オカダマニラ外観

カジノの最高なトコ(ep1.ポーカー)

今でこそカジノで破滅して借金を抱える無職になってしまった僕だが、やはりカジノに再びいきたいという気持ちが冷めることはない。中毒性というものはその甘い部分を持って中毒たるので、もちろんカジノで甘い汁を吸ったこともある。基本的にカジノは今も最高だと思っているので機会があればみんなと行きたいし、なんなら案内して教えてあげるのも好きなので今日はカジノの最高な所を紹介していこうと思う。
ちなみにこの記事シリーズは「誰でも勝てる!」とか「稼げる!」とかそういうのでは全くないので、カジノの勝ち方を求めてる人には参考にならない。身の回りでギャンブル中毒の親族などはいるだろうか。彼らが1年間で差し引き100万円を競馬やパチンコで溶かす間に数回起こる20万円勝ちした時の話を聞かされていると思って読んでほしい。例に漏れず僕もその思い出を後生大事に抱え続けている。栄枯盛衰を経験したもののほとんどは、栄の思い出を捨てることはない。僕もそうだ。またカジノに行きたくて今も腕が震えている。

僕がカジノで大きい勝ちを経験した種目は
・ポーカー
・スロットゲーム
・バカラ

で、その思い出をこれから一つずつ供養していく。ちなみに軍資金は毎回50万円くらいで、資金のほとんどは消費者金融やクレジットカードで作ったものなので、うだつの上がらない自堕落な人間もお手軽に沼にハマることができる。ぜひ一緒に沼に沈もうではないか。

ポーカー

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唐突だが、これはポーカーの大会で優勝した時の写真だ。カジノはサンダルさえ履いていなければ大概出入りできる事が多いので、この時はお母さんと一緒にエレファントカシマシのLIVEを見に行った時に買った限定パーカーを着て参加している。ありがとうエレカシ。ありがとうお母さん。
参加費は約5万円。ポーカーと言っても多種多様で、5枚を見て交換したりする日本人がよく知っているポーカーから、知らない人が見ても訳のわからないルールのポーカーまで様々ある。これは去年の12月にフィリピンで開催された大会のもので、種目はPLO(Pot Limit Omaha)と呼ばれるルールの、「知らない人が見たら訳のわからないタイプ」のポーカーだ。ルールについて詳しく知りたい人はぜひ僕に飯を奢ってほしい。今は借金しかないので本当に助けてくれ。

ポーカーの大会というのは、全員決まった量のチップを持ってみんなで奪い合い、最後の一人が優勝、という感じで進んでいく。
僕が参加したこのトーナメントには全部で50人くらいの人がいた。すなわちみんなで5万円を出し合って250万円を集めた事になる。ここからカジノが(厳密にはこのポーカーの大会を運営する団体)が10%くらいを持っていき、残った225万円くらいが賞金の全額となる。
ポーカーはチップが無くなった人から順番にリタイアしていくのでそれぞれ順位がつき、上位10%くらいの人たちに1位から順番に賞金が配られていく。もちろん1位の人が一番賞金をもらえて、大体合計の25%くらいをもらえる。僕はこの時60万円くらいもらった。他には5位くらいまでの人が賞金をもらってた気がする。60万円はしょうもないパチンカスにとって大金すぎたので正確な数字は覚えていない。

ポーカーにもプロはいる。彼らはめちゃくちゃ賢い。ポーカーは引いたカードで結果が決まるので僕は運ゲーだと思っているのだが、何やら緻密な計算とか確率で長期間で勝っていく。これは麻雀に近いかもしれない。麻雀で勝てる人も牌効率とか考えているし、そんな感じだろう。
だが、麻雀の初心者が突然四暗刻(めちゃくちゃ強い役)を完成させてしまうのと同じように、ポーカーもまた運だけで優勝することができるのだ。
僕が大会に参加して最後の5人くらいまで残った時、日本人のプロも現地のプロもいた。
悲しいことに、僕はのちの人生で高卒の無職になることを知らずに受験勉強を意味なく頑張っていたせいで、現地のプロやその友人たちが僕のポーカーのプレイを見て「まじかよ!ちゃんと考えてんのかこいつ!」とか「運だけの奴め!」なんて英語で言っていたのを全部聞いていた。かなりいたたまれない気持ちだった。

だが、初めて麻雀で上がった役が四暗刻、パチンコでも20万以上勝ったことのある「ギャンブルの申し子」こと僕はプロの計算や相手を読む能力を意に介さずにモリモリとチップを増やし、最後までその運が途切れることはなく、ついに優勝したのだった。
残り9人くらいで、カジノの空調のせいで体調を崩し(カジノはめちゃくちゃ寒い)、寒気と頭痛でうなされていたのだが、これを「ギャンブルの神が憑依している」と勘違いしてとても強気なプレーを連発したのも勝因の一つだったかもしれない。

賞金が確定するとレシートがもらえて、これをカジノ内にある換金所的な所に持っていくと賞金がもらえるというシステムなのだ。フィリピンの通貨は最大で2000円の価値までしかないのでものすごい量の札束をもらった。
↓レシート

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こうして運だけで手に入れた大金は、他のゲームで露と消えることになるのだが、それはまた別稿にする。

ちなみに、さっき説明したポーカーのトーナメントは100万円出し合って8000人くらい参加する大会とかもあり、10億円勝ってしまう人もいる。この前は日本人で有名なポーカープレイヤーが9000万円獲得していた。めちゃくちゃ羨ましい。
↓この人はひゃっほうさんと言って、ポーカーに詳しくて多分超賢い人です。

ポーカーはカジノの中にあるゲームなのでその面白さやルールを紹介することはできるのだが、計算とか戦略はもっと別の強い人とかプロが紹介してるので探してみると面白いだろう。なんなら最近はポーカー人口自体が増えているので周りにももう知っている人もいるかもしれない。
動画やブログで説明している人もいるので強くなりたい人は是非そちらを参考にしてほしい。

あと、もっかいチャレンジしたら次こそはなんだか勝てそうな気がするから誰か私を甲子園、もといカジノに連れてって。

集まったお金は全額僕の生活のために使います。たくさん集まったらカジノで一勝負しに行くのでよろしくお願いします。