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これからのドカタとは?

たまにはドカタのことについて書いてみます

最近の若い人はドカタと言われてもなんの事だかわからないと言われます
人によってはパパ活のこと?なんて言われます
体を使って、その日のお金を貰うことから、パパ活でパパに抱かれてお金貰う女の子の事を言うようです
なかなかの衝撃でした
少しわかってる人でも、なんとなく工事現場で働いてる人かなーくらいだと思います

僕らの職業的な話で言うと、地面から下の工事をするのがドカタと言います
よく見る道路工事のおじさんと言われる人たちですね

昔から言われていたのが、どうしようもなくなったらドカタやればいいよみたいなことを言われてきました
つまりは誰でもできる仕事ではあります
僕の子供の頃は、外国人の人が多かったです

大人になって知ったのですが、彼らは不法滞在の人もいたそうです
つまりワケアリの人達がたくさん働いていました

日本人も外国人もワケアリばかりの職場
これがドカタ世界でした
そしてそれを経営する人も普通ではありません
良くも悪くも気合と根性で何とかなる部分が大きいので、勉強をする人が少ないのです
進化する人が少ないので、業界全体も進化は遅いです

この業界の負の部分に目を背けて来た結果、今の現状があります
自分の人生を自分で変えようとしない
他人の足を引っ張って自分を上にあげようとする
新しいものを認めず、挑戦を否定する
経営者は従業員を育てようとはせず、低賃金で縛り私腹を肥やす
会社全体の意識が低いので、変わろうとする人間は排除されます

こうして現状でおいしい思いのできる人間の都合のいい環境を維持されています
正直、これを変えるのは一筋縄では行きません
これを変えるために上を変えなくてはダメだと思っていましたが、それは間違いでした
これは最初の失敗でした
そもそも今の環境で楽ができる老人に改革を迫っても、それは確実に乗るはずがありません
会社をより良くしようと伝えても、彼らからしてみればめんどくさい事なので、わざわざ仕事を増やすようなことはしません
新しい便利なものを提案しても、これから覚えるのがめんどくさいので、全部却下です
これは今思えば、失敗するというのは理解できます
求めていない人に、提案した自分が悪かったのですね
ここで学んだことは、相手が求めていないものはいくらいい事でも、手は貸してくれないと言うことです

次に考えたのは、上がダメなら下から変えていこうという作戦でした
上の意識が低いのも悪いのですが、下も悪いです
上と下というのも嫌ですが、現状は何を言ってもこれが現実なのでこのままで書きます
まず現場のドカタの悪いところは、知識を得ようと努力しないことです
これは昔からですが、まず彼らの求めるものは早く帰るということです
これは効率ということだけで考えれば悪い事では無いのですが、決して効率的で早いわけではありません
ただ単純に早く帰りたいだけなんです
ここに数字の根拠や出来高の根拠があればいいのですが、そこを見ることはしません
作業ができればそれで良し
昔の職人はそういう組織図で成り立っていましたが、今はそれだけでは成り立ちません
色んなものがアップデートされているので、人間関係のあり方や組織のあり方もアップデートされなくてはいけませんが、そこはまだ変わりません
新しいものを排除する風潮は業界全て同じです
新しい意見は取り入れられない環境なのです
ここを変えようと、奮闘してきましたがこれもまた失敗に終わりました
ここでもまた同じでした
新しい事を覚えるのはイヤ
今の環境を変えられるはイヤ
仕事が増えるのがイヤ
やらない理由をたくさん並べて、結果現状維持になりました

ここでも同じ失敗を繰り返しました
つまり求められていなかったのです

こう考えると、業界の変革は誰にも求められてない?
と、思いますか?

そんな事は無いのです
全て邪魔して変えたくないのは、利益や自分の立場を守りたい人間だけなのです

現場の弱者が虐げられています
彼らを守ることがドカタを変えるということです

これからのドカタはもう弱者になってはいけないというのが今回の話になります
そう簡単に言われても難しいかと思います
弱者にならないというのはまずどうしたらいいのかと言うと、ドカタをしながら作業の流れと工程の知識を知り、更にお金の流れを知ることです
作業を覚えることだけがドカタではありません
作業と工程とお金の流れがわかれば、商売の基本が見えてきます
まずはそこすら知らなければ、お話になりません

商売の基礎知識を得ること

これが簡単に得られるということは、とてもラッキーです
これを仕事しながら得られる事を理解する
と、言うことを教育していくことが大事だと思うのです
見てるものを変えれば得るものも変わってきます

これを考えるために必要なのは商売の経験です
ではどうやって経験するの?
と、なりますよね?

ここで一度原点に立ち返ります
ドカタの長所として
1,最初から高賃金
2,時間は余る
3,誰でもやれる

この3つがあります

この3つをかけ合わせると何ができるかと言うと

副業です
まずはドカタをしながら副業をやることがスタートになります

商売のド素人がいきなり大きく勝負に出るから大半が失敗します
まずは小さいビジネスをスタートさせることが大事です
1回目で大成功させようなんておこがましいにも程があります

小さいことすらスタートさせられない人は、何もできません
まずはやること
これがとても大事です

これからのドカタの会社は変わらなければなりません
ではどう変わるのか?
それは従業員が居心地の良い会社にすることです
もっと簡単に言うと、働く人が利用しやすい会社にすることです

挑戦することを否定ばかりしないで、応援する会社にするべきなのです
具体的にどうするかと言うと、まずは自由出勤にすることです
これは来るか来ないかの自由出勤ではなくて、自由シフトで働けるという形です
これは週の出勤を半分にすることで、自分の副業の時間を作る事ができます
これは単に副業と言っていますが、自分のやりたいものって事でいいです
例えば、アスリートや芸人さん、俳優や作家でもいいです

自分のやりたいことをやるためには、時間とお金は必ず必要です

いくらやりたいこととは言え、収入源が0では何もできません
お金の心配があると、精神が安定しませんからやりたいことも安定しません

そこでドカタの収入は高単価の割に時間が作りやすいので、やるべきことがやりやすいのです
これは単純にコスパがいいということですね

ただこの話を今のドカタの会社に提案しても無理です
そんな事したら調子に乗るとか、今働いてる人に対して申し訳ない
前例がない、意味がない、どうせやめる、こんな話のオンパレードです

例えばですが、この働き方提案したら人が育たなくなると言いますが、そもそも週3やって覚えられない人が週6やったから覚えるとは思えませんし、逆に少ない日数だからきちんと頑張れるとも考えられます
今のやり方で人が育ってないし、やめまくってるのになぜおかしいと思わないのかも疑問です

ここでやらないと変わらないとか、やってみないとわからないとか言っても無駄です
なぜなら、会社を動かす側の人間は仕事を増やしたくないからです

ではどうするか?
新しく入る人材や、最初からこの業界を変えようとする人達だけを集めて、無理やりやるしか無いのです

前例が無いのなら、自分で作ればいい
周りが全部敵なら、味方を作ってから戦えばいい

これからのドカタというのは、ドカタという形に囚われないで、複数の収入源を作りながら働くことです

働き方も色々と選択できるようになりました
ここでドカタ業界も変化していかなくてはいけません
人間は一方からだけ見ないで、色んな方向から見れば、その人にも得意なものはあります
できないことを責めるのではなくて、できることを当てはめてやることも、経営者の仕事のひとつです

適材適所にきちんと人を配置し、働く人がここにいた方が得だと思われる会社にする
これが今後成長するドカタ会社の形だと思います

これからのドカタは商売の原理を理解し、時間を有効活用できるビジネスマン的な要素を持ったドカタになればいいと思います
毎日、パチンコ屋かお酒飲んで騒いでいても、何も変わりません

自分たちを変えるのは自分でしかありません
ドカタは確かに誰でもなれます
しかしきちんと稼げるドカタは少数しかいません
きちんと努力し自分を磨けば必ず稼げます

なぜならまだ誰もいないからです
ドカタ世界はブルーオーシャンですよ



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