21Lessons 虚構についての考察
宗教と神を同一視しがちだけど、これらはどちらも虚構といえるもので、実体がない。
同じように共産主義や企業、国家も虚構であり実体がない。
実体がないものをあるものとして信じ込ませるの為に、支配者層は物語をでっち上げる。
それが、軍国主義時代の日本がお国のため!と戦争に突き進んだ経緯だし、韓国の愛国心と他国の人々に敵愾心を露わにし国旗を燃やしたりする行為だ。
でも、よくよく考えてみれば、実体がないお国の為のお国とは何なのか?お国のためという物語を信じ込ませた支配者層に痛みはない、なぜなら戦争に赴かないから、だが実際に戦争に行き血を流し痛みを伴うのは、多くの兵士だ。お国のために働いたものは、未来永劫国民に尊敬される。と支配者層は息巻き物語を信じさせよいとする。だが、未来永劫とは?100年前の1兵隊のことを誰が知り得よう。現在には痛みがあり、未来は不確かなものだ。それが、物語を信じ込まされてしまった末路だ。無思考になってはならない。
人間は、聖書なぞで他の動物とは一線を画する生き物だ。神に選ばれたものだ。といわれているが、人間も一動物だ。
足が一番速いわけでも、力が強いわけでもない。人間が、この地球上で圧倒的力を持ち繁栄した理由は、その物語を信じる力、物語をでっち上げれる力だったのだ。
見ず知らずのもの同士でも、創造性を働かせ同じ信条を信じれる、共通の物語を信じ行動できるその力によって、他を圧倒したのである。
だから、人間は最高のものではない。自分のことしか考えない。あくまでも、動物である。
神に選ばれたわけでもなんでもないし、そもそも神という物語もその人間の物語を創造する力によって生み出された虚構なのである。
一つの揺るぎのない虚構に飛びついてそれを信じるのは簡単だ。
だが、その虚構はあくまでも自体がない虚構であるということを念頭に置いて、これからの時代を生きていかなければならない。さもなくば、また虚構に絡み取られその人間が持つ力によって、人間が絡み取られることになるだろう。というのが、ぼくの見解だ。
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