全員ナマズ?!マスク生活で狂った顔想像感覚
最近はマスク着用もケースバイケースという雰囲気が広がってきましたが、私たちは2020年のあの時からすでに2年以上、日常的にマスクをつける生活を送ってきました。
マスク着用の賛否については様々議論がありますが、私が去年強く実感したのが、他人に対する顔認知レベルの衰えです。
マスクを外した同僚・上司の顔がナマズ・・!
コロナ禍で迎える新しい職場。
リモートワークならマスクなしの光景も多いかもしれませんが、オフィスに集まる対面式の職場では、お互いにマスクを外す機会がまずありません。
あるとすれば、ランチのとき/水分補給をするとき/たばこを吸うときくらいです。
私ももちろん、マスクありの状態で顔を認識しています。
そんなある日、業務の不明点を質問しようと上司の席の方を向いたとき、見慣れない顔の人がお茶を飲んでいました。
一瞬、あれ?ん?こんな人いたっけ・・と混乱し、数秒後にやっといつもコミュニケーションをとっている上司であると認識できたのです。
他にも別の同僚がマスクを外しているところも目撃したりして共通点に気づいたのですが、マスクで隠れていた口周りがみんなナマズっぽく見えるんです。
失礼だろ!というのは承知の上で書きましたが、これとても重要なポイントなんです。
マスクなしの顔は芸能人やインフルエンサーばかり
いいですか。
人の顔を見て驚くということは、事前の自分の想像からかけ離れているということであり、つまり私がナマズとは対極の ‘しゅっとした’ 口周りを想像し過ぎているということが推測できます。
スーさん(ジェーン・スー)がラジオかポッドキャストで言っていたのですが、私たちは普段目にしているものから多大な影響を受けます。
目にするものをコントロールすることによって、視覚情報から価値観や意識変容に繋げていくことができる例はたくさんあります。
その上でよく考えてみれば、マスク生活が当たり前になった昨今、マスクなしの顔を見るのはテレビやインスタグラム、雑誌等の芸能人やインフルエンサーばかりです。エンタメやSNS界隈です。
これまでは芸能人のような顔立ちの整った人も見ていたけど、日常生活の中で一般ピーポーの顔もそれ以上に見ていたわけです。
それが、我々一般ピーポー同士で顔を見ることがほとんどなくなった今、パワーバランスならぬ顔サンプル数のバランスが崩れ、
整った顔ばかり見ている脳が「人間の顔ってこれくらいが平均だよね」と勘違いし、脳内で現実世界との乖離が始まっているのではないかと。
ナマズショックは、たぶんその反動だと思います。
普段からマスクを外した顔を見慣れていればなんとも思わないはずですが、いかんせん目にする95%以上がマスクをつけた顔のため、無意識のうちに脳内補正が強く働いてしまうのでしょう。
大人はまだいいけど子どもは?
こちらの動画の中で、ロザンのお2人がマスク生活と子どものメンタルへの影響を語っています。
大人ですら人の見分けがつかなくなったり顔認知が歪んできたりしているのに、ましてや体も心も発達・成長途中である子どもにはどんな影響が出てきてしまうのか。
私もあまり考えてきませんでしたが、非常に憂慮すべき状態かもしれません。
人の見分け、表情、感情、コミュニケーション、、
特に、私のナマズの例から派生して考えられるように、自己容姿嫌悪やマスクなし生活恐怖症が強まる傾向は、もうすでに始まっていて避けられないのかもしれません。
マスクけっこう怖いですね…
'22/06/18 最終更新