【髑髏黒板学校】黒板の書き方講座その12【男性を落とすならスペックを書け】
【おっさんはスペックに弱い】
私がかつてお花屋さんで働いていたときにかかげていたいた目標があります。
それは「男性のお客さんを増やす」ということでした。
お花屋さんのお客さんはほとんどが女性です。
今までと同じ営業スタイルを続けていれば、女性のお客さまも今までと同じように来てくれることがわかります。
そこで私は「新規顧客」である男性のお客さまをキャッチしなければ今後の売り上げの上昇は考えられないと思い、男性のお客さんを増やす方法を考えました。
女性の方はみなさんそれぞれの審美眼をお持ちなので、あれやこれや多くを説明するよりも、「美しい」と思ってくれれば購入に踏み切ってもらえます。
なので見やすく手に取りやすい陳列を心がければOK。
しかし男性のお客さんはお花に対する審美眼を持っていません(この20年くらいでお花に対する審美眼を持った男性はとても多くなったと思います!)。
女性が「美しい」という理由で財布の紐をゆるめてくれるのに対して、男性は明確な「説明」がないとなかなか購入に踏み切ってくれません。
そこで、男性への購入をうながすために、黒板にお花の「スペック」を書くことにしたのです。
するとどうでしょう。
まじまじと黒板を読んだ男性のお客さまが、次々と商品を手に取ってくれるようになりました!
むずかしいことを書かなくても大丈夫です。
ささっと生産地やお花の名前の由来や花言葉、長く楽しむ方法などを書き添えるだけで男性のお客さまの財布の紐は緩みます(笑)。
ぜひぜひ商品の「スペック」を書いてみましょう!
【一文字か二文字で相手を説得してみる】
今の気持ちを一文字で表してみると?と考えることがよくあります。
たとえば今日、2024年7月18日だと
「暑」
が筆頭でしょうか。
夏本番はこれからなのにもうすでに暑さに負けそうです。
まだ梅雨が明けていないので
「雨」でもいいかも。
二文字使っていいのであれば
「蒸暑」(むしあつ)とか「蒸雨」(むしあめ)とかでしょうか。
今の時期は家を一歩でも出れば決して快適ではない気候に包まれているので、多くの人が
「うん、そうだな」
と思って黒板に目を向けてくれるでしょう。
みんな誰もが思っているほんのりとしたネガティヴワード(このさじ加減はとてもむずかしいと思います)を表記して、こちらに注目してもらってから、
「その不快感をこの商品で払拭しよう!」
と訴えるのですよ。
さあ今の気分を黒板に書こうかな‥と思って黒板に
「死」
とか大きく書いたらきっと疲れていると思うのでまずはしっかり休んでくださいね。
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