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れいわ新選組を応援すると選挙が面白い理由

これが最後かも知れない。

Facebookで記事を書き始めて数年。
選挙の度に、一人で熱狂し、そして落胆し続けてきた。

政治関連のエントリーは、いいね!の数が極端に少ない。
他人の評価が気にならないタイプの私でも、やはり気がつく程だ。

SNSや口コミが縮小すると、結果的に情報はマスコミの発するものに偏る。
それこそが、既得権益の思う壺である。

総理は芸能人との会食にいそしみ、テレビはそれを重大ニュースのように取り上げる。自民党は売れ行きの悪い女性ファッション誌を買収にかかっている。

ここで与党が2/3の議席を占めれば、総理は翌月には衆議院を解散し、財源を使い切った野党を滅多斬りにして、悠々と改憲投票に向かうだろう。

そうなれば、止める術はない。

改憲の本丸は“緊急事態要項”だと言われている。
これが憲法に盛り込まれると、有事の際に、総理大臣は非常事態宣言を行い、議会を停止し、国民の主権を制限することが可能となる。

あとは簡単だ。
ちょっとしたテロを“演出”して非常事態を宣言すれば、不都合な報道や、SNS上の批批判を、国益を守るという大義の下に公安を使って封じることが出来る。
本格的な独裁国家の出来上がりである。

現実はそれほどドラマチックではないと、人々は笑うかもしれない。
けれど、逮捕されない“お友達”や“上級国民”の姿を見ていると、あり得ない話でもないなと思いませんか?

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そういう状況に待ったをかけられる、唯一の希望が山本太郎だ。

魂の演説で、全国の草の根からの寄付を2億円以上集めた太郎さん。市民の願いを背負ったれいわ新選組の公認候補が先日、全て発表された。

その顔ぶれをみて気が付いたこと。
私達は勝手に可能性に蓋をしていたんだということ。

これまでの政治家はその多くが二世議員であり、政党が“新顔”として立ててくるのも、何かの領域における成功者ばかりだった。

スポーツ選手、プロレスラー、タレント、アナウンサー。
人並み以上の知名度と美貌、健康、体力。
そういうものが政治家になるために必要な素質なんだと、無意識に思い込んでいた。

太郎さんは言った。
“そうじゃないだろう”と。

ここに並んだ人達は、ほとんどが無名の人達だ。
そして、どちらかというと、世間では負け組に分類されるのかも知れない。
少なくとも、銀の匙を咥えて生まれてきた人は皆無だ。

華はないかもしれない。
けれど彼らは、その道のプロフェッショナルであり、何らかのマイノリティを背負って立つ存在だ。

拉致問題の当事者であり、元原発職員の蓮池さんは、拉致問題を“売り”にし、原発問題を無い事にしてきた総理にとって天敵となるだろう。

”女装”の経済学者、やすとみさんと身体障害者の木村さんは、それぞれ、“性的マイノリティー”と“障害者”という、いないことにされている人々の代弁者。

元セブンイレブンオーナーの三井さんとシングルマザー・非正規雇用の渡辺さんは、現代の悪化の一途を辿る労働環境に苦しむ“ワーキングプア”の代表だ。

時給1500円という公約の達成に向け、経済の専門家として、元投資銀行の大西さん。経済活動の影で、おざなりにされがちな環境問題への取り組みの為に、環境活動家の辻村さん。

沖縄の創価学会に籍を置く野原さんは、内地に虐げられてきたウチナーの声を聞くという意志の結晶。その彼を、東京選挙区に充てるというのは、今や設立当時の心を失っている公明党・創価学会の良心への訴求のように見える。

そして“病人”を代表し、ALS患者で胃瘻、気管切開のふなごさん。きっと彼なら、医療大麻に関する私の話に、耳を傾けてくれる。

イギリスでは野党はシャドーキャビネットと呼ばれる仮想内閣を組織し、自分達の政策を提示する。
これは太郎流のシャドーキャビネットだ。
れいわ新選組の立ち上げから、短時間でよくぞここまで立ち上げたものである。

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しかし、圧巻はその後。

今回の選挙、山本太郎は全国比例区で出馬する方針とした。
党首であり、このムーブメントの台風の目である。普通に考えたら当選は固い。

ところが、特定枠、という制度を使って、彼は自分の上に、障害者である木村さんとふたごさんを据えたのである。

この二人が議席を確保した後でしか、自分は椅子に座らないという覚悟。

こんな政治家が、これまでいただろうか。

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ここで与党が過半数を割り、れいわ新選組が大躍進を遂げるのか。

それとも、これだけのスキャンダルと経済政策上の失政、外交能力の無さを露呈しつつ、それでも自民が圧勝するのか。

アメリカではサンダースが、イギリスでは労働党のコービンが、スペインではポデモスのパブロ・イグレシアスが、それぞれ左派政策を掲げ躍進している。
反緊縮など政策的には、太郎さんは彼らと同じ路線上にいる。

“日本の未来はWow Wow Wow Wow”なんて、冗談でも歌えたのは15年前の話。
困窮する日本でも、若者を支持基盤とした左派勢力が伸びる下地はあるはずだ。

二週間後には、白黒がつく。
誰が何と言おうと、私はポジションを示しておく。
れいわ新選組に、全額ベットだ。

SNSでは盛り上がっている。
でも世間とのズレがあるのもわかっている。

本当にドキドキする、ワールドカップよりもずっと。

2019年7月21日、未来は俺らの手の中。
投票に行こう。

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★選挙の投票箱は二種類あります。“選挙区”と“比例代表”です。

日本中、どこに住んでいても比例代表の箱に“れいわ新選組”と書いて投票すると、山本太郎さんを応援できます。

+大阪選挙区から立憲民主党公認で出馬している、“現代のジャンヌ・ダルク”こと、かめいし倫子さんをとても応援しています。大阪の方、よろしくお願い申し上げます。

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