4772ストリームメディアコーポレーション

はじめに


2Q決算前にはやりましたストメこそストリームメディアコーポレーションですが、ここは韓流アイドルなどのライブなどで収益をあげてる会社です。

2Qの決算発表で、上方修正が出なかったことで200円まで戻ってしまいました。
2Qで経常利益は283百万円で会社予想の88百万円を大きく上回っております。これだと期末に560百万いくんじゃ?爆益なんじゃ?って昔はよく勝手な想定をしていましたが、そういうわけにはいきません。
ライブ収益が3Qまでは東方神起、aespaなどのドームライブが満員御礼なので十分な利益が見込めそうですが、10月以降はそういうコンテンツが少ないのと、一部機材の調達ができず公演中止もあったりして、ネガティブな事案も存在しているので、実際にどの程度からどの程度に経常収支が着陸できるかを予想することが、この投稿の目標にしています。

21年度以降の業績一覧

コロナ禍からの脱却で、売り上げが上がっており売り上げ総利益はYoYで1.5倍で回復しており2Qでみても21年、22年、23年で同程度の推移を見せています。
販管費は毎年17億程度かかっているので、17億以上売上総利益を年間で出せるかが争点になるかと思います。
各Qで見ると売上総利益は4Qで低い傾向にあり、この年度もドームライブがない影響もあり同じような傾向を示すと考えています。

部門別営業利益一覧

ストメは
エンターテイメント事業(エンタ)とライツ&メディア事業(ライツ)のセグメントで構成されており、
エンタはライブやグッズ販売による収益
ライツは韓流ドラマやK-POP番組をスカパーで放映する事業でサブスクによる収益と版権の国内VOD事業者への配信権販売からなっています。

売り上げは

エンタはライブができるようになりBTS効果で1Qで爆益、2Qでもしっかり売り上げていますが、一方でライツは減少傾向
しかし
セグメント利益は

大きな箱でコロナ禍の制限が解除されたためプラテンどころか
最高利益を出しているような気がします。
一方、ライツの売り上げは減少傾向ですが利益は確実に積み上げており
自分で配信やDVDを売り上げるより、版権の配信権販売に重心をずらしたことで利益を改善させているかと思います。
2Qまでは東方神起が30万人、EXOが5万人、WayVが2万人動員して(2Q資料より)aespaが11万人動員しており計約50万人

2Qまでの連結で363百万円のセグメント利益
3Qはaespaが約10万人

NCTが22万人

の計32万人動員しておりエンタの利益は2Q程度以上には出ていると予想
2Q単体の営業利益が88百万円なので少なめで見積もっても
23年度の営業利益188⇒276⇒(364百万円)が予想できる

さすがに営業利益の84百万円の通期予想は超えそうな気がしますし
2Qおよび3Qで業績の修正を行う経歴もあるため、エンタの収益の大半が確定した3Qでの上方修正は高確率な気がします。

とはいえ、株価は地合いもあり下落傾向のため
マザーズ指数補正をすると300円の株価は255円くらいになるので
210円→255円であれば20%程度は見込めると予想。
ライツも堅調であれば1.5倍の300円も想定できる
220円くらいまでは勝負できそう。決算前に240円を超えたら半益はありか?
という戦略で決算発表を望む予定にしています


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