企画展示「平凡社100周年「別冊太陽」展―日本の文化を創った100人―」

百科事典や「太陽」など文化の香り高い出版物を多く刊行してきた平凡社が、2014年に創業100周年を迎えました。千代田図書館では、平凡社100周年を記念して、同社が発行している人気シリーズ「別冊 太陽」から人物を特集した号を100冊展示します。 「別冊 太陽」で特集される人物は、画家、写真家、デザイナー、文学者、哲学者、民俗学者、映画監督、宗教家などと多岐にわたります。いずれも日本の文化を彩った第一級の名作を世に残してきた人々です。その中には泉鏡花、内田百閒、小林秀雄、白洲正子、夏目漱石、正岡子規、森鴎外といった千代田区ゆかりの文学者も取り上げられています。「別冊 太陽」ならではの美しい写真や図版と豊富な資料から、日本の文化を創った人々の生涯にふれてみてください。また、貸出用資料も多数ご用意していますので、ぜひご利用ください。 

【主催】千代田区立千代田図書館/平凡社 
【会期】10月27日(月)~12月27日(土)
【場所】千代田図書館9階展示ウォール
住所:千代田区九段南1-2-1
電話:03-5211-4289

▼併設展示▼
平凡社100年の軌跡と創業者・下中弥三郎の人生貧しい陶工から身を起こした創業者・下中弥三郎の生涯を紹介している屏風や、平凡社の100年を紹介する年表とともに、創業のきっかけになった小事典である『や、此は便利だ』(復刻版)や会社の柱となった『大百科事典』、月刊誌「太陽」の創刊号など、平凡社の代表作を展示します。

▼関連イベント▼
「別冊 太陽」執筆者×編集長
 ★江戸の人物クロストーク「別冊 太陽」の『河鍋暁斎』『江戸絵画入門』『妖怪図譜』で執筆・監修を務めた安村敏信氏と編集長・竹内清乃氏のクロストーク。「別冊 太陽」を作るふたりが注目する江戸時代の芸術分野で活躍した人々の魅力を語ります。江戸絵画史を代表する巨匠の狩野探幽や、強烈でユニークな画風で活躍した河鍋暁斎、職人芸の粋と技を極めた柴田是信、大胆な妖怪画を描いた歌川国芳など、江戸の奇才たちを紹介。

【出演者】安村敏信(やすむら としのぶ)氏/萬(よろず)美術屋元・板橋区立美術館館長。現在は萬美術屋。学芸員時代は江戸時代の日本美術のユニークな企画を多数開催。竹内清乃(たけうち きよの)氏/「別冊 太陽」編集長2014年から「別冊 太陽」編集長に就任。「別冊 太陽」ではこれまでに『金子みすゞ』、『北斎決定版』、『いわさきちひろ』などを手掛ける。

【日時】1月20日(木)19:00~20:30(開場18:30)
【会場】千代田図書館9階=特設イベントスペース
【席数】40席(事前申込不要・当日先着順・立見可)※参加費無料

▼平凡社ファンと作り手のビブリオバトル▼
平凡社の本や雑誌でビブリオバトルを開催。ビブリオバトルは5分間でお気に入りの本を紹介する書評ゲーム。第1ゲームは、読者が「平凡社から出版されているお気に入りの本」で、第2ゲームは平凡社の編集者が「自分が編集した本」で挑む。※第1ゲーム出場希望の方は「出場者募集」の申込方法を参照。

【日時】12月10日(水)19:00~20:40 開場18:30
【会場】千代田図書館9階=特設イベントスペース、座席40席(立見可)
※観戦の方は申込不要
※参加費無料
【お問い合わせ】千代田図書館企画担当(03-5211-4289・4290) 


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