見出し画像

ドボクのラジオ 第207回 蘇る名城・盛岡城復元に向けて(後編)

2023年5月17日(水)放送
ゲスト:南部利文さん(南部家第46代当主)
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松

今回は、いよいよ盛岡城そのものが話題の中心です。「城」とは何か?南部さんによれば、「軍事的機能を優先した行政のための施設」。盛岡城は、南部さんのご先祖様の「自宅兼職場」ということになります。南部藩、のちの盛岡藩は、北は青森県下北半島の大間崎、南は岩手県の北上、西は秋田県の鹿角までを治める広大な藩でした。最初は青森県の三戸に城がありましたが、交通の要衝で農地の開けた不来方(こずかた)の地に1597年に盛岡城が建設され、明治維新まで270年続きました。城を築くということは、防衛の観点から地形をよく読んで、堀を掘削し、石垣を積み、まちをつくるという、ドボクが大活躍するプロジェクトです。海からの舟運をうまく活用した江戸城とは条件が異なりますね。全国各地の城について、当時のお殿さまがドボクについてどんなことを考えて城を築いたのでしょう?建築物としての城のファンは多いですが、ドボクの観点から城を見るのも面白いのではないか、と感じました。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
http://doboradi.jsce.or.jp/2023/05/18/b-244/
YouTube
https://youtu.be/w6D3xELlwpc

文:蛎殻町の松
ラジオと音楽とお酒が好き。三代続くドボク一家。「ドボクのラジオ」創設メンバーのひとり。