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後藤ひなたと RABBIT HUTCH と

昨夜(2024年6月6日19時00分)RABBIT HUTCH 公式 Twitter アカウントで現体制終了と後藤ひなたの卒業が告げられました。

その瞬間、私は眼の前が真っ暗になり、茫然自失のまま今朝を迎えました。十分とは言えない睡眠とそれから来る動悸・息切れともにキーボードを打つしか手立てがなくなっております。今日をどう乗り越えようか、否、来る8月18日までどう過ごすべきか、外部へ表明するとともに自分への問題解決と慰みになればという望みをもって盛大な自分語りを始めてみます。回顧録なのか何なのか、取り留めないことになりそうです。

まず、私の Twitter アカウントでは2つのハンドルネームを名乗っています。『もーりん』と『マルエリ』です。前者は2011年6月27日に開設。後者は2014年に次世代キッズアイドルをリサーチするために別途開設したアカウントですが、やがてもーりん側に統一し削除、合名運用しております。

かつてマルエリでは色んなキッズアイドルをフォローしておりましたが、どうやら名古屋のシーンが他の地域とは一線を画した、異常な活況を呈しているということが分かりました。はじめは Twinkle(2022年解散)に注目し、2016年7月9日に川崎で開催された『キッズアイドルフェスティバル(KIF)VOL.1』に赴きました(整理番号1番と2番を取ったことでその気合が伝わることと思います)。そこで色んなキッズアイドルのパフォーマンスレベルの高さに舌を巻き、初めて Twinkle の『トゥインクルジャングルwith鼻(び)~時にはムーブメントがいくよくるよ~』を聴き楽曲レベルの高さに度肝を抜かれるのです。

その後 MERUCHU の『SHIROKUMA NIGHT』のシングルジャケットに衝撃を受け、2017年4月8日に渋谷Gladに足を運び、後に RABBIT HUTCH となる後藤ひなた・服部桜子を初めて見ることとなります。その後二人は同じくRABBIT HUTCH として活動をスタートする天野里音とともに、あまのひにゃさくを結成。当時もーりんとしての本現場(海外遠征など)も忙しく、あまのひにゃさくは在宅で応援しておりましたが、RABBIT HUTCH 結成後にリリースされる曲やビジュアルはどれもが素晴らしく、心弾ませるもので「必ずや現場に」という気持ちがふつふつと湧いてきました。

2018年8月19日、よく晴れた暑い日、J-SQUARE SHINAGAWA にて開催された東京アイドル劇場で初めてライブを鑑賞し3人とチェキを撮るのです。そのうちの1つがヘッダー画像にある後藤ひなたとのチェキです。それから丸6年を迎える2024年8月18日に後藤ひなた卒業、そして現体制終了とは、なんとも運命的なものを感じます。

RABBIT HUTCH のライブに本格的に通い始めるのは、前現場の禊も済んだ2018年12月23日、名古屋は金山 CLUB SARU で開催された『GIRLS BOUQUET vol.5 X’mas Special』からでした。初めて間近で観る RABBIT HUTCH のステージに目を見張り、また他のグループの魅力にも気が付き、それからは月に数回のペースでの名古屋通いがスタート。RABBIT HUTCH、中でも後藤ひなたを中心に応援するスタンスでした。

それからというものの、後藤ひなたが放つパフォーマンスには圧倒されてばかり。初期の RABBIT HUTCH の MV を観ればお分かりになると思いますが、ダンスの安定性が抜群であり大変に目を引きます。キッズアイドルと言えど侮れない実力と体幹の持ち主です。RABBIT HUTCH の主軸は後藤ひなたであると、もはや疑いようがありません。そう、少なくとも私の中ではそうでした。だからこそ、後藤ひなたの卒業で現体制終了というのには妙な納得感があります。

途中 COVID-19 のパンデミックがあり、1年半ほどは在宅が中心になりますが、時は流れ、メンバーもいつしか5人になり、この5人こそが RABBIT HUTCH の完成形であると、今では誰もが認めることと思います。もちろん傍から見てて冷や冷やする時もありましたが、日を追うごとに成長し逞しいグループになっていきました。様々なアイドルからも知る人ぞ知る、一目置かれる存在になっていたように思います。

2021年からは生活環境の変化もあり、上記のように Twitter アカウントの統合をしました(並走運用が面倒臭かったというのもありますが)。それはもう「私は RABBIT HUTCH で行く」という決意表明みたいなものでした。とにかく人生の余暇のほぼすべてが RABBIT HUTCH に彩られ、楽しい時間を過ごすことができました。

同時に私の心情にも変化があり、三浦みうを中心に応援するようになりました。一般的に『推し変』と言われ蔑まれるものですが、久々に現場に復帰した際の環境の変化や、グループ全体のことを考えて対応したという意図も実はあります。結果的に落ち着いてしまっておりますが、触れなくては不自然なので記しておきます。

昨年11月に服部桜子・あんりが卒業したのは記憶に新しいところです。RABBIT HUTCH を語る上で欠かせないのが、後藤ひなたと双璧をなしていた服部桜子の存在です。服部桜子と活動していた時間が一番長かった後藤ひなたにとって、彼女は片割れのようなもの。彼女の卒業により、その精神的な欠落は大きかったことは想像に難くありません。

グループとしても完璧な調和を見せていた黄・青・桃・緑・赤の5色が『LIELIELIFE』ではまるで白装束のような衣装になり、暗に終わりを予告していたのかと、今になって思ったりしています。歌詞の内容も不穏なワードで埋め尽くされていますし。

……やはり取り留めなくなってしまいました。結局その時までどのように過ごせば良いのか分からないままです。発表からまだ24時間も経っていませんが、動揺のほどがお分かり頂けたかと思います。凡庸なことしか書いてませんが、しかし文字を紡ぐことでだいぶ気持ちも落ち着いてきました。

お昼になぜか映画『ラ・ラ・ランド』を観ました(飛ばし飛ばしですが)。惹かれ合いつつもそれぞれの夢にかける男女のすれ違いや、後悔、希望、夢。全てがなぜか今の自分の状況をなぞっているようで、ラストの『こうなればよかった』夢想のシーンは涙なくしては観られませんでした。

RABBIT HUTCH = 後藤ひなたと過ごす中でのすれ違い、後悔、希望、夢。
国立競技場に、いや、ガイシホールにすら連れて行けなくてごめんなさい。僕の力不足だった。

大げさに聞こえると思いますが、ファンとしての真心はこういうものです。