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これからは覚える力より考える力を育てよう

ここ最近、新宿天幕(CIRCUS)の準備に遊びに(試飲)来てくれてる人がたくさんいて、ありがたい限りです

この機会に新しく面白い人達に知り合えて、やはり拠点があるっていいなと感じております
久々の飲食店ですが、相変わらず何も出来ない自分に絶望的になります
コーヒーすらまともに入れることすら出来ないなんて、悲しくなりました

さて今日は上司と部下の関係について話していこうと思います

リーダーは敢えてナメられる技術を持った方がいいという話を昔書きました
まず上司と部下の関係として、圧倒的な力の差を見せつけられると部下は上司に傾倒しますが依存してしまうため、自分で考えなくなります

ホウ、レン、ソウという言葉が昔からあります
報告、連絡、相談
この3つです
会社に入るとまず最初に言われるあれです

これみなさん経験していると思いますが、入った時は徹底的に言われ仕込まれますが、ある日急に何でもかんでも聞いてくるんじゃない!って謎の理不尽喰らいませんか?

これわかるーって人もいれば、言いたいことはわかるんだけど伝えたいことはそうじゃないんだよと思う人の2種類になると思います

なぜこうなるかと言うと、お互い理由を共有していないからなんですね

理不尽だって思う人とそうじゃないと思う人
この違いは何なのでしょう
ここでナメられる上司かどうかが出てきます

何でもできるスーパー上司は部下を育てられない
なんで?
それは何でもやっちゃうからです

普段からホウレンソウを徹底して、ミスが起こる前に対処して完璧に仕事をこなします
部下からも尊敬され、他の社員から羨望の眼差しで見られています
それを見た部下はこの人の言うとおりにしておけば間違い無いとなります

事実それは間違いでは無いのですが、その結果部下は考える能力が低い人間になってしまいました

ここで間違ってほしくないのは、ホウレンソウが間違っているわけではありません
これは確実に大事です。これが無いと組織は回りません
ただ1年目の新人と3年目の人、5年目の人、10年目の人これが全て一緒だったらやばくないですか?

スーパー上司の部下はこうなってしまう確率が結構高いのです
1年目の報告レベルと10年目の報告レベルが一緒なんてあり得ないと思いますか?
事実、これは起こっています
報告の精度が上がらないのです

しかし上司がポンコツだとまた違った結果が出ました
これは上司が無能というわけではないし、ズルして逃げるタイプでも無いです
一生懸命やりますが、少し足りてない上司です
部下は文句を言いますが、決して怒ってるわけでも嫌味なわけでもありません
飽くまでネタにしてるくらいです
一緒に上司と問題解決を考えるので、ホウレンソウの精度が上がっていきます
報告するときには自分の考えやアイデアを織り交ぜて話すことが出来ています
これは何が起こったのかというと、部下に「考える」という能力が備わったのです

スーパー上司は間違えないので、それを聞いておけば問題はないので考えません
しかしナメられ上司は一緒に考え無くてはいけないので、自然と考える力が備わるのです
その結果自立というものができます

失敗は人を育てるとも言いますが、これは考えるという能力を得られるかどうかが全ての鍵になります

この考える力を身につけないと何を経験しても全く意味がありません

スーパー上司は部下に考える力を教えることが出来ません
本人は教えてるつもりでも身にはついていないのです
これは結果として組織は強くなりません
考える能力が高い会社は成長率が高いです
なぜなら各々が自分で考えるので、能力の底上げができるのです

これからの時代で特に大事なのは、
「覚える力」より「考える力」です

そして上司に必要なのは
「教える力」ではなく「気付かせる力」になります

今まで評価されていた何でもできるスーパー上司よりも、何でも出来ないけど好かれる上司の方が価値が出てきます

ここから少しまとめます
これからのいい上司とはよくナメられる人です
これは部下との心理的安全性を確保させている証拠です
意見を言える環境とは考えられる環境なので、成長させやすいですね

部下にあの人だからできると思わせてはいけない、自分も真似すればあそこは超えられるくらいの気持ちにさせる事が大事です
そうしないと部下は諦めて挑戦しなくなります
挑戦が否定される場所は誰も成長しませんね
あの人は出来た、でも自分は出来ないというのは、自然と自信や自己肯定感を無くしていきます
いい上司は自然と部下の自信を付けさせる事ができるんですね
その結果、上司だって完璧じゃないんだと部下に思わせて助けてあげようと思わせる事が大事ですね
こうして部下は自分で考え、上司を助け自信を付け自己肯定感がつくことになります
その部下はいずれ自分が上役になり、部下ができると同じことをやります

こうして部下が部下を育てる組織が完成するわけです

こうやって書くだけなら簡単ですが、実際は全然出来ません
未だに僕はこの壁を超えられないでいます

今後もこの教育に関して事は悩み行動して行きたいと思っています
いつか答えが出て、これだと言い切れるやり方を模索していきます

後はやるかやらないか、それだけですね

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