しらざぁ言って聞かせましょう
腰椎穿刺:
基本的にL3/L4、L4/L5で行う。何故ならば脊髄が馬尾神経に分かれていて刺しても安全だから。メルクマールとしてL4の棘突起に当たるヤコビ線(上腸骨稜を結んだ線)にぶっ刺す。
やったら1時間くらい安静にしておかないと頭痛がする。脳脊髄液が減っているからモロに髄膜に脳が触れて痛いらしい。禁忌はうっ血乳頭、感染部位への穿刺。
脊髄検査では、細胞数、蛋白、糖が重要になる。細菌性髄膜炎だと好中球が優位に上昇。結核・ウィルス・真菌だと単核球が優位に上昇する。従って蛋白も上昇。
糖はウィルス性だと減少しない。免疫性でも減少しない。これは糖は細菌、真菌のエネルギー源であることを知っていれば自明。
脳波:
基本的に閉眼で行うが、刺激を加える目的で光刺激、睡眠、過呼吸などを加えることがある。
α波が後頭葉優位に普通観られるが、歳をとったり器質的障害があると徐波化する。
発作波 大きく分けてspike,spike and wave,高振幅徐波に分かれる。
よく数字アルファベットが書いてあるが、左が奇数で右が偶数であることを知っておけば良い。
異常所見として肝性昏睡、尿毒症で見られる三相波、クロイツフェルトヤコブ病で見られる周期性同期性発作波がある。
欠伸発作→両側同期性3hz棘徐波
モヤモヤ病→過呼吸による全般性連続性徐波
CT,MRI:
MRIの苦手なこと→出血と梗塞の区別、石灰化病変の発見
乏突起膠腫は石灰化病変が見られるそうだ。
CTでリングエンハンスされるのは脳膿瘍と転移性腫瘍と、膠芽腫
乏突起腫瘍は石灰化するらしい
FLAIRは脳脊髄液は抑制するけど出血が見えるからクモ膜下出血発見に使えるそうだ。今日見た脳動脈瘤はクリッピングが普通だと思ったけど塞栓術で破裂しないようにする方法もあるらしい。奥が深い。
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