【私が教えてもらったこと】

 私は特別支援学級の担任です。
特別支援学級の担任は、担任している児童が交流学級にいて支援します。
そして、クラスの中であまり前面に
立つことはありません。

児童ができなそうなときは
ちょっと眺めており,
さりげなく支援し自分でできたぞという部分があるようにしています。

図画工作の時などには、「自由に書きましょう」というクラスの先生のお話があると、とても不安そうな表情になります。(^^)

「自由にっ」
と言われると描けないので、
「動物で一番好きなもの書いたら?」とか、
「野菜なら動かないから描きやすいんじゃないの?」
などと言葉で支援します。

うまくいくと、
僕って結構頑張ったな!と本人が思い
自信を持たせることができます。

でもそれを当の子供から感謝されることはまずありません。
私が近づいていくということは、
自分に障害があるということが
ばれてしまうと思い、嫌がることも
あるからです。

日本では、
昔から障害を持っていると、
けっこうひどい言い方をしてきた
歴史があります。

でもその分
按摩や琵琶法師など
目の不自由な方の為の仕事を
用意していたという面での
歴史もあります。

今でも子供たちの中には、
自分はみんなと変わらない普通なんだ!!という
合わせよう・障害があるってことは
大したことじゃないんだって
思いこもうとする姿勢の感じられることもあります。

私が支援しようとすると、
余計なことをしないで、
自分には支援は必要ないと
言われることもしばしばです。

でも、近づかないでという
在籍児童はソーシャルスキルを
十分に教えてあげられないまま
友達と接することになるので
トラブル続出になることも
珍しくありません。

そうなったときは、佐藤先生は
何を教えているのか?
全然変容が見られないじゃないか?
と言われていることもあります。

1年生だったとしても
そうなるまでに
6年間成長してきていますから、
1週間や2週間では変容が見られないのが普通です。

みんなと違うと思われるのが嫌だから、自分に近づいてこないでほしいといわれるときもあります。

今でこそ、そういう時に、
うまい塩梅で支援することが
できますが。
初めに受け持った時は、
なんと恩知らずなと
頭にきていたこともあります。

個別支援学級の担任は
人間力の向上が更にさらに
必要です。

お読みいただいてありがとうございます。近くに支援の必要な人がいたら

「大丈夫?こまってない?」と

言ってあげてくださいね!

よろしければサポートお願いします。 ありがとうございます!(#^.^#)