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アルビノと病院•医師の話

『お母さんはホント!病院嫌いで行かないよねぇ』と娘たちに言われるほど私は病院に行くのが嫌だ。

嫌いな理由はアルビノに起因する。
理由を娘たちや孫に話したことはない。話したところで『しんどいんだから仕方ないでしょ』と言われるのがオチだ。

ほとんどの医師がアルビノ診るの初めての体で、そのくせ「見たことも診たこともなく知らない」なんて事は言わず、知ったかぶりの表情で、それとなく眺め回して終わる。
どうしても具合悪く受診する際は特にアルビノが原因の病気でない限り医師の態度と視線を我慢する。
そして次から病院や医師を変える。

糖尿病で通院している内科医師は、初診でアルビノと告げた時「ごめん、僕はアルビノの人がいることは知ってるけど患者は初めてでわからないねん」と応えた。こう言った医師は信頼するに値する。内科診察治療をする上でアルビノと関係あるかもと気付いた時、たぶんおそらく調べたり対処してくれるだろうからだ。

眼科もン十年の長い間行ってなかったが、糖尿病との関係で内科医師に指示され仕方なく去年内科近くの眼科の初診を受けた。
眼科の方がアルビノとの関連は大きい。だがアルビノ眼を知らない医師も多くいちいち説明するのが億劫になる。手術適応の場合もちろんのこと出来ないと医師は断る。なのでン十年ぶりの眼科受診も渋々行った。
行ってみたらアルビノ眼をよく知っていた。糖尿病の影響は眼に出ていなかったが白内障があるとの診断で経過観察となった。
白内障の手術が必要になった時「アルビノの場合手術を断られる事も多いが先生のところはどうですか?」と率直に聞いた。
『確かにそんなところもあるし心配はわかります。でも、ここでは(自分の医院)できます』と明るい声で返ってきた。アルビノ眼の特徴からくる術式説明もしてくれたので通院を決めた。
一年ぶりの受診は10月です。

歯科は治療にアルビノ要素は関係しないようで適切な治療を受けられている。が、歯科衛生士でウザいのがいて興味津々な失礼な物言いや質問してくるのがいた。
私が応えるまでしつこいので「アルビノに出会うのが初めてとのこと、珍しいから興味があるのはわかるけど、あなたの質問を受ける私はとても不愉快です。あなたが言ってること治療に関係ありますか?あるなら質問に応えますけど」と返した。
『いえ、治療に関係ありません…」と言い衛生士としての仕事を無言で続けた。私は決して大きい声で言ったのでもなく激昂したのでもない。その衛生士とのその場での普通のトーンでのクールなやり取りだった。でも次回から担当衛生士が変わった。近くで聴いていた他の衛生士から話が広がったか、その衛生士が報告したかは知らない。

病院や医院ってね、医師だけでなく、看護師や歯科衛生士や関係者の直接診療とは関係ないこと、私の場合はアルビノについて興味津々丸出し野次馬根性的に色々言ってくる人も少なくないのです。そりゃ病院嫌いになりますって。
アルビノに限らず患者見て興味津々野次馬根性丸出しな自分になったら、医療従事者と医療関係者は先ずは自分で調べてくださいな。

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