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ニューグループ“集団”への膨らむ期待と昂る感情まとめ。

ある日突然、以下のポストが投稿された。

COALTAR OF THE DEEPERSや特撮といったバンドで知られるミュージシャンのNARASAKIが、細胞彼女などのプロデューサーである小倉ヲージとタッグを組んで何か始めるらしい、という話は以前から伝え聞いてはいたものの、日常に忙殺され、すっかり忘れてしまっていた。そんな中で発表されたグループの始動にすぐさま心が踊った。

このポストには簡単な動画が貼り付けてあった。告知で流れるBGMがすでに素晴らしく好みのタイプだった。冒頭で少し聞こえてくるのはエクストリームなメタルサウンドで、続けて心地よい疾走感とスペイシーな浮遊感が融合したインストへと転換する。間違いなく最高なんだろうけど、これだけではまだ何もわからない。グループショットは女性が4人、デビューライブは6月29日(土)であることを告げている。

これ以降、僕の興味は謎のニューグループ“集団”がメインとなっていく。

そして5月31日夜8時から6月1日にかけて様々なことが明らかになった。
1stギグの告知とメンバー紹介が続々とポストされていき、午前0時に最初の音源が発表された。

作詞作曲はもちろんNARASAKI。わずか1分の曲であるが、強烈なインパクトを刻みつけた。1分の楽曲というところに、NARASAKIの絶妙なセンスと凄みを感じるしかない。どうやらこのグループ、ブラストビートがキーとなっているようだ。

そして1週間後に公開されたのがこの曲。

小倉ヲージによる、ふんだんにDビートが盛り込まれた現代的な楽曲である。

で、Dビートで思い出すのはやはりこの曲。

上坂すみれ「パララックス・ビュー」。TVアニメ「鬼灯の冷徹」エンディングテーマで、大槻ケンヂ作詞でNARASAKI作曲、編曲はSadesper Recordの、たぶんおそらくDビートが盛り込まれた史上初のアニソン歌謡曲である。これが10年も前の楽曲だなんてまったく信じられない。いまだに刺激的に響く奇跡の楽曲だ。
そして小倉ヲージはNARASAKIから受けた影響を公言している。以下のインタビューを是非とも読んでいただきたい。



だから、集団が前代未聞のまったく新しいグループなのかと言うと、そうではないのだ。これまでNARASAKIが作ってきた音楽をより進化、深化させ昇華させた音楽なのであると、「権力と美学」と、続いて公開された「トカゲのパン屋さん」によって、かなり理解することが出来た。

6月16日0:00に配信リリースされたこの曲は、BABYMETALの「ヘドバンギャー!!」、「Catch me if you can」を手掛けたEDOMETALとNARAMETAL(NARASAKI)が再びタッグを組んだ楽曲であった。きわめてモダンなヘヴィ・メタル楽曲となっている。

僕はこの3週間、この3曲を無限リピートして生活していた。とにかくNARASAKIは、何から何まですべてが好みの楽曲を投げつけてくるのだった。

1stギグは今週土曜。動く“集団”を目撃することを待ち望むのみとなった。

1stギグはすでに完売、2ndギグのチケット抽選受付はまもなく終了する。

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