1/31から2/2まで

1月31日(日)

オンライン対戦ゲームにおける実力には明確に有るタイミングと無いタイミングがあり、僕の場合はその日の最初の5戦で発揮されるものの、それ以降はさっぱりだ。
最近ではスマブラのプロの解説動画を見て珍しく論理的な部分から学んでいるつもりだが、その考え通りに勝てた試合と、一体何を考えていたのか思い出しても意味不明だった試合が混在している。
そういえば勉強に関してもそうだった。僕は数学が得意であり好きな教科で、授業外でも趣味で赤本(大学の過去問)を触っていた。新しい公式を見ると成り立ちが気になって式を分解してみたりするし、子供の頃もよくベイブレードのシューターを分解していた。
数学の公式はとても良くできていて、当たり前だが全ての公式はそこに至るまでの様々な問題解決の集大成だ。新たな公式が発見、もしくは認められれば、新たな時代の学生たちはそれまでに要した時間を省略することができる。北斗神拳の魂の如く、伝承者が、その師が生涯賭けて練り上げた真髄を短い時間で受け継いだまま新しいことに挑戦することができるのだ。この仕組みのおかげで昔の人より今の人の方が賢いし、否応なく歴史は現代の踏み台となる。スマブラをしながらそんな事を思い出していた。

僕は、成長するなら戦いの中で済ませたいタイプなので自主練モードみたいな形で練習することはなく、手が頭に追いつかなくて負けることが多々あり、それはそれで気にしていないのだが、問題は「カッとした」時だ。
昔から人に怒らない性格の僕は、スマブラをやった途端にオンライン上の相手に届かない拳の振り先を探してしまう。部屋の中、ストレスというあまりにも大きなエネルギーは、物を壊してしまうか、苦情覚悟の慟哭にしなければ脳に行ってしまう。

今日は、泣いた。慣れない「怒り」の振り回し方を、僕はまだ知らない。

2月1日(月)

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