貝掘りビーチ - Wolfe Property State Park

定型文挨拶

このNoteは、ワシントン州シアトル周辺を行動圏としている人で、なおかつアウトドアが初心者という人を対象とした、非常にローカルな情報共有のために書かれたものです。子供の年齢が同じくらいの家族をアウトドアに勧誘して一緒に楽しもうと企んで書かれた超初心者向け情報なので、その道に詳しい方には役には立たないものかと思います。

アウトドアは最初の一歩を始めるまでのハードルがやたら高い(と私はと思ってます)ので、「興味はあるが始め方がわからない」という人には、そこそこの手助けとなるようにまとめてます。自分の備忘録も兼ねているので、内容もちょくちょく更新します。

なおここに書かれた情報は、私が様々な方から教えていただいたものや、ネットの情報の集合知で、私のオリジナルではありません。先人に感謝。


ビーチ概要

特徴

シアトル近郊で最も人気のあるビーチです。牡蠣の味に定評があり、アサリ・トリガイ(Cockle)・バタークラムも豊富、刺身が美味しいホースクラムも採れます。駐車場から漁場までが非常に近く、アサリなら車を降りて3分で採れます。貝の種類も多く、数も豊富で、味も良いのなら人気になるのもうなずけます。

欠点は、絶望的なまでの駐車場の小ささと、トイレが無いこと。またここ数年のOpen時期が冬~春なので、天気が良い日でもそれなりに寒いです。

このParkは、Shine Tidelands State Parkと隣接している……というか、Shine Tidelandsの敷地内に埋まっているような場所にあるため、駐車場が一杯のとき、もしくはトイレがある場所に駐車したいのなら、すぐ隣にあるShine Tideland State Parkに駐車して、そこから海岸を歩いてWolfe Property State Parkまで来るという方法も使えます。その場合、海岸を1.2kmほど歩くこととなりますが、道中はCockleがかなり採れるので、それほど退屈しないでしょう。

アクセス

EdmondsからフェリーでKingstonへ。フェリーを下りたら20分ほどで着きます。フェリーは予約不要ですが、1時間に1本程度しかないため、ちょっと早めを目指すほうがいいです。うっかり乗り過ごすと1時間も遅れます。

駐車場

このビーチの最大の欠点が駐車場。おそらく20台ほどしか停めれないでしょう。本来は駐車禁止である「駐車場の南側の路肩」に停めても、30台も停めれないと思います。なお、駐車場に至るまでの道(Seven Sisters Road)は、すれ違うことすら難しいほど狭い道で、路駐はまったくできない広さですので、くれぐれも停めないよう。

貝掘りができるのは、干潮から大体2時間前からです。ので、干潮の2時間前にはすでに駐車場がほぼ埋まっています。干潮の時間の3時間前(貝を掘り始める1時間前)、できれば3時間半前くらいには来て、車の中でランチを食べながら待つくらいのほうが無難です。

もし駐車場が埋まっていたら、おとなしくShine Tidelandsのほうに停めて、海岸を歩きましょう。

1400mほどです

トイレ

駐車場&公園内にはトイレがありません。トイレは、すぐ隣にあるShine Tideland State Parkにはあるので、事前にそこで済ませておくのが吉。
このビーチに限らず、基本的にビーチにはトイレが少なめです。貝掘り前には水分を控える方がいいかもしれません。

WDFWの案内ページ

貝掘りに行く当日の朝、必ずチェックしましょう!
Openシーズンは期間中に変更されることがあります。また、採っても食べられないのでは仕方ないので、Health Statusも要チェックです。

獲物

  • アサリ (Native Little Neck、Manila littleneck)

  • 牡蠣(マガキ)

  • Cockle

  • Butter Clam

  • Horse Clam

採り方

牡蠣は北、その他は南がおすすめ

アサリは、駐車場を出てすぐの場所でも取れます。マイナスの引き潮でなくても、プラス2~3フィートでも採れるくらい豊富です。アサリは、比較的高い場所にいますので、引き潮の時は、それほど波打ち際にまで行かないでも大丈夫です。熊手で5~6センチも掘れば、ざくざく出てくるでしょう。

牡蠣を取るなら、駐車場から少し北のほうに歩く必要があります。5~10分ほど歩けば、白い牡蠣地帯が見えてくるでしょう。ここの牡蠣は味が良くて有名なので、頑張って狙いたいところです。

我が家のメインターゲットはCockleです。日本でいうところのトリガイ、もしくは石垣貝に近い貝で、さっと湯引きして食べると最高です。この貝がいるのはアサリよりは深いところ(海側)です。駐車場を出たら右(南)に歩きながら探すといいです。この貝は比較的浅いところに埋まっているため、柄の長い熊手を1~2センチほどの深さで引きずりながら歩くと「ガリッ」と引っかかる手ごたえを感じることができます。1個見つけたら、同じ場所、もしくは同じくらいの高さの場所で複数見つけられるでしょう。大きめのCockleは、小さいものよりも深いところにいるため、小さいのを1個見つけたら、周辺を深めに掘って探していくといいです。

Horse Clamを採るには、まず直径1.5~2センチほどの穴を探します。穴に指をいれたときに、グニッとした貝の感触があり、それが即座に縮んで逃げていくようであれば、それがHorse Clamです。穴の場所を30~50センチほど掘り下げると、運が良ければ、15~20センチほどの大きさの貝を見つけることができるでしょう。大物です。

Butter Clamは、10センチほどのそこそこ大きく、そして真っ白な貝です。Horse Clamを狙って掘っているとごろごろ出てくるので、邪魔にすら感じられます。が、この貝は身が肉厚で、フライにして食べるとかなり美味しいです。Horse ClamはButter Clamは区分がそれぞれ違うため、両方ともキープするのがお勧め。Horse Clamは合計7個、Butter Clamはその他のClamと合計で40個(もしくは10lbs)まで持ち返れます。



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