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大暑【土潤溽暑(つちうるおいてむしあつし】7月28日~8月1日頃

【土用丑の日】

令和23年7月28日は土用丑の日です。私は小さいころ、体が弱かったので親と一緒にウナギを食べにいくことがありました。大人になった今は、鰻っておいしいなあとつくづく感じるウナギです。

しかし当時は小骨もありますし、こってりとした味付けで、夏の暑い時にどうしてこれを食べられるんだろうと思っていました。

どちらかというと私ってお茶漬けのようなものを好むんです。ですから私はあまり好きな味ではなかったんですよね。

しかし、

滋養強壮には平賀源内公のお墓もある浅草のうなぎ屋は、非常に高級でぜいたくなお食事でしたよね。

昔は食欲がなくて食べられなかったのですが、今は経済的なものが無くて食べられない。私にとって鰻はあまり縁のない食べ物なのかもしれません。

【溽暑】

溽暑とは湿気が多く蒸し暑い状態です。高温多湿は熱中症の危険性も増します。梅雨の湿気を帯びた大地に強い日差しが照りつけ蒸し暑くなりますね。

草木は夏の日差しをいっぱいに浴びてその緑をますます濃くしていきます。昔の人たちは自然の中に涼を見出して暑い夏を乗り切っていました。両国の川開きを今に伝える隅田川花火大会もこの時期に行われます。

【快適に過ごすためには】

窓を開ける

換気扇を使う→風の通り道を作りましょう

新聞紙を活用する→吸水性に優れています。

除湿機能を使う→ドライ機能を使って必要以上に湿度を上げないことも重要ですね。

【甑岩(こしきいわ)】

今から400年ほど前,大阪城の石垣を築く工事が始まった時のことです。日本全国のお殿様が家来に銘じ大きな石を見つけては大阪へ運んできました。あるお殿様がこの甑岩に目を付けました。

「この大きな石なら城の石垣にすればさぞ立派で見事なものであろう。ぜひ持って行って手柄にしたい。早速切り出せ!」と農民に命じました。

それを聞いた甑岩村の人たちは心配しました。

「この岩は昔から白い龍が住み着いている神様の岩だ。これを割ってjここから運ぶ出すようなことがあればどんな祟りがあるかわかりません。」

「お願いです。おやめください。」

村の長老は必死に役人に頼みましたが、役人たちはこの申し出に耳を傾けようとしません。お殿様の言いつけだと大勢の石切職人が一斉に打ち下ろした槌の音でのみが岩に食い込みました。

のみを打つたびに火花が散ります。それがだんだん激しくなり、そのうちに岩の裂け目から白い煙が吹き上がり始めました。その煙は白から黄色へ、そして赤く青、黒と変化しそれ等が入り混じって音を立てて噴き出し始めました。

その熱気は不思議な力を持っていて、石切職人たちは手足を震わせ、苦しみ悶え、斜面を転がり落ち、やがて息絶えてしまったのです。

今でも大岩にはその時の槌の跡が一列に残っています。

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