2023.07.31「琴ver」
7月も終わり。今朝、朝一で上司から「今年度も1/3が終わったね」と言われ血の気が引く。そのうち9月も終わって、半分終わったという話をするのことになるのだ。
ところで、街ゆく人々は皆、自分と同じように「おもしろ」を感じているのだろうか…と気になることがある。皆々様方はいかがだろうか。
昨日、昼からしゃぶしゃぶを食べに行った。店内は比較的落ち着いていて、店内BGMがゆったり聴こえてくる。J-POPを琴で演奏したBGM、しゃぶしゃぶを食べ放題するには最適な音源だ。Le Coupleの『ひだまりの詩』とか流れちゃったりして。良いではないか。
するといきなり、絶妙に聴き馴染みのあるメロディが琴で奏で始められた。なんか聴いたことがある…。そうだ! 江角マキコの『ONE WAY DRIVE』だ! ショムニのエンディングテーマだ!
その瞬間、自分の中で「おもしろ」の感受性が爆発した。それを琴でやるぅ〜?の「おもしろ」。周りはまったく反応していない。一緒に行った彼女も、自分が何に笑っているのかポカン。嘘だろ…こんなに面白いのに。
このチョイスの「おもしろ」、確かに説明には困るかもしれない。敢えて言うなれば、この曲はショムニのエンディングであり、ショムニのエンディングでしかなく、ショムニのエンディングに尽きることが面白いのだ。伝われ。
説明すればするほど無粋なのだが、GTOの『POISON』ではこうはならない。あ、失礼、『POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜』だ。こちらも、ドラマの主演である反町隆史がそのドラマのメインテーマを歌っている。この点で『ONE WAY DRIVE』と何の違いもないのだが、『POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜』の琴verが流れても、あぁ、反町だなぁ、反町のPOISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜だなぁ、と思うだけだ。『ONE WAY DRIVE』でなくては。
そんな感じで、自分は「おもしろ」に敏感なのか?という、絶妙に自意識を拗らせたことを考えていたのだが、それはさて置きこちらを見てほしい。
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某SNSで検索してみたところ、同じ感性を持っている人がいる。自分は、特別な人間でも何でもないのだ、そういう気持に打ちひしがれる。
ただ、探してみると、2017年にはこの手の内容を投稿している人が見受けられた。つまり、『ONE WAY DRIVE』の琴verは少なくとも6年以上、複数の場所に流通している、ということだ。
これは面白い。タダでは転ばない。それが「おもしろ」探求の真髄なのだ。
皆々様方も、日常に「おもしろ」を見出して、楽しく生きていただきたい。仕事が辛い、悲しい出来事があった、そういうときにこそ、自分の「おもしろ」の感性と向き合って欲しいのだ。
是非、「自分だけの」と思える「おもしろ」を見つけてほしい。
それか、『ONE WAY DRIVE』の琴verが流れるお店を。
以上。
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