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私の経験したペットロス
重そうですがそうではなく、経験談をゆる~く書きたいと思います🦊
乱文ですが、皆様に気付きが少しでもあれば嬉しいです。
物心がつく前から家には犬がいるのが普通で、初めてワンちゃんを家族に迎えたのは2歳の頃でした。
小5、小6で1頭ずつ新しく飼い、3頭の多頭飼い。
獣医師を目指した一番の理由は、「日本にバタシードッグホームを作りたい」でしたが、
実は最初のワンちゃんが亡くなった(高校1年生の秋頃)事が、
本気で獣医師を目指したもうひとつのきっかけでした。
病院で行う治療の内容が分からない。
もちろん説明はしてくれるが理解できない自分がふがいなく、
私も家の子の健康管理が自分でできるようになりたい、
と思ったことがきっかけでした。
(高1文系→理転して獣医師を目指すことに)
飼っている子が病気になったり亡くなったりする経験は、
犬猫と暮らす上で避けて通れない事でもあります。
私は毎回重度ペットロスに陥りました。
みなさんの中にも、
ペットロスを経験された方はたくさんいらっしゃると思います。
1年半前にお別れした最後に飼っていた子の話を書きます。
その子は比較的若いころから、心臓が悪くなり始め、
膵臓の病気も抱えていたので、
命を奪いにくるのは、心臓か?膵臓か?と案じていましたが、
意外にも髄膜炎と言うアクシデンタルな形で、
突然お別れの時が訪れてしまいました。
いつものお腹キュルキュルかな、と数時間放置してしまった後、
急激に容体が悪化し、1日程で亡くなりました。
13歳でした。
ちょうど私が次男を出産し2週間でした。
産後落ち着いたら、一緒に色々な所に散歩に行ったりしたかったなぁ。
instagramやブログ等でワンちゃんやネコちゃんとお別れしたご家族が、
投稿しているのをよく見かけますが、
私はそういうのを投稿する程にも頭が整理できていなかったです。
「しばらくお別れ、ありがとう!」がやっとでした。
今でもあの時ああしてたら、と後悔は残ります。
というと、「ああしていたら、もっと長く生きてくれたかな?」の後悔と思われるかもしれませんが、
そうではなく、「もっと早く逝かせてあげたら…」の方の後悔です。
獣医師なので、あの子の身体がもう限界を迎えていたことは頭では分かっていました。
でも分かりたくなかった。
本人は、もう頑張れない、しんどい苦しい辛いと叫んでいたかもしれないのに、
頑張ったら、乗り越えてくれるかもしれない、助かるかもしれない、
という望みにかけてしまいました。
私が最期の最期に苦しい時間を延ばしてしまったかもしれない。
そんなことを今でも時々思い出してしまいます。
今でも申し訳なくなって眠れなくなります。
最初にも書いた通り、
比較的若いころから心臓等の病気があったことから、
できることはしていつ何があっても後悔しないように心がけていました。
何度も経験したペットロスに陥らないように。
今度こそ、最後は楽しい思い出を思い出せるよう
笑顔で送り出せるように、できることはしました。
急に話は変わりますが、
DCHの投稿のモットーは、
「少しでもためになる投稿」ですので、
ペットロスに陥らないために意識した事を紹介します。
(ペットロスになるのが必ずしも悪い事ってわけではないですが)
・美味しい物を好きなだけ食べてもらう!
・治療の選択は、主治医(うちの子の主治医は私の恩師で唯一信頼できる獣医師です)と納得いくまで相談、疑問は全てクリアにし、決定は自分でする。(これ一番重要だと思います)
・しつけは大事
・予防、歯磨きなど、できることはする
・お別れについて決めておく(蘇生はしない等はあらかじめ決めていました)
家族にもいつも言ってました。
「いつ何があっても後悔したくない。だからこの子を最優先にする」と。
結果、うまくいったかと言うと、全然です。
楽しい思い出はもちろん数えきれないほどあるはずが、
やはり最後の数日が、苦しそうに鳴く声が、未だに頭から離れないんですよね。
どんなに辛かっただろうと思うと、
悔しいし自分を責めるし、やるせなくなります。
(そりゃそう、自分で治療を決定したので)
ふと、PCやスマホに残るあの子の動画を見返すと、可愛いなぁ、会いたいなぁ、楽しかったなぁ、
の後に、やっぱり最後申し訳なかったな、に戻ってしまう。
うちの子の犬種はチワワだったので、
公園などでチワワに会うと、未だ思い出します。
ここで吐き出して、次に進もう!という試みです。笑
何でもそうですが、経験しないと分からない事ってあります。
例えば、今まで飼った子の中に、てんかんがひどい子がいましたが、
てんかんの子の家族の気持ちって、飼っていないと分からないと思ってます。
発作の際の不安、外出中の心配な気持ち、外出時心の底から集中できない感覚等。
そういう意味ではペットロスも同じで、
ひきずったりを経験した私は、
ご家族の気持ちにも寄り添えるはず。
どんなご家族の気持ちにも寄り添えるような獣医師になりたいです。
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