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それにしても可愛かったね

最近の母の口癖です。
母も少しずつ消化して来ているのかも知れません。
しかし、2人とも、生活リズムが狂っていて、狭いウチの中
なのに会わなかっりしています。
桜子を通してリズムが出来ていた部分があったので
暫くはガチャガチャでしょう。
私は、辞めていたジャンクフードでお腹を満たす生活が始まり
主食はほとんどそれになっています。
昼夜逆転は言わずもがな。
どこかでくぎりを付けないといけないですね。
まだ1週間も経っていないので自分に甘くなっています。
もう暫く無茶するでしょう、

桜子が寝ていたフリースをどうする?と母に聞いたら「暫く置いておこうよ、
どうせお正月に誰かが来るわけでもないし」と言ってくれて
桜子がいた雰囲気のままで暫くは暮らす事になりました。
ご飯もまだ半分くらい残っているので、柄にも無いのですが
桜子にお供えしています。入れ物は、私がまだお酒を飲んでいた頃の
お猪口です。
お供えする餌が無くなる頃にはまた気持ちが変わっているかもしれません。
残った物をそうやっている内にまた色んな感情が湧いて来ると思います。
またそれも必然なんじゃ無いかなと思います。
なる様にしかならないと今は思っています。少し吹っ切れて来た?
何をしても桜子が帰ってくる事はないし、ましてや元気に飛び跳ねることも
ないのだから、毎日残った餌をお供えして、おはようと抱きしめる。
可愛らしい骨壺に入った桜子は丁度亡くなる前の軽くなった体重位かな?
今までの寝たきりではなく、シャキッと朝、迎えてくれる。
桜子も生まれ変わったのかもしれない。
そうだとしたら嬉しい。最期の辛そうな姿は見ているのも辛かったし、
何なら食べてくれるか、毎日が試行錯誤で、合わせたトッピングが
口に合わなかったらどうしようとか思っていました。
元気満々だった壮年期に一度だけ大々的にフードを食べなくなって、
試行錯誤して今のフードに落ち着いてからは
10年以上は同じ物を食べていたと思います。
どこが気に行ったのかわからないですが、
カナダ産の原料にはこだわりのある物でした。
それも、長生きの一つだったと思えば
値段はどんどん高くなっていったけど
食べさせた甲斐があったかなぁと思います。
ビ●ワンとかあげちゃダメですよ。
最期に私が作ったバナナケーキの端っこを少し食べてくれたのは嬉しかったので
お供えにも持って行きました。

桜子の匂いが残ってないか使っていたフリースを嗅いでも
全くなくて、最期に毛を整えるために使った
美容院で買った、マンダリンオレンジの香りのブラッシングスプレーとお知り合いのアロマの先生から貰ったローズウオーターのせいかなと思います。
亡くなってすぐにマンダリンオレンジの香りのブラッシングスプレーで綺麗に梳かしてやり、後は暇さえあればローズウオーターを振りかけていたので。
それといつも寝ていた物から、火葬の準備のための敷物とバスタオルに
替えて居たからかも?
調べて見ると先月の19日に美容院に行っていて、絶妙なタイミングでした。
まだ私の骨折も判明してなくて(もう折れて居たけど)
桜子もまだ余力があって、伸び放題になる前で、
体力的に無理と言われたけど、桜子は可愛いが信条だからと言って
前髪も少しカットしてもらいスッキリして帰ったのを覚えています。
本当に寄り添って心のこもったトリミングをして貰い嬉しかったです。
やっと大泣きしないで書けました。

心残りは、準備していた可愛いセーターを着られなかった事。絶対似合っていたのに。
でも、ここ数日の寒さは今の桜子には耐えられなかったと思います。
昨年までならまだ体力もあったし、よろよろしながらでも歩いていたけど、
あれだけ弱っていてのこの寒さは無理だったでしょう。
桜子を荼毘に伏した日は、穏やかに晴れて、場所柄少し冷えたものの
日もさしていい日でした。そんな日で安心しました。
昔から暑い日は結構平気な顔をしていたけど、寒さにはめっぽう
弱いと言うか嫌いだったので、今年最期の暖かい日差しの中
旅立てたのは良かったと思う様にしています。




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