あなたの病気、なんですか?
むむむ。どれが何?
患者さんと会話をしていてよくあるパターンですが。
私「この血液サラサラのお薬は何の病気で飲まれているのですか?」
患者さん「なんだろな?心臓だったと思う。」
私「心臓のなんてご病気ですか?」
患者さん「あれだあれ、不整脈だ。」
私「んー、病名は分かりませんか?」
患者さん「だから不整脈だって。それしか言われてないから分かりませんよ」
私「そうですか、分かりました💦」
このやり取りは実は非常に多いのです。
医師は患者さんにしっかり自分の病名を伝えて、病気について説明してあげないとこういった事態が起きます。
認知症があるわけでもない方もこのような返答が多く、自分が何の病気で薬を飲んでるのか知らないのです。
可哀想ですよね。
何か知らないでずっと薬を飲み続ける、まさに薬漬け。
たまに、山ほど薬を飲んでいる方は全て内服をやめて、drug freeにすると症状が改善する方もいます。
薬が全ての発想ではなく、もっと知識をつけて本当に必要な薬か自分で考えてみることも必要だといつも思います。
むやみに薬を出すのは簡単ですが、名医は本当に必要な薬しか出しません。
薬が欲しいという患者さんが多い日本の文化は少し不思議な感じがします。
せめて内服するなら患者さんもしっかり医師に聞いて、その意味と病名ぐらいは理解しておきましょう。
言われるがままにならないように注意ですよー!
むむむ。わしは何の病気なんじゃ?