ。今日飲んだチーズティーもそうだったけど。どこかでこんな光景があったような…

僕のほんのちょっとの競馬ファン歴(それでも十分に競馬オタク)からすると、ビートブラックの天皇賞春、つまりはオルフェーヴル大敗のあの日とダブったったーってなわけすね。まぁ僕は福島競馬場で眺めてたわけですけども。

今年久々に行った福島の春開催でも思ったけど、俺が学生の頃も開催日は確かに馬とか騎手追っかけっぽいカメラぶら下げたUMAJOガチ勢はいたけど、そんな時よりも断然ビギナーっぽい女の子含む学生グループ、競馬場デートカップル、ファミリーも増えててさ、ましてや府中競馬場なんか元々良い土壌なのがさらに輪をかけてそんな感じで進化してて。もはや花見のテンションに見えた。

そんなわけで、それだけビギナーが増えたらさ、俺がオルフェーヴルに鼻息荒く祈ったように、サートゥルナーリアに想いを込めたビギナーがたくさん居たんだろうなと思ってさ。だって連勝連勝でルメール乗っけてさ。出遅れかまして、それで4着。めちゃくちゃ悔しいってか、ポカーンとした後にどよーんとしちゃったんじゃねえか。まあオルフェーヴルよりもマシ、カネの面では諦めきれねえところではあるだろうけどさ。

競馬って…競馬ファンの一部には生ちょろいロマンを語る奴らもいるけれど、僕としてはやっぱカネを賭けた瞬間に、僕たちは馬と騎手に想いを載せざるを得ないんすよ。こればかりは熱と執念の重みは違うんすよ。だってカネって自分で稼ぐじゃないすか。あわよくばの欲がなきゃ。だからこそオトナにならなきゃ、やっちゃあいけねえわけだし、だからこそあれだけみんなバカ騒ぎするし、今の今まで競馬はあるんだと思うんすよね。

ドライに、馬畜生なんてバクチのコマだなんて、そらね、一粒一粒のパチンコ玉に一球入魂する人も勿論いるだろうけど、名前が付いてて生きている動物に愛憎持つんじゃねえって方が無理な話すよ。動物飼ったこともない俺がそういうんすから。

そんなわけで、サートゥルナーリアに祈り捧げたビギナーのみなさん、ようこそ。もしくはここでサヨナラした方がいいのかもしれないが。僕が僕らが、その時、あの時に味わったようなものを今回のダービーで沢山の人がいたのならさ、もっと楽しくなって良いもんなんだろうな。

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