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エンド・オブ・ライフ/佐々涼子

真っ青な海の写真が目を惹く印象深い表紙の「エンド・オブ・ライフ」。
終末在宅医療について書かれた本だ。

先日脳腫瘍で亡くなったノンフィクションライター佐々涼子さんの著書。

本書の冒頭は、取材を通して親しくなった看護師の男性が
癌にかかった描写から始まる。

この本を書かれた数年後に佐々さん自身も癌になり、
56歳という若さで亡くなった。

癌にならなければこの気持ちはわからない、とその癌にかかった友人の看護師の男性の言葉が書かれていた。

自身がほんの数年後に癌にかかり、佐々さんは一体どんな気持ちだったのだろう、とずっと考えながら読み終えた。




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