見出し画像

専門実践教育訓練給付金対象講座の受講前の手続きの件


なんだか投稿するのが久しぶりな気がしますが、転職前の休み期間をまったり?と過ごしています。

そんななか、突然国家資格キャリアコンサルタントを取得したい!と思いました。なぜか?はまた別の記事に書きたいなと思っています。

さて、キャリアコンサルタントの受験資格は以下のいずれかが条件です。

1.厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した方
2.労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する方
3.技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した方

2.と3.に該当しない私は、1.の講習を受けねば受験資格が得られません。

ところが、この講座は受講料が30万円超となかなかの高額…なのですが、そこで利用したいのが専門実践教育訓練給付金、という制度です。受給資格の条件を満たしていれば、利用が可能です。

受給資格の要件や、対象の講座などは以下のページ参照で大まかな流れはわかるかなと思います。大まかに分かっても、実際にはいろいろ準備しないといけないのでややこしいというか、面倒だったので、備忘録的にまとめてみます。

教育訓練給付金は一般・専門実践・特別と種類が3種類あります。

そのなかの専門実践教育給付金の給付対象として、キャリアコンサルタント養成講座が指定されています(対象の講座も上記ページで確認できます)。

給付金を受け取るためには、指定の講座の受講開始日の1か月前までに実施しなければいけない手続きがあります。なお、仮申し込みをしてスクーリングの席をまず先に確保しておいてほしいという学校もあるので、ご自分が申し込みたい講座の説明会などを受けてどういう流れで進めればいいか質問・確認しておくと安心です。

さて、仮申し込みなどの手続きが済んでいる状態で、ハローワークで諸々の手続きをしないといけません。

1.教育訓練給付金支給要件の照会

2.ジョブカードの作成と訓練前キャリアコンサルティング実施

3.教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格者証の取得

1の支給要件を満たしているのが自分で絶対OK!とわかっていれば、2→1・3(同時)の順番で進められます。もし、支給要件を満たしているか自分で判断できない場合は1→2→3の順番で進めるのが確実ですね。

以下、実体験に基づいて書いていきます。お住まいの場所によって手続きが多少違う可能性がありますので、ご了承ください。

わたしは1.の要件は満たしているとわかっていたので、2からスタートしました。

訓練前キャリアコンサルティング

1.住所を管轄するハロワに電話で訓練前キャリアコンサルティングについて問い合わせる

まず、自分の住所を管轄しているハローワークに電話します。住所を管轄している、というのが重要で、たとえば会社の近くハロワがあるからそこで聞いても管轄が違うとダメな場合があるのかもしれないです。

訓練前キャリアコンサルティングを受けたいが、どういう手続きをすればいいかを確認すると、民間会社に委託しているのでそちらに電話して予約してくださいと言われて、電話番号を教えてもらいました。

2.ハロワ委託先の民間会社で訓練前キャリアコンサルティングの予約をする

委託先の民間会社に電話をして(受付時間8:15~17:15)、訓練前キャリアコンサルティングを受けたい旨を伝え、希望の日時で予約をとる。実施場所がハローワークの関係で、平日日中のみ実施可能。この、平日日中のみという縛りがつらいですよね…。持ち物などを指定されるので、準備しておく。

3.ジョブカードの作成

ジョブカードと呼ばれるものを作成するために訓練前キャリアコンサルティングを受けるのですが、ジョブカードの本体はコンサルティングよりも前に自分で作成しておく必要があります。

このサイトで、必要な書式をダウンロードしたり、作成支援WEBや作成支援ソフトウェアを使ってジョブカードを作成します。

就労経験ありで、初めてジョブカードを作る場合は、書式1-1、2、3-1、3-2が必要になるようです(就労経験なしの場合は、書式1-2、3-1、3-2)。作成支援WEB・ソフトウェアを使って作ると、最終的にローカルにExcel形式で作成されるので、そちらを印刷して訓練前キャリアコンサルティングに持っていきます。作成支援WEB・ソフトウェアは字数制限があったりするので、私は書ききれなかった部分はダウンロードしたExcelを直接修正しました。Excelを印刷すると文字が改行で見切れていたりすることがあるので、そちらをきちんとチェックしておくと安心です。

ジョブカードについては、転職活動をするために履歴書や職務経歴書を書いたりした経験がある方は比較的ささっと作れるのではないかな…と思いました。職務経歴書みたいにみっちり書く必要はないと思います。サンプルもありますが、結構あっさりめです。

なお、ハローワークで書式は配布しているそうなので、手書きOKのようです。このnoteを読んでくださる方は何がしかデジタルデバイスをお持ちだと思いますが…。

4.訓練前キャリアコンサルティングを受ける

印刷したジョブカードと筆記用具をもって、予約した日時に、予約したハローワークに行って、訓練前キャリアコンサルティングを受けます。訓練前キャリアコンサルティングで、自分の作成したジョブカードの内容を確認してもらい、最終的には、様式1-1の2枚目に専門実践教育訓練を受ける必要性についてコメントしてもらう必要があります。

このコメントありのジョブカード一式をもって、ハローワークの教育給付金関連の窓口に向かいます。

もし、手続きを1日で全部終わらせたい場合は、手続きの行えるハローワークで訓練前キャリアコンサルティングを受けたほうが移動が少なくて楽だと思います。

私は家から一番近い、訓練前キャリアコンサルティングが実施可能なハローワークでお願いしたのですが、そこは出張所だったので申請の受付業務は行っていませんでした。結局、受付窓口のある住所を管轄するハローワークまで移動することになってしまいましたので、そのあたりも事前に確認しておくと安心です。もちろん、別日にあらためてハローワークに行く場合はその限りではないですが。

教育訓練給付金支給要件の照会

教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格者証の取得

こちらの2つは、同時に行うことが可能です。

ハローワークって混んでいるイメージがあり、2回行くのは面倒だなあと思ったので一度で済ませられるかを訓練前キャリアコンサルティングについて問い合わせた際に確認しましたが、OKということでした。

1.申請用紙の事前作成(やっておくと後が楽です)

ちなみに、申請用紙もインターネットから入手できるので、事前に記入できる部分を全部記入しておくと楽です。リンクがすごいわかりづらいので、直接検索したほうが早くたどり着けます。パンくずリストから逆にたどってリンクの箇所を確認しようとしたらたどり着けないという…なぜだ…

このページの、「■ 教育訓練給付関係」にある以下の2帳票が必要です。

・教育訓練給付金支給要件照会票

・教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票

書式だけダウンロードして印刷して手書きもできますし、入力補助もあるので、WEB上で入力できるところまで入力してから印刷して、残りを手書きするのもありです。

私は受講対象の講座名が入力文字数制限にひっかかったため、その部分だけあとで書きました。あと、マイナンバーも手書きになります。

雇用保険の被保険者番号、受講する講座の指定番号が必要です。指定番号は受講先の学校から提示される場合もありますし、わからなければ

こちらのシステムで対象講座を検索するとわかります。

2.ハロワの教育訓練給付の受付窓口に行く

申請手続きの詳細は以下のページ参照。

・訓練前キャリアコンサルティング済のジョブカード

・押印済の申請書

・身分証明書(免許証とかマイナンバーカードとか…)

・支給金振り込み先の銀行口座の通帳かキャッシュカード

・身分証明書がマイナンバーカードでない場合は、写真2枚

・念のため印鑑(申請書に押印する必要があるので)

をもっていきます。

あとはハロワの窓口の方がよしなに手続きをしてくださいます。

私は即日で受給資格者証が発行されましたが、場合によっては郵送されることもあるそうです。

なお、申請時の写真2枚は、マイナンバーカードで代替可能です。

この手続きが完了した後、受講講座を本申し込みするとか、なにもしなくても大丈夫とか、そのあたりは学校によって手続きがまちまちだと思います。

無事に講座を修了することができたら、またハロワにいって支給申請を行うと、50%が支給されます(支給申請の手続きは講座修了後1か月間)。

そして講座終了後直近の試験に1回で合格すると、さらに20%支給されます。

以上です。

もし2回目(3年後になりますが…)があった場合の自分の備忘録として使えるといいな。3年経ったら制度が変わっている可能性もあるので、役に立たない可能性もありますが…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?