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【遊戯王OCG】あらゆる召喚法を駆使して手数でゴリ押す「殺意の鉄塊」列車ドール!!

◯前語り

どうも、ざくおです。

最近、五月病のせいか、早い梅雨入りのせいか何もやる気が出ません。
その結果、幼児退行の前兆か思考がトリップして気が付いたら手元に列車ドールのパーツが集まっていました。

2015年とかの【影霊衣】や【海皇】が台頭していた時代はそこそこのパワーで戦えていた、マイフェイバリットデッキでしたが、今ではどんな動きをするのか全く知りません。

最近環境でたまに見る【エルドリッチ】や【サンダードラゴン】の影響で列車関連のエクシーズは見ますが、【列車】そのもののデッキを見ることはほとんどありません。

というか当時は先攻「スペリオル・ドーラ」単騎でも大分堅い盤面だった気がしますが、今やそんな盤面で返した日にはムキムキモンスターに打点で蹂躙されていとも簡単に返される気がしますし、何より妨害にならないので相手は自由に展開してしまいます。

アレから列車には全く触れていなかったので6年の間に肥えた機械族・地属性・レベル10のプールを漁りながら考えた現代の【列車】デッキの構築案を覚書程度に垂れ流したいと思います。

◯追記

続編も書きました。
かなり構築を最適化できてると思うのでこちらも合わせてご覧ください。

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続編はこちら=>

【遊戯王OCG】「超弩級の殺意」列車ドールのパッチノート :構築暫定完成まとめ編

◯デッキプラン

新カード(とはいえ登場は数年前)を漁って一番に目についたのは「ジャガーノート・リーベ」です。

圧倒的な殺意で、下敷きの候補となる「グスタフ・マックス」と合わせて後手でのワンキル性能が飛び抜けています。

このカードを見た瞬間、このデッキは後手ワンキルしかないと感じました。

実際、ランク10ギミックにおいて現代遊戯王に追いつけるレベルの優秀なカードは見当たらず、追加されていたカードは後攻想定のものが多いため後手でのワンキルプランが一番望みがあると思います。


結果、とにかく後手で「グスタフ・マックス」+「ジャガーノート・リーベ」を通して相手を沈めるデッキプランで行くことになりました。

◯デッキリスト

まだ色々試しながらのデッキリストになりますが、現在この形で回しています。

勿論今後大幅な構築変更もあり得ますが、今回はこのリストを元にどういった考えの構築になっているか語り賢者していきます。

◯とにかく手数を増やす構築

前述の通り、メインプランは後攻を選択してのワンキルです。

そうなった際に問題になるのは、いかにして相手の妨害を踏み越えて「ジャガーノート・リーベ」を通すか、という点です。

当初は手札誘発を増し増しにして相手の展開を弱めて後手のワンキルを通すというプランを考えていました。
しかし、【列車】のプールはそのレベルの高さからそのままではあまりにも手数に欠け、「指名者」カードの存在も考慮に入れた際に安定して妨害を踏み越えてワンキルに向かえるとは言えなません。

そもそも毎回誘発を十分に通しつつ、限られた展開手段を手札に持ち合わせるなんて現実的ではありません。

というわけで、とにかく手数を出すギミックを増やして妨害を直接踏みながらキルに向かう方向で考えました。

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◯ゲーム展開のパターン

想定しているゲーム展開のパターンは大きく分けて3つです。

①手数で展開し、妨害を受けつつもランク10エクシーズを成立させてワンキル
②手数で展開し、先に「ドーラ」を立てつつ横に「グスタフ」→「リーベ」を成立させてワンキル
③手数で展開し、ワンキルが成立しなかったが4素材「アーゼウス」で盤面を返して勝利

①はおそらく一番多くなるゲーム展開です。
「緊急ダイヤ」や「影依融合」といったカードで手数を出して相手の妨害を踏みつつ、最終的に「グスタフ」→「リーベ」を決めて勝ちます。

②は相手が「リーベさえ止めれば勝てる」と考えて、リーベまで妨害を待つ場合のゲーム展開です。
先に横に「ドーラ」を成立させてから追加の展開をすることで、「リーベ」への直接妨害をかわしてキルすることを目指します。
これを現実的に行える点が手数増しプランの大きな利点だと思います。

③は、守備でモンスターを横並べされた場合や、効果の発動に対するカウンターが戦闘前にケアできず「リーベ」の効果を通せない場合、「転回操車」のリクル効果を使わないと手数が足りない場合などに狙うゲーム展開です。
あえてグスタフやリーベの効果を使わず、4000打点x4で盤面を返しつつ4素材アーゼウスに向かってリソース勝ちを狙います。

以上の3つのゲーム展開のどれかを選択して行える選択肢の広さを確保することを考えたデッキ構築になっています。

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◯カード1枚のバリューを高める

【列車】の新カードには「緊急ダイヤ」や「フライング・ペガサス」など非常に強力な手数を出せるカードが存在しています。

しかし、「緊急ダイヤ」は【列車】ギミックそのもののみでは一枚でランク10エクシーズに向かうことはできず、「フライング・ペガサス」は墓地にレベル10を用意する必要があるなど、【列車】ギミックのみではそのパワーを活かしきれず、妨害を踏み越えるだけのパワーを捻出できません。

そこで、後述するハリラドン展開で「緊急ダイヤ」一枚でランク10を出せるように展開ルートを拡張したり、「閃刀」ギミックで召喚権を温存しながら「デリックレーン」や「バレット・ライナー」を展開した上で、最終的に本命の「フライング・ペガサス」を強く通すことを狙います。

【列車】以外のギミックで手数を増やすことで結果的に【列車】ギミック自体のパワーが上がり手数の増加を後押ししてくれます。

◯緊急ハリラドン

前述の「緊急ダイヤ」一枚から2除去+ランク10に向かう展開ルートです。

勿論ここに妨害を当てられる可能性は高いですが、こちらも一枚消費で、なおかつ先攻展開ハリラドン特化と違い、通らなくても他の手数で押せるので、相手に確実に妨害を使わせられるという点で非常に優秀だと思います。

何より一枚から2除去通した上でランク10に向かえるという圧倒的バリューの高さが魅力で、通ってしまえば勝ちが見える非常に強力な展開と言えます。

緊急ダイヤef 001, カーネルss
001カーネル→ハリss
ハリef 001ss
ハリ001→ラドンss
ラドンef トークンx3ss
001x2 ef 001x2ss
ラドンef 自身リリースして1除去
001トークンx3→ブンボーグジェットss
ブンボーグジェットef 001破壊して1除去
カーネルef カーネルss
カーネルブンボーグジェット→ランク10

「ブンボーグ001」を2枚使って盤面を剥がしながらレベル10地属性機械族を並べていくことができます。

また、「ブンボーグジェット」ではなく、「ブラックローズドラゴン」をたてることで盤面を全て洗い流しつつ、「001」が破壊されることで墓地の「カーネル」が蘇生されるという強硬手段も選択できます。

先程も言いましたが、先攻展開としてのハリラドンと違ってあくまで手数の一つとして見ることで、そのリターンも相まって優秀な妨害踏みとなります。

何よりメインデッキに入るリクル先である「ブンボーグ001」が地属性機械族のため、「デリックレーン」や「バレット・ライナー」の効果を起動するための初動にもなり得る点が非常に評価が高いです。

◯閃刀ギミック

こちらは主に「フライング・ペガサス」のお膳立てに使います。

とはいえ、こちらは思い付いたばかりのプランで、狙った通りの成果を上げてくれるか十分な検証ができていないため、入れ替わる可能性もあります。

まず、「エンゲージ」のサーチ先の選択肢は「ホーネットビット」と「ウィドウアンカー」の2択です。

「ウィドウアンカー」は、強力な相手モンスターを盤面に残しつつ機能停止させることで、「影依融合」や「緊急ダイヤ」の発動を通しやすくすることができます。

「ホーネットビット」は「カイナ」が機械族地属性であることを活かして召喚権を温存しつつ手札の「デリックレーン」や「バレット・ライナー」を起動して先に展開を行うことで、「フライング・ペガサス」のバリューを上げる狙いがあります。

【列車】デッキを使っていてよく起こる、『手札に二手目以降の手数になる「デリックレーン」や「バレット・ライナー」が溜まり、一手目に仕方なく「フライング・ペガサス」を召喚する』場面を回避できます。

使い方としては、

ビットef トークンss
トークン→カガリss
カガリef ビット回収
ビットef トークンss
カガリトークン→ジークss
ジークef 1除去
ジーク→カイナ

とすることで、1除去噛ませながらカイナに辿り着くことで「デリックレーン」や「バレット・ライナー」を起動します。

「デリックレーン」や「バレット・ライナー」を出してもランク10に向かえない場合にはカイナと合わせてアンガーナックルにして実質レベル10を盤面に残しつつ墓地にレベル10を作り、「フライング・ペガサス」召喚から蘇生の流れを狙います。

◯採用カード

◯【列車】ギミック

・「ナイト・エクスプレス・ナイト」1枚
召喚権使ってレベル10が成立します。
基本的には召喚権は「フライング・ペガサス」に割きたいため、重ね引きしないように1枚のみの採用です。
「転回操車」からの選択肢としての一枚という意味合いが大きいです。

・「デリックレーン」3枚
地属性機械族の召喚に反応して手札からssできます。
素材から外された際に除去効果を持っている点も強力で、展開に絡めることで「グスタフ」の効果が2000バーン+1除去になるため積極的に「転回操車」からサーチします。
早めに素材から吐いて盤面を荒らしつつ、「フライング・ペガサス」で釣り上げ先として確保しましょう。

・「バレット・ライナー」3枚
場が地属性機械族のみの場合に手札からssできます。
二手目以降の手数として、「デリックレーン」と合わせて横並べできる強力なカードです。
一番強いのは「アーゼウス」で盤面を返した場合に素材として入れておくことで、返しのターンのリソースを確保できる点が非常に強力です。

・「フライング・ペガサス」3枚
前述の通り、召喚権をランク10に繋げてくれるパワーカードです。
効果の性質上、出番は最後になりがちなので本命の札としてこのカードを軸に展開を考えることが多くなります。

・「ジャガーノート・リーベ」2枚
このデッキのフィニッシャーです。
「グスタフ・マックス」と合わせて、2000+6000のワンキルが見えるカードです。
複数回攻撃もできるので、盤面にモンスターが並んでいる場合でも、攻撃力合計6000以下のモンスターが攻撃表示で2体以上いれば「グスタフ・マックス」と合わせてワンキル可能です。

出してしまえば効果を使わずとも4000打点で4回攻撃まで可能なので、盤面を返しつつ4素材「アーゼウス」に向かえるため、その返しのターンのキル用に2枚目まで採用しています。

・「グスタフ・マックス」2枚
基本的に「ジャガーノート・リーベ」の下敷きです。
ワンキル範囲に入れるために展開に絡める必要がある場合が多いので、「スペリオルドーラ」より優先順位が高いです。

・「スペリオル・ドーラ」1枚
基本的には余剰展開に妨害を撃ってくれなかった場合に横に先出し、後続の本命である「ジャガーノート・リーベ」に対する妨害の露払いをします。
「アーゼウス」の横に置くことで堅い盤面を形成することも可能です。

・「転回操車」3枚
「テラ・フォーミング」合わせて実質4枚体制。
手札の足りないパーツを供給してくれる強カードです。
コストとして被った「デリックレーン」や「バレット・ライナー」を捨てることで「フライング・ペガサス」のお膳立てをしつつ、有効札に入れ替えることができます。

◯シャドールギミック

・「エルシャドール・シェキナーガ」1枚
融合の出し先になる地属性機械族レベル10です。
召喚権を使わずに手数が出せるギミックとしてシャドールギミックは今でも非常に優秀です。

・「影依融合」3枚
一枚で墓地「カーネル」+墓地「シャドール」モンスター+レベル10地属性機械族の高バリューカードです。
そのパワーの高さは誰もが知っているため、確実に妨害を踏んでくれる点も評価が高いです。

・「シャドール・ドラゴン」1枚
伏せを踏んでくれます。
「ライスト」引けなかった場合に。
「シェキナーガ」が2600打点あることで、「パニッシュメント」を強く撃たせずに0:1交換に持ち込める点が優秀です。

・「シャドール・ビースト」1枚
ドローして手数の拡張が狙えます。
一番落とすことが多いです。

・「シャドール・ヘッジホッグ」1枚
このカードがあるおかげで「影依融合」の抑止力が高まります。
「シェキナーガ」のコストを供給することで、「シェキナーガ」自体が素材の役割以外に置いておくだけで妨害を弾けるカードになるため、相手の展開が前に寄っている場合に落とします。

◯「閃刀」ギミック

・「エンゲージ」2枚
「ビット」と「アンカー」から選択してサーチできます。
重ねて引いても機能する点が優秀で、確実に役割をこなしてくれる強カードです。

・「ビット」1枚
このカードの器用さがマジで半端ないです。
除去+初動になってくれるので、このデッキでは特にバリュー高く使えてると思います

・「アンカー」1枚
先述の通り、「緊急ダイヤ」や「影依融合」の条件を維持しつつ相手のモンスターを機能停止に追い込めます。

・「ジーク」1枚
除去持ちです。
縦のモンスターは妨害を消したい場合を除いて残しておいたほうが「ジャガーノート・リーベ」でのダメージが出ることが多いので、絡めない場合には真っ先に「金謙」で抜かれます。

・「カガリ」1枚
基本的には「ビット」を拾って「ジーク」に向かいます。
「アンカー」と「ビット」両方絡んでいる場合には「アンカー」を拾って2面無効しつつそのまま「カイナ」になれます。
「ジーク」を絡める必要がない場面には「ジーク」と一緒に「金謙」で抜かれます。

・「カイナ」1枚
珍しく今回はコイツが主役。
このデッキの問題点であった『展開札が二手目以降でのみ機能することが多い』問題を解消してくれる初動役です。
召喚権を使わずに器用な地属性機械族枠が【閃刀】ギミックだったわけです。

◯ハリラドンブンボーグギミック

・「ハリファイバー」1枚
語ることなし。
最強カード。

・「アウローラドン」1枚
今回は珍しくリクル先なしでの採用。
「ブンボーグジェット」までの素材を供給しつつ、除去もこなしてくれるパワーカード。

・「ブンボーグジェット」
シンクロで飛び出るレベル10地属性機械族。
地味に除去効果持ちで、めっちゃ強い。

・「ブンボーグ001」2枚
今回のゴミ枠。
ターン1ついてないので「ラドン」のトークンに反応して2枚飛び出る。
地属性機械族なのでゴミと言いつつも素引きしたら初動にもなり得る。
割と偉い。

◯最後に

ここまで『かけらも強くなさそうなテーマ』の、『まだ試作段階のデッキプラン』についての垂れ流しを6000字以上読んでくれたあなたが好きです。

シンクロや融合、リンクなど様々な攻め手を使いこなして最終的に【列車】エクシーズに繋ぐハイパー殺意デッキが割とオシャレで強くて気に入ったので、もう暫く練ってみようと思います。

おもしろいと思ってくれたら記事のいいねとTwitterのいいねとRT、BlogNaviから来てくれた方はそちらのいいねもお願いします。

モチベーションが上がれば完成版ができたときにもう一度記事を書こうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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