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犬の生態あれこれ

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犬と人の幸せにつながる、犬の生態に沿った暮らしを。その一助となればうれしいです。 こちらのラインアップでは、1000〜2000字程度の短めの記事をご用意しています。 コンテンツは…
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#科学

noteに『犬の生態』を書く目的

19年間、犬について学んでいます。 ほとんど独学です。 犬から教わってきました。 なぜnoteに『犬の生態あれこれ』を書くのか、リストにして手短にお話しします。 1️⃣犬の感覚世界に興味が尽きない 2️⃣自分自身の知識を整理する 3️⃣この機会を利用して科学の新たな進展をインプットする 以上を前提として、1つのテーマごとにコラムを書き綴り、 その集合体としてnoteマガジンを作成する。 これが、動機です。 折れない7本の柱 執筆にあたり柱を立てます。 この『

犬はどのくらいグルメなのか~味蕾にかかわる意外な事実

いよいよ“食欲の秋“の到来ですね。そこで今回のテーマは、味覚について。 イヌは味覚オンチといわれることがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。 細胞学的には、 草食動物>ヒト>イヌ>ネコ 味覚が発達しているかどうかの目安になるのが、味蕾の数です。味蕾というのは、舌の上面にある味覚の受容器のことで、その形が花の蕾に似ているところから名がつけられています。 ヒトの味蕾は約1万個あり、甘み・塩味・酸味・苦味の4つの味を識別できます。一方、イヌの味蕾は、ヒトの5分の1以