国家資格キャリアコンサルタント試験の論述対策で迷走した件②

私がしたこと

私はその迷いをTwitterでつぶやきました。

経験代謝で問3を解答している解答例を一生懸命に探しました。
でも、見つけられませんでした。
どこを見ても○○不足、そのテクニックでしっかり点を取ろう、という解法ばかりで、なぜその解法なのか、なぜ一足飛びに○○不足に飛んでしまうのか、私が納得できる理由が書かれているものはありませんでした。

過去の事例から、そのように書けば高得点が取れる、という事実があるのは理解していましたし、試験に合格するという目的のために、そのようにシステマティックに書き上げることが効果的なこともわかっていました。
ロープレの練習会で、キャリコンを名乗るためにはまず合格することが必要なのだから、まずは合格するための練習をすべき。自分がやりたいことは合格してからやればいい、と仰っている資格保有者の方もいらっしゃいました。
それに従えば、私自身が納得できていなくても、高得点を取れるテクニックを使って効率的に解答を書き(可能な限り)高得点を取り、まずは合格して「キャリアコンサルタント」を名乗れる立場を手に入れるのが良いのだろうと思います。

でも、そうやって自分が腹落ちしていない方法で書いて合格したときに、私自身が納得できるかというと、そうは思えませんでした。

最終的に私が見つけたのは、
①Twitterでお知り合いになった方にJCDAの経験代謝で論述の指導をしてくださる方をご紹介いただいて、対策講座を受講。
②Twitterでお返事くださったオプティキャリア様の論述講座(JCDA版)を受講

という方法でした。

①はZoomを使ってまずは経験代謝と、論述の問の関係について講義していただきました。その後、実際に第18回の論述の問題の解答を送り、添削をしていただきました。
②は音声と資料の講座でしたが、JCDAの経験代謝に沿って問題の解き方を解説しているものでした。
①②を受講して、経験代謝をベースにして問3、問4をどうやって記述するかという方法を自分の中でもう一度練り直しました。

①②でもう一度整理した論述の解き方をベースに作成した解答を①で添削していただいた結果大きく外した解答ではないということだったので、「経験代謝」ベースの解答を作成できそう、と思えるようになりました。

結果的に、日本マンパワーの養成講座の(論述対策ではないですが)講義で行った演習に近い形の解答に落ち着くということがわかりました。

なぜ「経験代謝」を使って解答した解答例がほとんど見当たらないのか?

自分が参加したロープレ練習会で、問3と口頭試問の関係性に悩んでいることと、経験代謝で書きたいのにそういう事例がないのはなぜか、ということを何回か聞いてみました。

・そういうものだから
・日本マンパワー以外の養成講座では「経験代謝」についてそこまで深く講義をしたりしないので、「経験代謝」での解答だけを良しとすると、日本マンパワー以外の養成講座出身の受験生との公平性が崩れるため
・自己概念の揺らぎを、CL中心で書くか、客観的に自己理解不足として書くかの違いでは
・「経験代謝」ベースで問3を解く方法はここ数年のことなので、それより前の「○○不足」で書く解答方法が一般的だからでは
・書けそうなら経験代謝ベースで書けばよいし、○○不足が書きやすいならそちらで書いても、どちらでもOK

といったような回答を得ました(私の解釈が入っていますので、上記そのままをお答えいただいたわけではありません)。

「経験代謝」という考え方を取り入れて問3を解く、という方法が標準化しにくいので、「○○不足」というキーワードを使ってまとめる解法が多くみられるのだろうな、と私は理解しました。

模擬試験、添削では…

模擬試験や添削では、「○○不足」という解答テクニックを使って解答を作成し、提出しました。なぜなら、採点する方たちが「○○不足」というキーワードを使ってまとめることを勧めていたからです。
「経験代謝」ベースで書くのは、その方たちにとってはおそらく想定外の解答になるでしょうし、採点しづらいだろうなと思ったのもあります。ですので、「○○不足」をメインに問3、問4を書き、添削をしていただきました。
その結果、「○○不足」を使ってもそれなりに解答できているということがわかりました。

模擬試験を受ける頃には、「経験代謝」をベースにした解答を書こうと決めていましたが、どちらの方法でも書ける、というのは私にとって安心材料になりました。

第19回の論述を「経験代謝」ベースで書いて不合格だったら、次回は「○○不足」で書けばいいか、という保険というか、バックアップの手段を得たような気持になったのです。

結局どういう風に解答したのか

「経験代謝」ベースで解答を作成しました。
本当に書けているかどうかは別として、私は「経験代謝」ベースで書いたつもりです。

まだ結果が出ていませんし、どのような点がつくのかはわかりません。
また、解答例が公開されないことから、どのように書けばよかったのか、というのもわかりません。

試験日の夜に再現答案を作ってみました。ところどころどうやって書いたか曖昧になっており、完全な再現はできていませんが、大筋は外していないと思います。
点数がわかったら、一つの解答例としてこちらのnoteに載せてもよいかなと思っています。ご要望があればですが。
そしてその場合は少額ですが有料にするかもしれないです(解答をさらすのが恥ずかしいので…)。


長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
これからJCDAの論述試験を受けられるどなたかの参考になれば幸いです。

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