年末のシュレッター作業中に思うこと

もう今年もわずかということで、少しづつですが会社のデスクの掃除を始めています。机の横に置いてある書類ボックスの中身をせっせこせっせことシュレッター中。コンペ用に作った企画書やコンテ、進行中に出た修正書類等・・・・。映像制作って作るのもできるものもデジタルなんだけど、提案や企画立案などは相変わらずのアナログ書類なんです。書類を見ていると、今年もいろんな企業、様々なジャンルの映像を作ってきたんだなとしみじみとしてしまいます。

ここ数年、youtubeの一般化や、街のデジタルサイネージなど動画の視聴環境が整い増えたこともあって、ウチの会社にくる映像制作の相談も幅広いものになってきました。カメラ1台で気軽に作れる動画から、10人以上のスタッフ編成で計画的に制作する映像まで。多種多様な映像が求められ、そして制作されています。今までのように、制作の視点で提案してもダメな時代になってきました。
「プロモーションだから、顧客に魅力を伝えるため、しっかりと作り込んでクオリティの高いものを!」
が通じないと思っています。
サービスやモノ、ヒトを効果的にPRするために、気軽に作ってパッと出すのが正解の時もありますし、しっかりと時間をかけて作り込んだ映像が正解の時もあります。インフォグラフィックが正解の時もあるし、実写のドラマが正解の時だってあります。
プロモーションしたいモノ、コト、ヒトと、プロモーションに使うチャンネルから、最適な映像活用まで提案しなければいけない時代が来たのではないでしょうか?

そうなると作り手側もこれまでのスタンスだと厳しい時代になってきたのだと感じています。だって、これまでは映像のことだけ提案できればよかったのですから。
映像業界は良い意味でも悪い意味でも分業制で成り立っています。それぞれのエキスパートが各パートを行うことは、映像制作においては素晴らしいシステムです。
しかし、実際に映像が使われるwebやサイネージなどの知識がそこまでないのも事実です。
これだけ映像を使う媒体、チャンネルが拡大してきている今、これからは映像を使う部分の知識も作り手側に求めれてくるはずです。
勉強しなければ。。。。

そんなことを考えながら、悶々としている中、シュレッターはどんどんと書類を刻んで行ってくれています。

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