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むじなのーと

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VR、Vtuber、バーチャルと性、ジェンダー周辺に語る記事のまとめ。
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#バ美肉

【自己紹介】よろしくお願いします。人形が好きなひとも、嫌いなひとも。

自己紹介  はじめまして、喜多見こけしです。別名義でTwitterをしていたのですが、このたびつくしなづなさん・バーチャルAV女優Karinさん両氏のお誘いを受けてnoteデビューしました。  名前から分かる通り人形に関心があり、millnaさん(球体関節人形モデル・橋本ルルさんのプロデューサー)のTwitterをフォローしたことでバーチャルユーチューバーやバーチャル美少女受肉という概念を知ったクチです。私自身、いつかバ美肉したいと願っています(バーチャルユーチューバーになり

バ美肉がドレスコードにされませんように

最近、こんな動画を出しました。 【バ美肉をもてはやすのは今すぐやめろ】……なんて、ちょっとセンセーショナルなタイトルをつけてしまいましたが。要は、この記事のタイトル通りの思惑です。 せっかくなので紹介だけではなく、動画に寄せていただいたコメントに返信したいと思います。 ① ツイッターのアイコンとかも、女性でおどろおどろしいアイコンの人もいる 自分が何であるかを、遺伝子の枠から飛び出して自己表現できる 老いも若いも男女も関係なく、これが自分であると主張できる、それがバーチ

ネカマ2.0

……とでも名付けるべきか。 従来のステレオタイプ的なネカマは、もはや『かわいい女子』ではなく『ネカマっぽい人』という印象しか持たれないのではないかと思う。 研究する側に見分ける側が追い付いてしまって、イタチごっこが終わってしまったパターンだ。 私がなりたいのは『ネカマっぽい人』ではなく『かわいい人』だから、従来のネカマ(言わばネカマ1.0だ)から脱却した新しいロールプレイの技術――ネカマ2.0を作り出し、身に付ける必要がある。 もっとも私が演じたいのは『(かわいい)女性

バーチャルとアバターに関する逆説的な話

VRChatやVカツで"自分探し"をするうちに、自分を適切に表したアバターが存在しないかもしれないことに気付いた。自由に外見をエディットできるようになると、どんな外見にしても意図しない意味(イメージ、印象と言うべきか)がついて回るんだよね。 現実の人間なら、髪の色が黒色であることに意味はないけど、どんな色でも選べる中で敢えて黒色を選ぶとなると話が違う。身長や体形、髪形や瞳の色、服装についても同様だ(現実世界の服装は部分的に選べるものではあるものの、まだまだ身体特徴や社会身分