ガンダムLT飛び込んでみて良かった

はじめに

この記事は RPACommunity Advent Calendar 2022 の12/7です。

12/6(昨日)は、こうさんの RPAのトレンド考察(2022年)|こう|note です。
12/8(明日)は、HANACCHIさんの「綺麗にPowerPointのスライドを作成する」だそうです。


コロナ禍もまだ落ち着きを見せないこのごろ みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ふれーむです。

今日は「ガンダムLT飛び込んでみて良かった」という話を書いてみたいと思います。せっかくなので色々と裏側で迷走していた事も書き残しておこうな……

コロナが奪っていった物理イベント

新型コロナ感染症禍もまだゴールが見えない昨今ですが、どうにもこうにも物理イベントが減り、2020年からは急激にオンラインイベントが増えましたよね。

物理イベントからオンラインイベントに激変したよねー というのはまあ良いのですが、イベント参加において、個人的にはどうしても物理イベント駆動になっている面があるように思います。

それは登壇です。(特に自分が絡んでないコミュニティのやつ)

個人的にはコロナになってからリアルイベントが減った事もあって、なかなか登壇する機会がなくなってしまい、久しぶりになにか喋っておきたいなー と思いながらも機会がなく…… と言った状況が続いていました。
(意訳:リハビリしたい)

※まあ別の角度からいうと、技術同人誌の執筆関連でアウトプット量が結構求められるケースが増えたのもあり、アウトプット欠乏症みたいな事にならなかったのも大きいのですが。

あと、8/5(金)に取ろうとしてた資格がやっとこさ取れて一息ついた頃 という絶妙な時期でもありました。

そんなとき颯爽と現れたガンダムLT

そんな頃、フォロワーのうさみこさんが8月8日にこんな事を言っていたのがまあそもそものLT参加のきっかけでした。

RPA…全然知らないとこだしネタ提供すればいいかな と思っていたら
(なおSEEDは見たの20年前なので最初に言及したタイミングでは思いっきりアスランとキラを取り違えています 今改めて見るとひどいなw)

ナンパされました (*ノェノ)キャー

なお、このタイミングで話のネタとしての底本はすでにある状態で、

https://nextpublishing.jp/book/12430.html

この第21章(実は私もこの本の共著者だったりはする)に「開発時情報が得られないケースにおいての後付けでの規模見積りについて」として私が書いた内容をほぼほぼ転用したら話的にはイケるな… という目処はついていた つもりでした。

なおこのネタを選定している以上、ITの王道的な話に帰結するのは自明なんで、刺さる人はそれなりにいるだろうし、聞いてくれてる人的にこれなら大外れはしないだろう という前提でLTを組んでいく方針としました。
※この点については一応あんまり想定と外れなかったのが良かった

実際にLTのネタを組んでみたら迷走が始まる

理論的なところはある程度組み上がっているので、情報を集めてはめ込めばいい…… はずだと思っていた時期が私にもありました。
ところが最初にわかったネックは、そもそもの推定元になる「OSの開発時間」を実時間計測するところでした。

LTを見ていただいた方はおわかりかとおもいますが、
実開発時間 1分。
カップ麺も作れませんねこれでは。

加えて当時(SEED放映のタイミング)でよくネット(当時の話なんで、おそらく2chとか)とかで言われてたのは「コーディネーターの開発スピードやべえw」だったので、当時の雰囲気を出すために、当時の情報を集めてきて計算したら4.8億倍とかでてくるわけですよ。

これでは大ボラ・大風呂敷を広げるだけ広げて畳まない、投げっぱなしLTになってしまうやん!
そりゃそれで面白いんだけどさすがに聞いてる人がポカーンとしそうだな…… と。

実は当初は別のオチで落とすのを検討していた

で、そもそも「(コーディングだけと仮定して20%の工数で)ざっと1億倍の生産性を出すためには指ついてこないんじゃ?」という検討に入ったのですが……
超絶な反応速度を人に与えると言うと…? そこで頭をちらつく阿頼耶識システムw
頭をちらついて離れない阿頼耶識システムw

いきなり三日月オーガスさん(鉄血のオルフェンズの主人公ですね。)が出てきて、「脊髄の反射でなんとかしたんだ」的な話をぶちこんだとして、これはこれで聞く人が置いていかれるよなぁ と言うのは想像にかたくないですね。
そう、ここでLTの骨子は一旦座礁していたのです!(今だから言えるやつ~)

ちなみに三日月オーガスさんの幻影にうなされていたのがちょうどお盆(8月中旬)頃でした。

盆だしね、仕方がない。

ついでに言うと9月頭までプライベートがちょっと忙しかった

実は別件でちょっと大きい用事があった事もあり、9月頭までLTのネタは完全に座礁して難破寸前だったので、そっと見ないふりをして寝かせていました。

一応私はエンベデッドシステムスペシャリストでもあり、組み込み分野の知り合いもいるので、一応ガチのエンベデッドシステム勢の人(エンベデッドシステムで大学の教鞭取ってる人とかエンベデッドシステムで情報工学部門の技術士持ってる人)に質問を投げておいたのです。
※とはいっても私がやっていたのはハード・ソフト両面の統合検証とかフィールドエンジニアリングが中心で、ゴリゴリの制御系っぽいのをしてたのは大学の卒研だけなんですよね。どっちかというとなんちゃってハード系ですw)

やはり実務でバリバリやってきてて、歴史と並走してきた人はこういう時のヒントが恐ろしく早い…! ROS (Robot Operating System)の歴史的な経緯や2002年と今の状況を実体験ベースで色々教えてもらえました。これで一気に話が現実的になり、筋としても繋がり、当初あんまり想定してなかったノーコード、ローコードっていいよね!という話まで一気に話の連続性が確立できました。

※ちなみに普段からこの2人とは意見や情報交換をしてて、アルゴリズムとか実現方式の相談がせんせー側にある時は私が答え、エンベデッド系の質問があるときはせんせー側が答える みたいな関係がずっと続いています。こういうのは気軽にやりとりできる繋がりがあるだけでずいぶん楽になりますね。Give&Give的な感じです。

結果、LTの話的にきれいに辻褄があったのは確かLTの3日前ぐらいだったはず… 締切効果って偉大ね。

今回、ガンダムというネタでLTをやってみて思ったこと

個人的な実感としてなのですが、ITの仕事ってエキスパート的な職務になりがちなので 自分のテリトリーのところは掘りに行くし触れる機会もある、さらに業務上でそういうのを学ぼうね みたいなインセンティブや方向性を出してもらえがち……だけど、自分のテリトリー外のところって全然そういうの普通はないよね という気がしてます。

そう、知らないところって触れる機会が意外にないんですよ。知らないからね。
知らない→触れない→知らない の無限ループにすぐなっちゃう。

なお私もご多分に漏れず、この話が出るまでRPAコミュニティの存在は知らなかったんですよね。
でもRPAの話メインじゃないのでLTができました。これって凄くないですか?

※なお私の場合、前職が社内SE(MSAccessでシステム内製)だったので、RPAはどうにもハマらないタイプの環境だったのも大きかったです。MSAccess同士だとVBAで連携きちゃいますからRPAを入れるメリットが相当に提示しにくいのです……(そんな経緯もあり、理屈としては知ってたけどまったく情報掘ったりしてなかった。)

やってみて気づいた 世界が妙に狭い あとフッ軽すごい

実は某RPAの本を書いてたりもする友人が大阪に取材に来た流れで、飯食いに行ったんですよね。LTの翌日。
前日からの当日なので、「昨日こんな事してた」という話になったわけですが、「RPAコミュニティってチャラ電Mitzさんのとこでしょ すげー!」って言われて まさかそんなコミュニティに気づかない間にリーチしていたとは… という事実を後で知ったのでした。

更にその後、チャラ電Mitzさんのフッ軽さに2回ほど実はびっくりしたのです。

1回目はこのツイッターですね。こういうところまで行くんだ!という驚きが。(実は弊社もこの動画に出てきてちょっと嬉しかった という面も多分にありますがw)

2回目は 技術書同人誌博覧会 (gishohaku.dev) でした。

なお技書博当日も参加頂いたようでありがとうございました。https://twitter.com/CharaDenMitz/status/1594149398388576257?s=20&t=KpOqpXysW6QdppHY7JrjUw

LTでは当日スタッフしてるよ~ ぐらいの話しか触れなかったような気がするのですが、実は私、技書博のコアスタッフもしておりまして、技書博7も参加したかったのですが冒頭でも触れた最近流行りのビッグウェーブに乘ってしまい、参加を見合わせた…という経緯でした。
お会いしたかったのですが残念……。

こういう(色んなところにアンテナを張りつつ実際に行く)動きって地味に凄い事だと個人的には思っているのですが、意識的にやらないとなかなかこういう動きにはならないだろうな という気がしています。
でもこういう動き、大事なんですよ。

流れてない水ってすぐ腐っちゃうよね

個人的にはエンジニアって技術的な道理の積み上げで仕事をする職だと思ってて、世の普遍的なルールはだいたい組織だったりチームだったりにも当てはまるんじゃないかな と思う事がままあるのです。

例えば、息は吐かないと吸えないし、流れてない水ってすぐ悪くなったり腐ったりしちゃうんですよね。

コミュニティ運営とかもそうで、新たな人が入ってきたり、(限られたコミュニティの中だけにとどまらず)外に出ていったりしないと、マンネリ化してみたり変化がなくなってしまったり、コミュニティとして緩やかに辛くなってくるような実感があります。

今回ガンダムLTに参加してみて思ったのですが、普段は関係ない角度でのイベントが新しい軸を起点に参加できるのは非常に良いな……という学びがありました。

1回目があるということは……?

なお、そんなガンダムLT 来年1月に第2段だそうで。

懐の広いガンダムLTは多分この記事を読んでくれた人のLT参加をお待ちしているはずです!

ツイッターとかで言及してかーでぃさんに軽率にナンパされよう!w

追伸:そういえば

履修状況、書けそうなひとは書いてもらったほうがよくない?
(皆さんの履修状況はちょっと気になっていますw)

水星の魔女面白いですね


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