金子文子と現代英国の地べたの生活をリンクさせた『両手にトカレフ』は深く考え込んでしまう1冊
またまたブレイディみかこさん。
私はブレイディさんの書く文章が、使われている言葉が、思考回路が、大好きなのだ。
ただ、この本は今までと少し違う。
これまでは”ぼくイエ”のようにノンフィクション作品を多々出版されていた。
が、今回は小説なのだ。
小説といっても、これまでのブレイディさんの本を読んだ方ならわかるはず。
これは、結局のところ、ノンフィクションの集合体なんだろうな、と。
この本のあらすじは、こうだ。
金子文子。1903年1月神奈川県横浜市生まれ。アナキストである