You Need to know New Drill Star

遅くなりましたがあけましておめでとうございます。去年始めたこのnoteもお陰様で認知度が上がりつつあり、現場でも「note読んでます」「Drill楽しみにしてます」なんて声をかけてもらう機会が多くなりました。今年もマイペースながら濃厚な記事をアップしていくつもりなので、改めてお付き合いよろしくお願い致します。


月の始めにはいつも前月リリースされた注目曲をアップしていましたが、気付けばもう1月も半ば。なので今月は10 of New Brooklyn Drill Trackシリーズはお休みして、2021年注目すべきDrillerをいくつかご紹介していきたいと思います。


Bizzy Banks

以前もこのnoteで取り上げているので、覚えている人もいるかと思います。East New York出身。トリニダードとのミックスで現在21歳。Structure Gangというヒスパニック系のギャングチーム(恐らくBloods系統)に所属しています。デビューシングルであり出世作でもある "Don't Start" がBizzyの代表曲。

去年リリースした「GMTO vol.1」に収録されている "Extra Sturdy" も、最近本人が出演しているこの動画で使われ話題になりました。

今年の大本命は彼。Fucious TVが去年発表したBrooklyn Driller Top 20においても、ブレイク済みのDrillerに次いで6位にランクインとかなりの注目度の高さ。

そんなBizzyがつい先日、待望のNew Single "BANDEMIC" をリリースしました。

Junior Reid のウルトラクラシック "One Blood" 使いでフロア映えも良さそう。早く現場でかけたい!


26AR

Crown Heights出身。Two-Six ARと読みます。4年間の刑期を終え本格的にラップ活動を始めたのが2019年。 "My Set" や "MANEUVER" 等がローカルヒットを飛ばします。

Ciggy Blackのフックアップがあり徐々に名前を知らしめていった26。限りなくChoに近い存在なのですが、本人が直接Cho派閥だと明言した記録は無く、また何故か22Gzをディスしている曲をリリースしていたりと、この辺まだ分からない事が多いです、すいません。

Tazzo BとRocko Ballinと仲が良く、各々の曲で幾度となく共演を果たしています。

以前「Brooklyn Drillのプロデューサー / トラックメーカー 2」という記事で特集したA Lauが26の大半の曲を手掛けていて、26AR × Rocko Ballin × A Lauが鉄板の組み合わせのようです。

そんな26が、去年末にフルアルバムをリリースしました。

ヒット曲 "My Set" の続編や、26AR × Rocko Ballin × A Lauの鉄板コンビ、ゴリゴリのDrill等が収録された濃厚作。更に今年に入って早速New Singleもリリース済み。

今年飛躍の年になってくれる事を祈ってます。


Jay Gwuapo

East New York出身。2018年にリリースしたデビューシングル "Downbad" がいきなりのヒット。その歌うようなラップスタイルからしばしばR&B-Drillと形容されています。

2019年にはRCA傘下のPolo Grounds Musicと契約しいち早くメジャーデビューを果たしました。Pop SmokeやLil Tjay、Sleepy Hallow等、錚々たる面子に客演として招かれている事からも、その注目度の高さが伺い知れます。

個人的な推し曲は、Pop Smokeをfeatした "BLACK MASK"

フロア映えも良く、実は去年何回か現場でも投下済みです。今年はもっと大々的にかけていけたらいいなぁ。


CoachDaGhost

グアテマラ生まれブルックリン育ち。Cho一派のCoachにとって、2020年は飛躍の年だったと言えます。最初にリリースさシングル "Hitlist" が大ヒット。

ここで何度も披露されている彼の口癖「Shyne〜♬」がとにかくバズりまくって、一躍時の人となりました。この曲がリリースされた翌月には、Gucci Mane擁する1017 Recordsと契約を果たします。

続く “Gooey Sauce” 、22Gzとの "Movie" も軒並みヒット。DrillシーンにShyneブームを巻き起こしました。

去年はWoo一派が目立っていた印象ですが、22Gzが "Suburban pt. 2" で自身最大のヒットを飛ばしたり、Nick Blixkyの死によって彼の功績が改めて讃えられたり、Coachのブレイクがあったりと、Cho一派も決して引けを取らない一年だったと言えます。今年はこの中から誰が全米規模のヒットを飛ばせるのか?要注目です。


最後に告知です。去年リリースしたBrooklyn Drillに焦点を当てたMixシリーズ「Mixky The Moo」の第2弾を先日リリースしました。

今回の記事で紹介した曲もいくつか収録しています。更に最近活発化してきたJP Drillも2曲収録。

縁あってとある海外のDrillサイトがMTM2をシェアしてくれたんですが、そこからの反響が物凄い事になってます。更にその流れから、livemixtapes.comにMTM2がアップされるっていう奇跡まで起こっちゃいました。

Spotify等のサブスクリプションが台頭する以前、Datpiffと並んでHIP HOPのミクステ文化を支えた非常に権威のあるサイトです。自分のDrill愛がこういう形で世に認められるというのは嬉しい限り。vol. 1と合わせて聞いて、もっとDrillに触れていって欲しいです。


DJ MoB

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