You Are The One - TMK

【Tetsuya Komuro x Amena NFT Project 90th - Rebirth】
I must say good bye, balance of the speed, rusty knife, happy birthday 企画を経て、最後にもう一曲作りたいと思いました。

三連符の曲は誰も作ってなかったので、テーマは三連符と決定(1作目はジャングル、2作目はspeed TK remixとの融合、3作目はhi-NRG、誕生日企画は小室さんの作った別曲との融合がテーマ。

昨年、娘の誕生日にピアノを触っていて浮かんだメロディがあったので、それと小室さんのステムとの2部構成にしようと決めました。
もともと存在したメロディはエレプロの様な三音だけで構成したいと思って作成したものでした。

Aメロはstemのメロディを活かしたものにしました。
三連符に変えるだけで同じメロディをなぞっても
聴こえ方がガラッと変わって新鮮なメロディになるとと思ったからです。
また、その方が小室さんパートと自分パートを50/50に近い形で配置できるのではないかと思いました。
エレプロやstill love herの様な、共作感を高めたい狙いがあります。

今回大きく分けて3回の転調を用いて、最後のサビに向け徐々に盛り上げて行く狙いがあります。

何となくのイメージを頭に浮かべた段階でクレンジルさんに声をかけ作成開始。
ピアノでデモ曲を作り、それを打ち込んでみたところ、どうにも芋い、笑
Emの四分音符イントロからC♯mへ3度下げてからAメロが始まるのものの雰囲気がどうしてもダサかった。
最初は生音風で篠原涼子のもっともっとみたいな感じを描いていたのだけれども、アレンジの方向を変えてエレプロ及びnights of the knife 風に(テイストで)進める事に。

クレンジルさんのピアノが入ったら雰囲気がガラッと変わり、アレンジもそれに釣られてブラッシュアップされていった。
イントロのシンセは、trfのtruthをremixした時に下降するメロディがイントロにあったので、そのイメージを引用。
Aメロ及びサビの前にはnights of the knifeやalways together等のイントロで小室さんが多用していたTAMの音を入れました。
Aメロはstemの音をスライスしてサンプリングしたものでリズムを刻んでいます。
1番サビとの間にEからBにコードを落として次のCへの転調をスムーズにしたのは小室さんの曲でも同様の転調があったので引用しました。
ラストのサビでの転調も同様にGからDに落としてから一度上げてE♭に転調。
stemも3度転調がありますので、それに倣っています。

ラストのコーラスは14回の多重録音を行いましたが、これは小室さんが多重録音コーラスをよく行っていたのでそのテイストを入れました。

ハイハットはstemの音と電子的な音を2つレイヤーしてます。

歌詞ですが、
最初はエレプロの様な世界観の歌詞にしようかと思ったけれど、小室さん引退騒動から現在に至るまでを
小室さん作品の曲名や歌詞などを使って書いてます。

サビのYou are the one, You only one
という歌詞がデモを作っていた段階で出てきて、この言葉が契機となって小室さんの事を歌う歌詞へ変更となりました。
You are the oneの後ろには色々な感情を込めてありますが、それは皆さんが思う感情をこさそのまま当てはめていただければと思います。

Love song にも取れる内容の歌詞にしてありますが、
Love is all music, Loveはmusic とイコールになっています。
Waiting for loveをwaiting for musicに置き換えるだけでlove songではなくなります。
小室さんへの想いと、love storyと、
どちらにも取れる歌詞を目指しました。

2018年1月、突然の引退会見があり、それ以降表舞台から姿を消していた小室さん。
1番aメロの『夏の終わり』。
引退中にウツさんが『ぼくなりの35周年』ドラカニツアーを行い、追加公演中野サンプラザへ小室さんが見に行った(僕はZeppのファイナルを立ち見券で見ました)その時だけ演奏された曲。『2人の笑顔が春を呼ぶ』。引退中に起きた色々な中で1番印象的だと個人的には思う。

Don’t wanna cry with your day dream。
引退会見の後、『永遠と名づけてデイドリーム』をエンドレスで聴いてた。
『いつか僕が泳ぎ疲れてこの海に沈む時は、
どうか僕の刻んだ調べを永遠と名づけて』
の歌詞が切なすぎて、合いすぎて泣いた。
そんな経験はもうしたくないという想いが込められています。
また、その歌詞を引用してラストサビの1番盛り上がるところに使いましたが、聴くたびに感情を揺さぶります。
自分の曲で泣いたのは初めてでした。

lookin’ for the face/placeは引退中も何か動きがないかずっと追い続けていた情景です。

2番の246 step into で復活曲Route246を経て『地平線に描きながら』でその後の“RUNNING TO HORIZON (206 Mix)”に繋がります。

Give me your beatはtmのdevotionツアーで演奏された未発表曲『Show my music beat』
から、新しい曲をまだまだ聴かせてほしいという願いが込められています。
もちろんTMNETWORKの曲名GIVE YOU A BEATからのもじりです。

サビのメロディを作った時に
リトルマーメイドのunder the seaが何となく頭に浮かんだので、サビは海中に潜るイメージとなり、サビ前にポチョンという音を最初の段階から入れてました。
これが、スイッチとなりアーバンと海中を行き来する動画にしようと決めたもののの、どうにもカラオケ画像の様になってしまう。
まゆちさんがロケに出て動画素材を撮ってきてくれたおかげで全体的にもテーマがしっかり出来、かつ纏まりが出て動画としても納得のいくものができました。
クレさんの演奏動画とも上手く切り替えられていると思う。

エンドクレジットラストのexective produced表記は小室ファミリー時代のMAX松浦オマージュです。

楽曲公開にあたっては自分の名前は動画のラストと
詳細の下部にのみとして、謎の東洋人(TMデビュー時の木根さん)オマージュ。

また、自分の名前をラストまで伏せているのもTKDの最初に小室さんが名前を伏せた事に倣い、多くの方に見てもらう目的がありました。

12歳の頃から好きな小室さんへの想いをこの曲に込めました。
皆さんのお気に入りに加えていただければ幸いです。
TEPPE™️



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?