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札幌おじさんの独り言

みんな元気にしていたかい?札幌おじさんだよ。

はい、ドミニク、夏仕様だ。

さあ、今年もはじまる北海道シリーズ。今年は札幌→函館→札幌という変則開催。各陣営、仕上げに苦慮する難しい開催がはじまるわけだ。昨年は、クイーンステークスを筆頭にデカイ馬券を複数いただいた北海道シリーズ、今年も楽しみだ。

初回のここは、全レースチェックに入る前に、札幌開催で俺が重視するポイントを書いておく。札幌の予想自体ニッチな世界だが、今回あげるポイントはさらにニッチ。あくまで参考までにしておいてくれ。

○札幌開催時の仕上げ

これは調教欄をみたらわかることだが、札幌滞在での調教は、芝かダートになる。この2つしかないわけで、普段東西トレセンにいる馬にとって明らかに環境が変わってしまう。なぜかと言うと、ウッドと坂路が無いためだ。調教スタイルというものは、若駒ならいろいろな形を試したり変えたりすることもあるが、古馬になればスタイルは決まってきて、それは習慣化してくる。そこで問題がおきる。坂路主体で仕上げることが習慣化している馬が、札幌では芝かダートの2択を迫られてしまうのだ。これは調子が狂うだろう。ウッド主体の馬や併用調教馬も当てはまる。札幌は滞在の良さはあるものの、弊害もあるという点は忘れないほうがいい。

そこで、ポイントになるのが、その弊害にどう対処するのか、だ。

まずは、みんなご存知、函館調整、いわゆる裏函だ。函館で調整することで得られるのはウッド調教。昔から函館開催後も函館に留まり、調教は函館→札幌出走というスタイルは成功例が多い。それほどウッドが使えるということは大きいわけだ。昨年は裏函が使えず、札幌滞在馬が激減するという自体もあったくらい、函館調整の恩恵は大きい。余談になるが、ウッド調教が可能という点以外にも函館調整のメリットはある。それは、滞在環境。札幌競馬場は都会に近く、そのため滞在馬房のエリアはわりと騒がしい環境になる。滞在中にストレスがかかるわけだ。対して函館は、競馬開催外であれば馬房エリアは静か。裏函はストレスが少ない環境になるわけ。

次に、外厩調整。これは、札幌に入る前に道内(一部本州のものも含む)の外厩での調整を挟むというスタイル。昨年、友道厩舎などがこの形を使い(2週前栗東→1週前外厩→当週札幌)、複数の好走馬を出しているが、期待できるのは坂路が使えるという点。そして、道内の輸送で輸送のデメリットを軽減できるという点。近年、坂路主体の馬は増加していて、特にノーザン系列の本州外厩は坂路の質で他との差を見せつけている。しかし、北海道滞在中は、競馬場での調整になるため坂路が使えない。そこを補うのが外厩坂路仕上げからの札幌調整。ノーザンファーム、ノーザンファーム空港といった大手以外にも、道内の育成場には坂路があるところが複数ある。そこを経由する馬はしっかり坂路で仕上げてくる。中間の過程のチェックは忘れずに。

夏のローカル開催ということで、他馬との実力差が少なくなる。仕上がりというものが普段より、より重要になるんじゃないかな。あくまで個人的な意見、参考にするかどうかは見た人しだい。

○6.12   全レースチェック

1R     ペイシャケイティー

 札幌1200はダート的なダッシュ力とスピードの持続力が問われやすく、馬体的には繋ぎが短いタイプが好走しやすい。ペイシャケイティーは該当。

 穴 ニースバローズ、メルティング

 ニースバローズはエクワインレーシング仕上げ、メルティングも目名共同育成場仕上げ。ともに坂路を持つ育成場。

2R    ペイルライダー

3R    ヴィオマージュ

 穴 ヒルノベルモンタ、スターリーソング

 ヒルノベルモンタはファンタストクラブ仕上げ、スターリーソングはシュウジデイファーム仕上げ。ともに坂路を持つ育成場。

4R    バケル

 山田ステーブル仕上げ。坂路あり。

5R     プラソン

 ノーザンファームからの札幌直行。本州輸送が無いのはメリット。

6R     メイショウケンジャ

 好走パターンの前走1400組。枠は気になるがテンに出してポジション取れれば。

7R     アルナージ

8R     勝負レース

9R    勝負レース

10R     サングレデクリスト

 裏函調整。本州でもウッド主体。

11R     キーダイヤ

12R     勝負レース

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