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TANIGUCHI CUP 2024を主催しました。

谷口です。

 IIDXの大きいイベント、通称「谷口杯」を2024年7月13日、7月14日に開催しました。今まで私谷口はお手伝いという形で携わってきた谷口杯でしたが、主催交代によりさまざまな大会準備を行ってきたこと、大会を終えての感想を書いていく記事になります。

TANIGUCHI CUP 2024の詳細note↓


大会企画

 2021年からさまざまな形で開催してきた谷口杯。最初は地元のプレイヤー数名がちょっとヘンテコなルールでバトルしたり、交流したりするとても小さなイベントから始まりました。回を重ねるごとに全国有数の敏腕プレイヤーが参戦し、どんどんイベントの規模が大きくなっていきました。その間、私は主に参加者とのコミュニケーションやルール制定等を行っていました。
 
 ひょんなことから主催が私にバトンタッチすることが決まった時は、本当に不安で仕方ありませんでした。人前で話すのが苦手で、大きなイベントを取りまとめるような大役は「進んでやりたい!」と思っていなかったからです。

 しかしながら、これで数年続いてきた谷口杯にピリオドを打つのも非常にもったいなく、自分ならどういう大会を作るかという考えを巡らすことに楽しみを見出していたこともあり、主催の肩書を一身に背負う覚悟を決めた次第です。

 主催になってどうしよう、というとこから始まったわけですが、今までの大会を通して、「スケジュールに余裕がない」というところは常々感じていたこともあり、主催になった10月末から2024年に開く大会の企画を行っていました。当初は新しい大会ロゴやキービジュアル、テーマソングの作成依頼をメインで行っていきました。

ロゴ

左:初期ロゴ案 右:採用ロゴ

 谷口杯のロゴを作成していただいたのはyuriel氏。忙しい中、自分からのオーダーに応えながらすぐに納品してくれてとても感謝しています。ちなみに以前開催した谷口2歳ステークスのロゴもyuriel氏に作成していただきました。

キービジュアル

 キービジュアルはどのようにして生まれたかお話しします。主催を請け負った数日後に愛知県は春日井市にあるADXマミー春日井出川店にお邪魔した時のことです。

ADXマミー春日井出川店の外観
2023年に行われた大会の関連グッズとマミーのグッズ

ここで遊んでいたときに知り合いのAROTTE氏に遭遇し、谷口杯のことを色々話していました。AROTTE氏は以前の大会でクプロのイラスト入りうちわを作成していたことがあり、そこから来年の谷口杯のキービジュアルを描いてくれないかとお願いしたことが始まりです。本人はとてもびっくりしてましたが、それ以上に完成したキービジュアルに自分がびっくりしました。

かわいい(小並感)

期待以上の作品に仕上がり、谷口杯のイメージとして素晴らしいものになりました。

更にはX用のアイコンも描いていただきました。 

本当に可愛い

AROTTE氏には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

テーマソング

 谷口杯のテーマソングは、2022年に行われた個人戦の大会開催時に、あの音ゲーコンポーザーの重鎮であるBlacklolita氏にオリジナル楽曲を提供して頂いていました。

しかしながら、今回私が主催を仰せつかって初めての大会ということもあり、この楽曲「Road to Grand Stage」のイメージを軸に何か新しい試みが出来ないかという考えに至りました。

真っ先に思いついたのは「谷口杯テーマソングのリミックス」でした。リミキサーを誰にお願いしようか考えていたのですが、ふと私の高校の同期に様々な楽曲のリミックスを精力的に行っていたhimiko氏が思い浮かびました。

彼へコンタクトを取り、二つ返事でリミックスを行って頂きました。

青春時代を共にした同期にこんな素敵なリミックスを提供してもらえて本当に嬉しかったです。himikoありがとう。

グッズ、スーパーチャット

 BOOTHにて前述のyuriel氏のロゴ、AROTTE氏のキャラクターデザイン、himiko氏のテーマソングをグッズ化し、販売することができました。これについては店長さんやSTULTIと話し合い、どんなグッズを出すか等を決めました。

また、スーパーチャットも同時に販売させていただき、多くのご支援をいただきました。本当にありがとうございました。再度応援メッセージを紹介させていただきます。

DeltaBeatsへのテーマソング収録 

 iwate EVOLVEDからリリースされている音楽ゲームアプリ「DeltaBeats」に谷口杯テーマソングと、同じG-stage小倉で行われているSOUND VOLTEXの非公式大会「SOUND VOLTEX Next Stage」のテーマソングが収録され、楽曲購入による収益が大会運営費となりました。iwate EVOLVEDの皆様、本当にありがとうございました。

iwate EVOLVEDのX公式アカウント↓

SOUND VOLTEX Next StageのX公式アカウント↓

DeltaBeats↓

大会ルール制定

 今まで多くのBPL形式の団体戦を行ってきていたのでそれをベースにルールを作っていきました。

 今までと大きく変えたところはいくつかありますが、1つは「チームリーダー権争奪戦」でしょうか。このルールの発案者は"あの"DJ O.N.O.。彼も立派な大会関係者となりました。

この後アルモバで順位が確認できることを知る

もう1つは「新ジャンルの追加」ですね。DJ O.N.O.と谷さんを呼んで新ジャンルに入れる曲を選定しましたが、これは賛否両論、多くのご意見を頂きました(以下、アンケートより一部改変)。

・一部のジャンルについて理解ができなかった。次回もあるならあらかじめ説明してほしい。
・内輪ノリ過ぎるとは思うが、BPLでない非公式大会だからこそできることでもあるとも思う。
・UNEVENやIMPORTED、TRICKYのような独自のジャンルはよかったが、該当する楽曲がまだあったのではないかと思った。

ご意見頂き大変感謝いたします。皆様の仰ることは理解できますし、今後より良い大会を作る上で参考にさせて頂いてます。ジャンル制定、もっと面白いものができればなと思いますので、何卒よろしくお願いいたします!

ドラフト会議

 以前から用いていたBPIによるコスト制も今回導入した訳ですが、曲を埋めていないことによる不公平性がこのルールに著しく影響を与えていたため、現役のチームゲームパニックアドバイザーであるHITA*氏にアドバイスをいただき、上位20曲を参照したBPI、NBPIを提案しました。かなりの突貫工事ではありましたが、これがルールにマッチしたこともあり、NBPIによるコスト制を新たに導入することとなりました。

NBPIのコスト制を導入したSP団体戦ドラフト結果

HITA*氏の迅速かつ的確なアドバイスには非常に助けられました。彼のアドバイザーとしての資質は、普段BPLを見ていてもわかるのですが、今回の件でも確かなものだ感じました。

ドリームマッチ

 このイベントも最初から企画されていた訳ではなく、現役BPLプロ選手である、APINA VRAMeSのCHP*1E氏より頂いた企画でした。最初のルールに運営側によるアレンジを加え、プロ選手チームと大会出場選手チームとのドリームマッチが実現しました。

 私とCHP*1E氏でお声かけさせて頂き、最終的に46選手、SEIRYU選手、VELVET選手、TAKA.S選手に参加をご快諾いただきました。シーズン中であるにも関わらず参加していただいて本当に嬉しかったです。
 
 ドリームマッチの際の盛り上がりはかなりのものでしたし、プロ選手および大会出場選手の皆さんにまたやりたい!楽しかった!と言っていただいて、企画した甲斐がありました。今後も同様、それ以上の楽しいコンテンツを提供出来ればなと思ってます。

大会当日

 近くで過去の大会の運営を見ていた、手伝っていたこともあり大会準備はそこまで苦じゃないだろう、とタカをくくっていた谷口君。筐体運搬はもちろんですが、配信機材や会場設営にかなり苦労し、始まる前からめちゃくちゃ疲れてました。店長さんやG-stage小倉店のスタッフの皆さん、筐体搬入や機材の準備等行ってくれた有志の方々には頭が上がりません。

いよいよ始まるなぁと毎回思わされる風景

今回は今までとは違い、筐体の間にスクリーンではなくモニターを置き、左右のモニターにも配信画面を映すような形にしてみました。これも店長さんを始め運営の皆さんのおかげで実現しました。ありがとうございます。 

また、配信レイアウトも以前スイッチングのミスや選手の名前のミスが非常に多かったため、予め全てのパターンのシーンを作ったり、選手や対戦形式を用意していました。その点については大きく改善されたのかなと思います。

運営視点

しかしながら筐体トラブルによる大会進行の滞りがあったのは事実です。配線の位置や機材の確認をしっかり行い次回はないように努めていきます。

大会を終えて


 私はDP部門でチームリーダーとして出場していたこともあり、正直企画から大会終了まで相当疲弊してました。。ただそれ以上に皆さんからの暖かい言葉、お褒めの言葉をたくさん頂き、これからも更に楽しい大会を企画して行きたいという気持ちの方が大きいです。反省すべき点、改善すべき点をしっかり洗い出し、次に繋げて行きます。

 そして何より、谷口杯は私だけでは全く成り立ちません。会場関係者、G-stage小倉店のスタッフの皆様、大会運営の皆様、全国から参加していただいた選手および観客の皆様、配信を見てくださった皆様。全てが揃わないと何も出来なかったと強く感じます。多くの方に支えられ、谷口杯は前に前に進んで行けると思っています。これからも谷口杯をよろしくお願いいたします。また北九州でお会い出来る日を楽しみにしています。

谷口

おまけ

SP団体戦 優勝「スパイシーウィナーズ(オレンジ)」
DP団体戦 優勝「息巻くセルキー(水色)」
会場の様子

その他当日の写真および動画↓

https://drive.google.com/drive/folders/1xC32YfAdd1ltgdtd2sGkc8VVrb-0FsMV

https://drive.google.com/drive/folders/1704Fe_YFWwZlXzLTnCDdRoGJDW3XoCZ1


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