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磯焼け

潜水ジャンキー

アイキャッチは、磯焼け現場なのかはちょっと定かではありませんが、2019/11/04の葉山の写真。

■磯焼けとは

「磯焼け」という現象をご存知でしょうか。
私がダイビングをしていて、海洋環境がヤバイ!と実感する一つ目がサンゴ礁で、二つ目が磯焼けです。

磯焼けというのは、ダイビング雑誌『マリンダイビング』から引用すると、「浅海の岩礁・転石域において、海藻の群落(藻場)が季節的消長や多少の経年変化の範囲を越えて著しく衰退または消失して貧植生状態となる現象」ということらしいです。
この記事、WEBで無料で読めるので、興味のある方は是非ご覧になってください。

まあ、平くいうと、ウニが増えすぎてしまい、ウニが海藻を食べ尽くすことで海藻が減る→魚が減る→海洋環境の悪化 ということですね。(ウニだけが問題ではないのですが)
ここでいう「海洋環境の悪化」は自然の摂理的にはウニによって他の生物が淘汰されただけではあるのですが、ダイバー的には由々しき問題です。
ただ、観賞用としての魚だけではなく、食糧としての海藻や魚にも影響があるので、皆さんにも無関係なものではありません。

■ウニは無敵?

ウニって、割と無敵だと思うんですよね。あのトゲトゲでほとんどの生き物はウニを食べることは難しいと思いますし、私たち人間も、漁師以外の一般人はウニに近寄らないのではないのでしょうか。
ウニの天敵について調べてみましたが、なるほど、弱肉強食の海でもやはりかなり無敵な部類に入る模様。参照した記事はこちら。

■ウニという生き物

この「磯焼け」で問題となっているウニ、食用のあの美味しいウニではなく、「ガンガゼ」や「ムラサキウニ」という種類のウニになります。
ガンガゼだけではないと思いますが、日中は岩の隙間で身を隠し、夜になるとばーーっとたくさん出てきてガンガゼの絨毯になります。
ナイト・ダイビングではガンガゼに注意しないと、スーツに穴が開いたり、怪我をしたりする者続出です。
初めてナイト・ダイビングをしたときには本当に驚きました。そもそもウニが夜になると出てくるということも知りませんでしたし、スーパーでみるあのウニしか知らなかったので、ガンガゼのトゲがあんなにも(20~30センチくらい?)長いなんて……。恐怖!

■ウニが増えすぎて問題なら食べればいいじゃない!

ウニが増えすぎて問題なら食べればいいじゃない!——と、思いますよね。私は思いました。しかし、このウニ、食べてもおいしくないのです。
じゃあ、美味しくできないのか? と試行錯誤したものが「キャベツウニ」となります。聞いたことがある人も多いかもしれませんね。
ウニにキャベツをあげると美味しくなる、という実験。こちら、スーパーに売っているウニをより美味しくしよう! というよりは、害となるウニを美味しくして食用にしよう! という目的で発足されたそうです。
廃棄予定のキャベツを与えたら、海藻の被害も減るし、廃棄物も減るし、ウニもおいしくなって食用になるかも! という一石三鳥ですね。

詳細はこちら↓

三浦の一部レストランで食べられるそうので、三浦に遊びに来たら是非ご賞味ください。ちなみに筆者はウニ全般が苦手なので食べたことはありません。

■ガンガゼはどうする?

さて、じゃあガンガゼはどうするのか。
ガンガゼも「キャベツウニ」の計画が進んでいるようですが、ムラサキウニほど美味しくはならなかったようで、こちらは現在、駆除という方向に動いております。
なお、ガンガゼの駆除は一般人が行うのは禁止ですので、勝手にやらないように。漁協やダイビングショップがたまにガンガゼ駆除のアルバイトやボランティアを募集しているらしいので、そちらに応募し、しかるべき指導を受けた上で行うようにしてください。
私もダイバーたるもの、一度ガンガゼ駆除に参加してみたい……。

ガンガゼ駆除がどういう風に行われているのか、(私界隈の)ダイバー御用達youtubeチャンネル「スイチャンネル」さんで公開されているので、そちらをご覧になるとわかりやすいかと思われます。
水中の呼吸音とガンガゼを叩く音でBGMとして流している猛者《ヘンタイ》もいるほど(笑)

■磯焼けの影響

とはいえ、磯焼けの影響が具体的にどのくらい出てるのか、あまり実感がないかもしれません。
しかし、マイホーム・葉山は、磯焼けの影響が顕著です。
葉山は冬から春にかけて、昆布が育ち海藻ジャングルとなるのですが、ここ5年ほど海藻ジャングルにはならず、一昨年、去年、そして今年と海藻ジャングルは見られませんでした。
黄金期の海藻ジャングルは結局この目では見られなかったので写真はないのですが、葉山ダイビングサービス(湘南ドットコム)の公式HPを見ると、わさわさ! 見たい……。ちなみに、マイホーム・ショップなので、葉山で潜る際には是非葉山ダイビングサービスを!!

■まとめ

以上、「磯焼け」の現状と対応策でした。
スキューバダイビングを通して見る海の世界は綺麗ですが、珊瑚礁の消滅や磯焼けのような海洋環境の問題にも目がいくようになったことは、素直に良いことだなと思いました。

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