CAMPFIREにおけるQA活動について
こんにちは、CAMPFIREでQAエンジニアをしているこまいです。
昨年はリモートワークについて書かせていただきましたが、今回はCAMPFIREのQA活動について、私が担当している部分を少しお話しさせてもらおうと思います。
QAエンジニアの関わり方
現在のCAMPFIREでのQA活動におけるQAエンジニアの関わり方ついて大きく3パターンに分かれています
・テスト全般全てを請け負う
・一部を請け負う
・QAエンジニアが関わらない
上記のうち、「テスト全般全てを請け負う」についてはよくあるお話しだと思うので割愛させていただいて
「一部を請け負う」「QAエンジニアが関わらない」場合のQA活動についてお話しさせてもらいます。
一部を請け負うパターン
こちらのパターンについては主に
設計や実装などのうち、その一部を担当するといった具合になっています。
PMが設計まで行い、実装以降はQAエンジニアということもあれば
実装まではQAエンジニアで行い、実行以降はPMと言ったようなケースもあります。
この時、互いの担当した部分に関しては相互的にレビューを行うようにしています。
また、一連全てに対してレビュアーとしてのみ関わるといった場合もあります。
QAエンジニアが関わらない
こちらのパターンについては文字通りQAエンジニアが一切関わることがないパターンになりますが、QA活動が全く行われていないというわけではありません。
前述の「一部を請け負うパターン」の様にPMや実装担当者が必要なQA活動を全て請け負い進めていきます。
ただし、QAエンジニアが全く感知をせずにいるのではなく実施内容を把握し今後のQA活動においてスムーズに進行できるように関係資料を読み込んだり、気になる点があれば随時質問するなどキャッチアップをおこなっています。
判断するのはQAエンジニアではない
そんなCAMPFIREのQA活動ですが基本PMに判断の軸を握ってもらっています。
その時々の開発、改善にてどのようなテストが必要かを判断してもらったり、QAエンジニアが相談を受けながら方針を決定していくためQA活動が省略されることはありません。
しかし、全てを一様にパターンで当てはめて「似たような内容を以前にPMだけで完結させたから同様のものはそう進めていく」というようなこともしていません。
その時々で他に進行しなければいけないものがあったりもしますので、臨機応変にQAエンジニアで引き受けるといった動きもあります。
一番の効果
現在のQA活動の取り組み方で良い点だと思っているのは「より早くユーザーに届けたい体験を届けられる」という点にあると思っています。
「より早くユーザーに届ける」という点だけを重視した際に、QA活動を削るというのが一つのやり方があると思います。
しかし、その場合リリースされたものが「届けたい体験」とはかけ離れてしまっている場合や、意図しない動作、不具合など様々な問題は発生する可能性が考えられ、結果的により多くの時間とお金を消費してしまうだけでなくユーザーからの信頼を損ねてしまいます。
また、どれだけ丁寧な資料を用意しても、会話の場を何回も用意しても認識に差や齟齬が出てしまうことはあり、それはQAエンジニアが入った場合も起こりうると思っています。
そのようなことがなぜ起きているかを解決していくことが重要である一方で、解決策を見つけたり見つかった解決策を実行し続けるのはまた別の苦労が出てくると考えています。
今執り行っているやり方が現時点で考えられる最短の解決の仕方であるとは思う反面、QA活動に尽力してくれる方々の工数を別のことに使える、使いたいのではないかといったことも考え、何か案はないかと思い耽ることもあります。
そんなことも考えられる中でQA活動にQAエンジニアだけでなくプロダクトに関わる多くの人々が取り組んでくれているというのはとても重要でありそして良いことだと私は考えています。
最後に
課題は大小まだまだありますが、より良いサービスをより多くの方々に届けるためにQA活動を改善していくと同時に、多くの方々がQA活動を支えてくれているように、自分も人を支えらるように活動していきたいと思います。
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