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精神科医療及び福祉関係者の9割が残念な件


はじめに

 note閲覧諸氏や市井一般の方は精神科医療従事者や福祉関係関係者についてどのようなイメージをお持ちだろうか。
 医は仁術とか志の高い人物が従事している人徳者の職業だろうとお考えになる方が多いと思う。
 はっきり言っておく。これは個人の見解であるが、彼らのほとんどは残念な人たちである。特に都会ではなく、地方都市や、いわゆる田舎では9割ダメと思っていい。
 それはあまりに極論ではないかと一般の方は思うだろう。彼らは弱者を助ける崇高な使命を持って業務に従事していると普通は考えるし、私自身も社会的弱者になるまでは同じ考えだった。
 だが、現実は違っていた。

モルモットのように「実験」されて死亡した女性患者

 高校時代に通院していた、ある精神科クリニックでは偽薬を投与し続けられた女性が自殺した。目の前で助けてほしいと号泣している女性に、向精神薬と称して、何の効果もない錠剤を処方していた結果だった。その担当医師は心の病は気の迷いのようなものであって、プラセボ効果だけで十分に対応できると考えていたからだ。ちなみに、プラセボ効果とは心理学でいうところの偽薬効果である。何の効き目もない錠剤を、この薬は効果があると信じて服用すると、あらかじめ何の効き目もないと説明を受けて服用する統制群と比較して、信じて服用した実験群が実際に効果を実感することがあるのである。これは何度も検証実験が行われているので、たまたまではない。信じて服用した被験者たちは、実際に医学的に回復して健康な状態へと変化していくこともある。
 その担当医は向精神薬で治療するというスタンダードな定石ではなく、我流の考え方に固執していたようだ。偽薬効果だけで患者は治癒できるという彼の個人的な信念に従って、抗うつ剤や精神安定剤と偽って、文字通り偽薬を処方し続けた。そして、女性患者は自ら首を吊って他界した。
 そのクリニックは今も診療所を続けている。お咎めなしである。闇に葬られただけ。念のために記しておくと、偽薬効果より実際の薬の方がもちろん効果があるし、確実である。偽薬効果は服用者のうち、一部の被験者に効果が出ることがある、という曖昧なものでしかない。
 こんなことは明るみに出たら業務上の過失として断罪されるのが当然であるが、どんな事件もニュースになるかといえば、現実はそうではない。ただ、自殺者統計で1名加算されただけである。彼女の命は文字通り「実験」のために消滅したのだ。人の命と、その医師の自分勝手な信念と、どちらが大切で重大だろうか。
 
(時間がないので、またの機会に続きを書きますね…)
 



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