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ネスワンマン ザ・ワン 観劇所感

アニオタ声優オタに還り咲いたら
次はYou Tubeだよ!
ここ最近はもっぱらアマプラとYou Tube鑑賞
その中で一番視聴時間を費やしてるのが「リアルアキバボーイズ」。
「踊ってみた」動画きっかけであれよあれよという間に沼り、勢いでネスワンマン「ザ・ワン」のチケットをポチる。
というわけで、公演パンフのインタビューを並べなぞりつつの所感(感想やら考察?)観劇熱とお酒の勢いで書いてみる。
もちろんネタバレめっちゃアリ

ネスワンマン「ザ・ワン」
2022.11.13 千秋楽

『世界は滅亡の危機に瀕している!!』
この絶望的な状況を打破するために、彼は選ばれた!
世界でたった一人の男である彼は、スーパーヒーロー「ザ・ワン」として生まれ変わり
世界を救うために各地に眠る「オーパーツ」を集める旅に出ることとなる!

表現者、ネスの単独公演第三弾!世界を救うスーパーヒーローとして、世界崩壊の謎を解きあかす!
なぜ世界は滅亡に進んでいるのか?なぜ彼が選ばれたのか?オーパーツとは?
数々の謎の先に待つ真実を、解き明かすことは出来るのか?
東京~大阪を股にかけてネスが巻き起こす大冒険!その活躍に刮目せよ!

https://www.ness-the-one.com/より引用

前回公演「SIN」からの変化

SINはつい最近のアーカイブ視聴組。
めっちゃ重ーっ!シリアス!
和臣や美雨、荒田など、登場するキャラクターの演じ分けがすごい。それぞれが抱えているものをまっすぐ(?)表現できるネスがすごい。
そこからの今回のザ・ワンは主にザ・ワンを中心に物語が進む。ネスがザ・ワン以外に演じたのは、いわゆるサブキャラクターである駄菓子屋のおじいちゃん、型抜きの子、熊ノ実 堅子さん。(のハズ)安定の演じ分け。
前回からの変化は、なんと言っても雰囲気がめっちゃ明るい!笑
観客に問いかけたり、応援求めたり、SINとは間逆のスタイルで観客を巻き込むスタイル。そこに博士(天の声)がさらに煽るから、観客もノリノリ!まさかシンガポールネタまでぶっ込んてくるなんてwシンガポールは終わったんだ!忘れろ!www
あと、観客の答えに困りつつもアドリブで一生懸命応える様がほんとすごいなー。千秋楽で好きだったのはアマゾン、植物園の「ラフレシア」(シュール)と北海道の「マリモ」(かわいい)www
小劇場ならではの演者観客の距離の近さも相まってより一体感が出たのかなと。応援したり手拍子したり見てる側もめっちゃ楽しい!
余談だけど、PARCO劇場とかBunkamuraに行ってた身としては一般席なのにステージに超近くて、それだけでも嬉しい( ;∀;)

作品のテーマ・コンセプト

「自分はなにを持って自分というのか」

ザ・ワン パンフレットより引用

これは自分自身も昔から考えていること。
周りの環境や人、肩書、物理的なこと、いろんなことで「自分」の輪郭や人格を認識できてきる。でもそれは本当に自分?あたり前に生活しているけど、この世界って何?生きてるって何?そこで生きてる自分ってなに?この意識ってなに?と、深い深いループに陥ってしまう、いまんとこ全会一致の確固たる答えがないこの問い。
とある団体で唱和されている言葉で「人生は神の演劇、その主役は己自身である」という言葉がある。そこでいくと、地球上でそれぞれの人が生きてるけど、この人たちは自分のストーリーのために配置された人なの?じゃあその人たちそれぞれの自分てなに?とか…終わんないね。
昨今のAIやらメタバースやらの技術が更に進んできたら肉体無くても脳みそ(意識)だけでデジタルの世界で生きていれる世界になるかもねー、とつい最近も友人と冗談まじりに話してたタイミングでこのテーマ。ザ・ワンの世界の人間はそれが実現される前に人類滅亡しちゃってるけど。
ザ・ワンはそれを構成するデータ一式を肉体という器に切り取り貼り付け(コピペ?)してる方式。肉体は博士が量産してなのかな?それやったらすごくエヴァやな…まぁ、エヴァ言うてたし。

見どころ

持ち上げて突き落とす感がエグい
(_アンダーバーの「こちら幸福安心委員会」の最後のサビが脳内で流れた)
スーファミを獲得したあたりからアレ?と、なんかうすーく雲行きが怪しくなってくるんだけど、休憩開けの畳み掛けがエグい、そんなに突き落とすんかと。感情のない?AIだから仕方ないよね〜。AIだし。
途中、ザ・ワン(なる前の)自分自身が記憶無くす前に世界滅ぼそうとしたのかな?とか思ったけど、何のこさない。既に人類1人(the One)だけだったとは。
しかも自決してもまた自分が量産される。「自分」が終わらない。ポテトチップス選んでも終わらない。うわー…うわー。(語彙力)

ダンスに関しては「本物がリアルで踊ってるー!」って素直に感動!
(*´∀`*)生タットや…!
パンフにも記載あったけど、振りやムーブで「新しいネス」がそこかしこにあって、楽しそうだし観てる側も楽しかった。
個人的にはラストの曲の踊ってみた動画が見たいな!てか、どなたか踊ってた曲のセットリストを教えてください…

まとめ「ネスっていう人すごいね!」

もうこの一言に尽きるのでは。
自分の想いをカタチにするって実はそう簡単なことではない。表現者として発信できるネスはすごいとおもいます。演劇やミュージカルとはまた違うネスワールド堪能しました。
そしてネスの想いを膨らまして舞台に創りあげた加東氏もすごい。そして過程はとても大変だとおもうけど楽しそう。
二人の熱と想いで錬成された作品はとても素晴らしかったです。思いきって観に行けてよかったー!ありがとうございました!

後日の配信でまたじっくり見直すんだ…(*´Д`)

インスタ https://www.instagram.com/madokachan9/