アップデートを繰り返す右手
長いことギターを弾いていると
・あれ?今日すげぇ調子いい!
・今日はサイテーだ
という事はしょっちゅうあります。子供が生まれてからはギターばっかり弾いている訳にも行かなくなり、時々「何週間かぶり」に触ったりすると、「あれ?こんなんだっけ?」とか、感覚が良く分からなくなることがあります。
でも、ギターを弾くことは僕が生きる上でとても大事なこと。ですので、いつでも戻ってこれるように「感覚だけは忘れない」ように触ることを意識しています。
そうした中で変化していったのが「ピッキング」。右手の動作です(左手の人もいるけどね)。
自分の特性
僕は所謂「速弾き」とかする人ですが、大学卒業時くらいはゴリゴリにフルピッキングしてました。インペリテリに感化されて。
その方がリズムも取れるし、何より「ガガガッ」というアタックが好きだったので。自然と弦をバチンと結構な強さで弾いていました。それが男らしいとか思ってた(笑)。
勿論それだと疲れるので、その頃からアクセントというものを意識しだして、大分力まないで弾けるようになったと思います。
でも、この弾き方って、毎日長時間弾いている前提のもの。子供が生まれて初めて数カ月触らなかったという体験をしましたが、そうなると忘れちゃうし、何より全盛期の強さでピッキングできません。
どうしようかと考えました。
普段目いっぱいのディストーションで弾いているので、力を入れてもいれなくてもそれなりに音は出るんですよね。しかも、久しぶりに弾くと「明らかに」力みます。だから出音がどんどん硬質になる。
ですので、今まで深く当てていたピックを見直しました。厚さとパワーで持っていった黄金期から離れ、小ぶりになっていきました。
最近は下の3枚をよく使っています。
赤いのは、みんながよく使う「JAZZ3」ですね。みんな使うから避けてましたが(笑)、今のスタイルには丁度良くフィットします。音質重視でウルテム素材のものもありますが、僕には赤が丁度いい。
上のVpickはたまたま楽器屋で買ったもの、暑さは2ミリ以上ありますが、軽い力で粒がそろうのでライブ向けです。
べビメタの大村君も使ってますね。
アクセントだけでビート出すの、すっげぇなぁ…。
彼、色んな所でギター弾いてますけど、個人的にはウロボロスが好き。
女の子の声とディストーションって、すごい合いますよね。個人的にはですけど。
で、最後に紹介する左のIKMは子供が生まれた直後に出会ったもの。一時期使いにくくなっていましたが、今またフィットしだしてます。
ただね、もう廃版っぽい…。残念。
たぶん子供達が大きくなるにつれて、また弾き方も変わっていくし、その時にまたピックも変わっていくと思います。
イングヴェイみたく変わらない美学もありますけど、これで食ってるわけじゃないので、その時その時に応じたアップデートをしていく方が僕には向いています。
あ~。またオリジナルのバンドやりてぇ。
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