【タイトル詐欺?】47都道府県フラペチーノは一日でどれくらい制覇できるのか

 はじめまして、とみよしです。

 突然だが、皆さんはスターバックスから47都道府県フラペチーノの発売がアナウンスされたとき、こう思わなかっただろうか。思ったよな。絶対に思っているはずだ。

「47都道府県フラペチーノって、全制覇するのにどれくらいかかるんだろう?」

 スタバ好きならどこの県が一番美味しいか知りたい!とか思っているのだろうが、僕にとってはどこの県のが美味しいとか関係ない。僕はスタバが特別好きなわけではない。ただシンプルに47都道府県のスタバを巡ってみたい、それだけであった。実際にやるとしたら、スタバの立地と約1ヶ月という短期間との勝負になりそうな予感がしていた。

 しかし、僕は東京五輪に屈した。

 冷静に考えて合計で50回以上県境を跨ぐ移動をこんなご時世でするのは気が引ける。東京に住んでいて外国籍の方が多く日本に来るという状況下で、東京都民に趣味だけでそんな移動をしてほしくないだろう。というか、どうせ交通系YouTuberがそれはやるからいいやと思っていた。(そしてたけちよ倶楽部さんが、各駅停車だけで全都道府県のスタバを巡るとかいうとんでもない企画をあげている。→ https://youtu.be/9xTAkadyyNo)

 これは余談だが、交通系YouTuberが電車に乗っているのをみて批判する人が一定数居るそうだ。これは完全に感想であるが、僕は批判するべきではないと思っている。彼らは電車に乗ることで動画を作り、生計を立てているからである。彼らも恐らく批判されることは分かっていながらも、出来る限りの感染防止対策を取り、視聴者に少しでも面白い情報を届けようと頑張っている。そういう人々を僕は批判しようとは思わない。余談おわり。

 いつやろうかとだらだら考えているうちに大学の試験が始まり、終わった頃にはバイト先の塾が夏期講習期間となり、気付いたら8月3日になっていた。フラペチーノは終わった。優柔不断では良くないと痛感した瞬間であった。

 だが、この時期になると47都道府県フラペチーノをネタにした記事はかなり出ていた。その記事を漁るにつれてこんなことを思った。

1日の限界に挑戦する旅、誰もやってなくね?

 そう、47都道府県を全て巡る猛者は多く居たが、一日にどれだけのフラペチーノを腹にぶち込めるかというトライアルをしている人は居なかったのだ。僕が確認した最大値は12都府県。関東と関西を全制覇するだけで12になるんだから、その最大値は絶対に更新できると僕は確信してプランを練った。

 フラペチーノは終わっている。富吉はただ、ひたすらスタバを巡るだけのスタバマニアでもやらないことをやることにした。それが今回の旅の経緯である。まあ47都道府県回れるだけの経済力がなかったのもあるけど(大声)なんならその方が理由としては大きいけど(叫び声)


 時は変わって、企画の前日の昼。ゲンカツギ(?)に肉を食っていた。早稲田にあるどんぴしゃりっていう豚丼の店です。旨い。シンプルに旨い。

 早い段階で出発地に行けば良いものを、サークルの後輩にバレたくないという理由でその日は6時前までサークルに参加し、出発地の館林へ足を運んだ。この選択が後に凶とでた、とかありがちだが、館林に着いたのが8時を回っていて店が全然開いてなかったこと以外は全く問題なかった。

 実は出発地はさまざまな候補があった。群馬県でも栃木県でも長野県でも福島県でも大差なかった。要するに、埼玉より北で2県回れればそれで良かったのである。群馬県を選んだのはただ交通費が安くて済むという消極的な理由だった。

 だが、館林のスタバは駅から遠い。翌朝それを痛感することになる。


 館林駅の隣にある館林ヒルズホテルに宿泊し、翌朝スターバックス館林朝日町店に向かったが、あまりにも遠い。こんな短時間で汗をかくとは思ってもいなかった。久しぶりに浴びた朝日は気持ちよかった。

1県目 群馬県館林市 館林朝日町店

 群馬県をどう取るかはかなり悩んだ。駅に近く交通の便がいいのは高崎である。しかし高崎は栃木県から遠い。両毛線経由で2時間はかかるし、新幹線を使ってもかなり金がかかる。だから長野→群馬→埼玉や福島→栃木→埼玉というルートも考えていた。

 しかし、群馬県の南東部に位置する館林は東京からは東武線で1時間半ほど、1000円以内で行くことができる。そして、駅近ではないが、徒歩20分くらいのところにスタバがしっかり存在する。館林を出発地にすれば群馬栃木を取り、埼玉県の大宮に9時過ぎに到着できる。これしかない。

 館林のスタバを開店凸したものの、開店から16分後の電車に乗らねばその先が繋がらなくなってしまう。仕方なくタクシーを使い館林駅に急行することで無事予定していた電車に乗車することができた。このタクシー代1000円は15分の短縮ではない。その先の鉄道の接続を考えると約1時間の短縮である。これはタクシーに課金しても許されるだろう。

 東武佐野線で佐野、JR両毛線で小山に向かい、栃木県に足を踏み入れる。

2県目 栃木県小山市 ヴァル小山店

 群馬県の南側の中心地である小山市にももちろんスタバは存在する。駅構内のスタバを取り、予定している新幹線まで30分あるので、美味しいと評判の在来線ホームの蕎麦屋に向かおうとしたところ…

 …?一本前の新幹線に乗れる…?

 乗換時間35分を見込んでいた小山駅だったが、スタバでの購入がかなりスムーズだったおかげで、本来乗る予定だった25分前の新幹線に乗れてしまった。そしてそのまま大宮に到着。大宮は新幹線と在来線の乗換経路内にスタバが存在しており、かなり取りやすい。だが、僕は敢えてここでスタバを取らないことにした。

 埼京線の通勤快速があと2分で発車するからだ。

 千葉、茨城を攻めるために武蔵野線に乗りたい僕にとって、大宮を出たら武蔵野線に乗り換えられる武蔵浦和まで停まらない埼京線の通勤快速は非常にありがたい存在だ。宇都宮線や高崎線も速いが、武蔵野線に乗換できない。京浜東北線は遅い。ほんの少し遠回りだがダイレクトに武蔵野線に乗れる通勤快速に乗るのが最善策だと即座に判断した僕は、武蔵浦和駅でスタバを取ることとした。

3県目 埼玉県さいたま市 武蔵浦和BEANS店

 武蔵浦和駅にはスタバが存在するが、お隣の京浜東北線との乗換駅である南浦和駅にはスタバは存在しない。完璧な計画だった。と、この時は思っていた。

 地味に長い武蔵野線という苦行が僕を襲う。一応実施日の9/24は平日であり、登校する高校生や会社員が多くいた。そんな中、スタバの手提げ袋を下げた大学生はどう写っただろうか。そして、この武蔵野線の車内でちょっとした体の異変に気付く。

 薄々気付いてはいたのだが、小山で食べるはずだった朝ごはんを食べていないため、胃に液体物のみを流し続けている。そろそろお腹が怪しい。だが実はこの問題はそれほど大きい問題ではない。

 スタバでフードを頼めばいいだけである。

4県目 千葉県柏市 柏マルイ店

 特に書くこともないのでサクサク行こう。まあここを7分乗換の間で取れたのは後々かなり大きかった(と思っていた)。

5県目 茨城県取手市 アトレ取手店

 ここも改札を出てすぐスタバがあった。

 常磐線には上野止まりの列車と品川まで行く列車の二つが存在する。どちらに乗っても所要時間はあまり変わらないのだが、品川行きに乗れば乗換が必要ないので非常に便利だ。柏で良い乗換をしたおかげで、運良く品川行きの特別快速に乗ることができた。

6県目 東京都港区 JR東海 品川駅ラチ内店

 品川駅が港区に存在するというのはどうでもいい話で、このスタバはコロナ前までは日本では数少ない6時に開店する店舗だった。他の6時開店の店は羽田空港、成田空港、西武高田馬場駅の3店舗のみで、高田馬場駅以外は出張客向けの店舗である。今回訪れた時はコロナ禍で出張客のためのスタバという感じではなかったが、スタバのパートナー(スタバでは正社員アルバイト関係なく、働いている人をパートナーというみたい。形態関係なく従業員を大切にしたいという思いからでしょうか)とその友達が楽しそうに談笑しているのが印象的だった。

 先ほどフードを頼めばいいだけと書き、柏、取手とフードを続けて頼んだ。品川で頼んだのは飲み物だけだから、これでスタバ昼食セット(?)の完成である。その辺の昼食セットと異なるのは、3品の購入都県が全て異なることである。

 この調子で一気に関東を片付ける。品川〜新横浜という超短区間課金をし、新横浜へ。実はこの区間の課金はビジネスマンには比較的知られており、横浜線方面に出るのであれば30分程度の短縮にはなる。逆に言えば東京で自由席に座れなくとも、新横浜から座れることもある。

7県目 神奈川県横浜市 キュービックプラザ新横浜3階店

 ここも駅構内にスタバが存在する。というか今のところ殆ど駅から外に出ていない。品川駅のスタバで妙に脂っこいフードとラテを流し込んだせいで飲み物も食べ物も買う気になれず、遂に日持ちするバウムクーヘンを買ってしまった。もしかしたらしばらくバウムクーヘンを買い続けるかもしれない。1日で10個のJIMOTOフラペチーノを飲んでいる人を記事で見かけたが、自分でやってみて思う。人間業ではない。フラペチーノというカロリー爆弾を飲み続けるのは流石に人間離れしすぎである。こちとら多少寝不足とはいえどなんだかんだ軽めのフードしか食べていないのに。カロリー的にはフラペチーノの方が遥かに高い筈なのに。

 この辺りからトイレに篭ることも少しずつあった。あとここまでの長距離移動はあまりしていなかったので、かなり身体にきている。横になりたい。

 ひかり号に乗り、静岡駅へ。新幹線はかなり揺れが少なく静かな乗り物の筈だが、ここまで限界だと細かい振動までもが気になってしまう。JR東海、ごめんな。君のことを悪くいうつもりはないんだ(誰)

8県目 静岡県静岡市 静岡駅 新幹線ラチ内店

 富士くらいまで寝ていたら多少体調が良くなった気がした。だがこの後、京阪神をはじめとした大量のスタバが僕の腹を襲うことになるはずなので、静岡でもこの先の名古屋でも無理はしないつもりだ。

 実は静岡のスタバでは飲食物は買っていない。静岡地区限定のタンブラーをお土産で買う予定があったからである。今回僕が設けたルールは「各都道府県のスタバでなにか1品以上買うこと」のみで、飲食物を頼む必要はなかった。腹も正直それどころではなかった。

 静岡限定の商品が欲しい人へ。もし静岡駅のスタバで取扱いがあれば、まずそこを確認することをお勧めする。新幹線の改札内にあるからだ。つまり、東京〜名古屋、東京〜新大阪といった特急券でこのスタバに寄ることができる。静岡で途中下車するよりも値段はかなり抑えられる。

 静岡から名古屋の移動は、ひかりを待つよりこだまで行った方が早かったのでこだまを利用した。この結果、品川から京都まで移動するのに通過駅は小田原、熱海、三島、新富士の4駅のみとなってしまった。一見非効率極まりない移動である。しかし、経路上にあって簡単に取ることができる静岡を見逃すわけにはいかない。しかも追加料金不要で取れるのである。大丈夫だ、効率的な移動だ、と自分に言い聞かせる。

9県目 愛知県名古屋市 名古屋 JRゲートタワー店

 僕はこのスタバに行きたかった。このスタバに行くために余裕が欲しかった。だから小山や柏で予定より早い電車に乗ることを厭わなかった。

 このスタバは2021年9月現在、日本一高いスタバである。高級店ということではない。物理的に高いところにあるのだ。ビルの15階、高さにして約70mから名古屋を見渡せるのはかなり楽しい。そしてテラス席なども含めると約160もの席が存在し、日本一広いスタバという称号も持っているらしい。日本一を2つ持つスタバなど、日本中探してもここだけではなかろうか。席数が多いこともあり、今まで行った店舗で最も混雑していたが、それも頷ける。名古屋に行く機会があれば是非立ち寄って頂きたい。

10県目 岐阜県羽島市 羽島福寿店

 久々の“駅ナカ”ではない店舗である。どことなく一番最初に行った館林朝日町店と似ているように感じる。

 僕が調べた限り、スタバには4つのタイプの出店方法があるように見えた。

①駅前…駅の中、駅ビルなどに出店しているタイプ
②ロードサイド…郊外、地方都市の幹線道路沿いに出店しているタイプ
③ショッピングモール等…郊外だがほかに目玉となる店が存在するタイプ
④街中…大都市限定

 館林朝日町店、羽島福寿店はともに②に分類されると思う。ドライブスルーがあるとあんな形になるのだろうか。

 但し、今回の旅で訪れる店舗は殆どが①である。電車移動がメインなので当然と言えば当然ではあるが…。

 さて、岐阜県を回収したので隣の滋賀県を目指す。滋賀県は多くの店舗が②、③で、①に分類されるのは草津、大津、多少遠いが近江八幡くらいしか存在しない。電車の本数が少ないので近江八幡はなし。米原から草津、大津方面の電車の時間が合わず、京都まで新幹線で向かい折り返して大津に行くことにした。

 さて、京都駅に到着。大津方面の電車を見ると10分くらい時間がある。万が一乗り遅れても、3分後に電車が来る。それならば今京都のスタバに行って、それから大津に行けばいい。

11県目 京都府京都市 JR京都駅 新幹線中央口店

 でましたバームクーヘン。大津までは電車で10分、飲み物を消費する時間が全くなかったことを考えると仕方ない。と思ってくれ。

 というか全店舗でワンドリンク注文して食事をするには胃が足りない。ということは新横浜でも話した。あの時からさらに二つのスタバを腹に入れているのである。きついもんはきつい。準備段階で荷物を軽量化しようと躍起になって、胃薬を置いてきてしまった過去の自分を恨む。

 在来線のホームに下ると、もう電車が到着していた。すぐに乗って大津を目指す。

12県目 滋賀県大津市 ビエラ大津店

 大津のスタバは有難いことに駅から本当にすぐそばにあった。待っている人も居なかった。流石に2連バウムクーヘンは避けなければならないし、新横浜のときほどお腹に余裕がないわけではない。しかし、流石に12店舗目ともなるとスタバ特有の匂いに飽きがきていた。

 匂いばかりはどうにもならないので我慢しながら紅茶を注文する。岐阜羽島でカフェインの摂り過ぎを防ぐために買ったキャラメルフラペチーノがボディーブローのように効いてくる。

 京都に舞い戻り、奈良を目指すべく近鉄の乗り場へ向かう。JRを使っても良かったのだが、奈良県は近鉄の支配下と言っても過言ではないくらい近鉄が便利である。こんなところで時間を食って最大値を目指せないのは勿体ないので、黙って近鉄に乗る。

 近鉄特急の車内でスタバを消費するつもりだったが、運良く一本前の急行に乗れてしまった。特急料金は浮いたが、大和西大寺駅のホームでスタバを急速充電する羽目になってしまった。もう既に700%くらい充電されてるんですが。

13県目 奈良県奈良市 奈良西大寺駅前店

 正直、ここまで来るとあまり感情も湧かない。今日やってきたことはただ電車に乗って降りてスタバに行ってまた電車に乗っての繰り返しである。

 そして奈良から兵庫県に行ってから大阪を目指すのだが、奈良から兵庫があまりにも遠い。しかもギリギリで座れるから尚更遠く感じる。ずっと椅子に座っているだけだが、疲労は確実に僕を襲っていた。精神力だけで生き延びている気さえする。ここまで阪奈間を遠く感じたのは初めてである。時間の巻き戻しならぬ早送りを習得したい。

 これはある種の修行である。ANAの会員で最も上のランク(一年で乗れば乗るほどランクが上がったはず。最上位はダイヤモンド会員だったかな)になるためだけに、1日で羽田と那覇を2往復ほどすることを修行と言う、というのを聞いたことがある。この旅はそれと同等またはそれ以上に過酷かもしれない。僕はいまこのnoteを移動中の電車の中で書いているが、これもまた一種の気晴らしであり現実逃避である。

 が、大阪到着のアナウンスが流れて少し気が楽になった気がする。兵庫にさえ行って仕舞えば、残りは距離は長いがやることは単純だ。

14県目 兵庫県尼崎市 あまがさきキューズモール店

 この店舗は駅併設と言っていいのだろうか。駅直結のショッピングモールの1階に入っている店舗である。テラスから入れるようになっているので、あまりショッピングモールの中にあるという感じはしない。

 尼崎は兵庫県の一番大阪寄りの都市だ。大阪駅からは5分程度、新大阪駅までも10分程度で到着する。すぐに新大阪駅に向かい、大阪を回収する。

15県目 大阪府大阪市 JR新大阪アルデ店

 新大阪駅には3つ(近くのビルも含めると4つ)のスタバが存在する。新幹線改札内、在来線改札内、御堂筋線の近く(改札外)の店舗だ。改札内の店舗は回転こそいいが、常時混雑していると言っても過言ではない。今回行った店舗は改札外の店舗である。新大阪駅で乗換をする人にとっては少し縁の遠いところで、空いていることを期待しての選択である。

 さて、新大阪駅を出て岡山に向かう。少し話が逸れるが、実は今回の旅で唯一指定席を取ったのがこの区間である。


見よ、この肉厚で上質な座席を。

 座席の横幅はグリーン車とほとんど変わらない。なのにこれが指定席料金で乗れてしまうのだ。乗るしかない。

 なお、この車両は主に新大阪〜鹿児島中央を直通する列車に使われている。大阪から西へ行く旅はのぞみ号ではなく、鹿児島まで行くみずほ号、さくら号が個人的にはおすすめである。

 座席を堪能していると、あっという間に岡山に到着した。

16県目 岡山県岡山市 さんすて岡山店

 岡山駅の周りにも複数店舗のスタバが存在する。今回は岡山駅の改札から最も近い店舗を利用することにした。お腹が死にそうだったので、スタバで初めてほうじ茶を頼んでみた。あったかい。パートナーさんの「遅くまでお疲れ様です」という声もあったかかった。人間って元来あったかいものなんだなぁ(浅

 ほうじ茶は抹茶には劣るものの、アイスクリームやスイーツ系に度々登場するイメージがある。僕の住処の近くに屋外でほうじ茶を焙煎している店があり、個人的にはその匂いが大好きだ。スタバも今までにほうじ茶関連の商品を出してきたことだろう。出てきたほうじ茶は中途半端なものではなく、コーヒー専門店とは思えないほどお茶らしいお茶だった。

 岡山を拾えたので、今日の最後の目的地の広島に向かう。岡山で買ったほうじ茶が熱くて飲めない。あまりにも熱すぎる。飲み干した後は暇であったが、目も疲れており文章を書く気力もなかったので、たまにお邪魔するスペースに潜り込んで新幹線の走行音を配信してきた。なにやってんだい。あの時スペースにいらした方、大変失礼致しました。

 広島に着いた頃には22時をまわっていた。広島で22時以降空いている数少ない店に急ぐ。

17県目 広島県広島市 広島本通り店

 最後の最後で写真を縦に取ると言うミスを犯す。

 それはさておき、この店は普段は22時閉店であるが、金曜日、土曜日のみ23時まで開店している。実はこういう店は全国に多数存在しており、スタバ旅の救世主となっている(?)。広島市民もよく知っているかは知らないが、夜遅くなのに5人ほど並んでいた。こんなにもスタバは人気だったのか。

 広島駅前の相鉄フレッサインが開業キャンペーンで安くなっていたので、今晩の宿はそこを予約していた。ホテルで一息ついて、改めて今日行った場所をレシートとともに振り返ってみる。

……?

枚数が足りない…?

 富吉は疲れていた。奈良西大寺駅前店で買ったサンドイッチを新大阪から岡山に向かう新幹線で食べ、その食べ物と一緒にレシートも入っていた紙袋を捨てた。よって、奈良西大寺駅前店のレシートは熊本駅でゴミとして回収されてしまった。

 しかし、こいつはちゃんと回収してきた。

 朝一発目からお世話になった。これほどまでに途中下車を繰り返した乗車券も稀であろう。いまは充実感と心地よい疲労に浸っている。

 今日の旅はこれで終わり。次の旅の計画はまだ立てていないし立てる元気もないので、1ヶ月に渡る構想に対して一区切りつけられたことになる。しかし、スタバ旅はこれで終わりではない。この企画を実施した9/24は、まだ時短営業している店舗が多く存在する。それらの時短営業が解消されて、初めて最大値に辿り着けると僕は思っている。いつか気が向いたら本当の最大値にも挑戦してみたいね。

 次の日の新幹線で、隣の乗客がスタバの紙袋を持って乗車したときに少し寒気がした(拒否反応かも…)のはまた別のお話。

最後に、今回の旅で乗った電車を載せておきます。

① 館林朝日町店

館林7:16→佐野7:33 (東武佐野線)
佐野7:43→小山8:12 (両毛線)

② ヴァル小山店

小山8:22→大宮8:39 (東北新幹線 やまびこ206号)
大宮8:42→武蔵浦和8:49 (埼京線 通勤快速)

③ 武蔵浦和BEANS店

武蔵浦和9:02→新松戸9:35 (武蔵野線)
新松戸9:43→柏9:51 (常磐緩行線)

④ 柏マルイ店

柏9:58→取手10:10 (常磐線)

⑤ アトレ取手店

取手10:24→品川11:13 (常磐線 特別快速)

⑥ JR東海 品川駅ラチ内店

品川11:40→新横浜11:50 (東海道新幹線 ひかり641号)

⑦ キュービックプラザ新横浜3階店

新横浜12:21→静岡13:02 (東海道新幹線 ひかり511号)

⑧ 静岡駅 新幹線ラチ内店

静岡13:21→名古屋14:37 (東海道新幹線 こだま723号)

⑨ 名古屋 JRゲートタワー店

名古屋15:19→岐阜羽島15:29 (東海道新幹線 ひかり645号)

⑩ 羽島福寿店

岐阜羽島15:58→京都16:34 (東海道新幹線 こだま727号)

⑪ JR京都駅 新幹線中央口店

京都16:46→大津16:55 (琵琶湖線 新快速)

⑫ ビエラ大津店

大津17:02→京都17:12 (琵琶湖線 新快速)
京都17:16→大和西大寺17:54 (近鉄京都線 急行)

⑬ 奈良西大寺駅前店

大和西大寺18:16→鶴橋18:40 (近鉄奈良線 快速急行)
鶴橋18:49→大阪19:04 (大阪環状線)
大阪19:07→尼崎19:12 (JR神戸線 快速)

⑭ あまがさきキューズモール店

尼崎19:31→新大阪19:42 (JR神戸線 快速)

⑮ JR新大阪アルデ店

新大阪20:18→岡山21:04 (山陽新幹線 さくら573号)

⑯ さんすて岡山店

岡山21:24→広島21:59 (山陽新幹線 のぞみ57号)
広島駅22:08→八丁堀22:17 (広島電鉄 0号線)

⑰ 広島本通り店

最後までお読みいただき有難うございました。
(つづく…?)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?