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旅の手帖

でっかい宇宙の銀河にたゆたう
太陽系の地球という星
澄みわたるその青い海に
ちょこんと浮かぶ島のちょうど
まんなかあたり
 
そう

ぼくらがいるところ
 
この時空で出逢った
天文学的な確率
あんまり言いたかないけど
いわゆるひとつの
「・・・」

やっぱ
言わんとく
 
 
 
別々に動いていた時計の針が
ふしぎに重なって
ひととき
いい感じの音を鳴らしたような
 
だから
あんまりしみったれたことは言わない
どうせいつかはみんないなくなるし
花に嵐のたとえもあるさ
 
 
 
時折
人生は旅にたとえられる
それにならえば
ぼくらは旅ゆく電車でたまたま隣り合ったみたいなもん
 
酒を酌み交わし
しょうもないことで笑い合い
いくつも駅を通り過ぎ
いろんな風景が流れていって
気付いたらこんなに遠くまで来てた
 
でも
いつかは電車を下りる
それぞれの目的地に向かって
それが今
ということなんだろう
 
 
 
サニーデイサービスで
いちばん好きな曲にある一節を贈ろう
 
旅の手帖にきみの名前も
書き込んでポケットに忍ばせる
いつかきっと知らない場所で
きみのことを思い出すだろう

 
 
あなたたちの名前は
ぼくの旅の手帖に
もうとっくに書き込んである
 
 
 
でっかい宇宙の銀河にたゆたう
太陽系の地球という星
澄みわたるその青い海に
ちょこんと浮かぶ島のちょうど
まんなかあたり
 
そう

ぼくらがいるところ
 
この時空で出逢った
天文学的な確率
あんまり言いたかないけど
いわゆるひとつの
「・・・」

やっぱ
言わんとく
 


別々に動いていた時計の針が
ふしぎに重なって
ひととき
いい感じの音を鳴らしたような
 
だから
あんまりしみったれたことは言わない
どうせいつかはみんないなくなるし
花に嵐のたとえもあるさ
 
でも
これっきり一回きり
言ってしまおうかな
「・・・」

やっぱ
言わんとく 
 
 
 
ごめんごめん
いつもどおり
酔っぱらいの世迷い言
 
これからの旅はきっと
もっと楽しい
たぶん ぼくもそう
いつかみんなで
みやげ話を持ち寄って
また飲もう
 
 
 
旅の手帖にきみの名前も
書き込んでポケットに忍ばせる
いつかきっと知らない場所で
きみのことを思い出すだろう
 
 
 
おっけー
ほな
じゃまた